ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

中山間地域の役割・振興

中山間地域の農業・農村の現状

■農地の持つ多面的機能の低下
 中山間地域は、岐阜県の面積の約8割、耕地面積の半数近くを占め、農家の約半数が営農を営んでいます。
 しかし、都市部と比べ地理的、社会的、経済的条件は恵まれず、農業生産基盤や生活環境基盤の整備が遅れています。
 過疎化、高齢化が進行し担い手や後継者の確保が難しくなってきていることから、集落機能が低下し、農地の持つ多面的機能の低下も心配されています。

中山間地域の役割

 中山間地域は、岐阜県の北部に代表されるような山あいの小さな農村地域が多く、自然豊かで地域の伝統・文化が数多く残っています。 
 美しい農地は、大地の恵みをもたらすだけでなく、洪水調整や水源涵養、生物の生息場所といった様々な公益的な機能を持っています。

中山間地域の振興について

 中山間地域は、県土に占める割合も大きく、県全体の半分近い農地が存在しています。
 しかし、地理的、社会的条件等は平地部と比べると決して良い条件ではありません。
 このため、生産性が悪く農家が用水路の改修などにお金をかけられない状況にあり、施設の老朽化が進んでいます。
 岐阜県においては、こういった条件の悪い地域には高い補助を行い、農地や用排水路、農道など、農業生産基盤を整備していきます。
 また、自然景観と伝統文化を維持するため、自然景観に配慮した、都市との交流を促進する、地域の安全を確保する施設など、生活環境基盤の整備を行い、中山間地域の振興を図っていきます。

中山間地域を維持するための農業農村の振興

(1)地域特性を生かした農業の展開
 多様な担い手を対象としたきめ細かい農地、用水路、農道の整備をします。
 生態系に配慮した計画と整備をします。

生態系に配慮した水路整備
生態系に配慮した水路を整備

(2)人が住み集落機能を維持できる定住条件の確保
 日常生活に密着し、緊急時の迂回路ともなる道路の整備をします。
 集落の安全を確保する排水路、防火水槽等の整備をします。

集落道の整備
集落内の道路を整備

<外部リンク>