GAP(ギャップ)とは「Good(良い) Agricultural(農業) Practice(実施)」 の略語で、食品安全、環境保全、労働安全などの観点から、農業生産工程全体のリスクを管理し、「適正な農業を実施」していくことです。
適正農業管理あるいは生産工程管理などと訳され、近年、全国的にGAPの導入が進んでいます。
残留農薬超過事例、汚染米の不正流通、産地の偽装表示、食中毒など・・・食の安全・安心を脅かす事件が発生しており、消費者の食の安全性に対する高い関心と厳しい視線や行政による食品安全に関する規制(農薬取締法、食品衛生法、水質汚濁防止法など)などがあり、そうしたものに対応する必要があります。
また、農産物の生産から出荷まで、農薬・肥料だけでなく、病原性微生物(O157、サルモネラ菌など) 、重金属、異物混入など様々なリスクへも対応しなければなりません。
そういったことから、これまで以上に安全な農産物の生産・供給体制の強化が必要不可欠となったことから全国的に導入が進んでいます。
食品安全、環境保全等の観点から、注意すべき点検項目を定め、適正な農業生産方法をマニュアル化、これに沿って実施した取り組みを記録に残し、検証、見直し・改善を行って、農業生産工程を管理します。
GAPに取り組むことによりメリットとしては、
・生産工程を管理することで、効果的に農産物の安全性を確保
・記録をとることで、問題発生時の対処が可能
・産地の信頼性向上
・食品安全のみならず、環境保全、安全労働、経営改善など含め取り組むことが可能
などが挙げられます。
GAPの導入効果を発揮するためには、産地等が目的、必要性について理解し、産地が主体的に取り組むことが必要です。
また、様々なGAPが全国で展開される中、取り組むGAPの内容は、産地が取組目的、状況に応 じて主体的に判断することが大切です。
県では、非認証のGAPを基本とした「導入推進マニュアル」を策定したり、指導者育成を進めています。