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地域の概要

概要

 管内は、岐阜県北部に位置し、県土の約40%を占める。耕地は標高300mから1,450mに分布し、冷涼な気候と牧野を活かした園芸・畜産・水稲を三本柱とした山村農業地帯である。
 農業粗生産額からみた畜産は、約30%を占めており、中でも肉用牛は50%を占め、最も重要な産業である。
 畜産の特徴としては、夏山冬里方式による牧野を活用した黒毛和種の生産が盛んで、18カ所に約1,500頭が放牧されており、放牧衛生は当所の重要な業務となっている。肥育牛も全国トップブランドの「飛騨牛」の名のもとに、主産地としての位置を確立している。乳用牛については、豊かな自然環境の中で自給粗飼料が生産され、風味ある牛乳として県内はもちろんのこと、中京地域においても好評を得ている。養豚養鶏においても地産地消の畜産物として管内市場で流通されている。
 近年、牛や豚の口蹄疫の発生をはじめ、岐阜県内外で発生した豚熱や高病原性鳥インフルエンザは、海外から国内に侵入し地域の畜産業界に大きな打撃を与えた。岐阜県では、これら重大な家畜伝染病に迅速・的確に対応するため、飛騨家畜保健衛生所において、家畜疾病の診断及びバイオセキュリティ等の機能強化に向けて、令和2年に病性鑑定係を設置し、令和4年に高度病原体検査施設及び解剖・焼却施設を備えた新施設として移転整備し、県北部の拠点として他の家畜保健衛生所と連携し、県全体の家畜防疫体制を強化するとともに、飛騨地域の畜産業の発展に尽力している。

御嶽山をのぞむ風景これから放牧

管内市町村(4市村)

飛騨地域を示す地図

高山市 (旧高山市・丹生川村・清見村・荘川村・宮村・
久々野町・朝日村・高根村・国府町・上宝村)
17年2月1日合併
飛騨市 (旧古川町・河合村・宮川村・神岡町)
16年3月1日合併
下呂市 (旧萩原町・小坂町・下呂町・金山町・馬瀬村)
16年2月1日合併
大野郡白川村  
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