観光コラム集

新「高山市」が誕生しました(高山市) 「ひな祭り」(全域)
「岐阜のさくら」(全域) 「おあむ物語」(大垣市)
「花フェスタ」(可児市) 「癒しの里 牧歌の里」(郡上市)
「鵜飼いと長良川を満喫しよう!」(岐阜市) 「東京で岐阜に会う」(全域)
「乗鞍岳が山開きしました」(高山市) 「飛騨小坂は山の町」(下呂市)
「郡上踊り」(郡上市) 「祝!高山線全線開通」(飛騨市)
「川と暮らす岐阜の人々」(海津市) 「野麦峠」(高山市)
「味覚の秋・岐阜の味」(全域) 「美濃和紙の町へ」(美濃市)
「スポーツ天国ぎふ」(全域) 「鰤(ぶり)街道」(高山市)
「秋まつりと紅葉」(全域) 「ギフチョウ由来の地へ」(岐阜市)
「天下分け目はお雑煮の分け目?」(全域) 「宝光院裸まつり」(大垣市)
「山内一豊の妻『千代』は郡上が出生地」(郡上市) 「白川郷・合掌作り」(白川村)
「三寺まいりと酒造めぐり」(飛騨市・高山市) 「鮎鮨と御鮨街道」(岐阜市)
「太平洋から日本海へ さくら道」(高山市・郡上市) 「春の木曽三川公園へ」(海津市)
「春の味覚」(全域) 「岐阜の工芸品・水うちわ」(岐阜市)
「楽しさ満開世界一のバラ園へようこそ」(可児市) 「兵どもが夢の跡」(岐阜市)
「岐阜の鮎」(全域) 「徳山ダム」(揖斐川町)
「夏の風物詩 花火大会」(岐阜市) 「祝!東海北陸自動車道全線開通」(全域)
「今年の夏休みにグリーン・ツーリズムはいかが?」(全域) 「モーターフェスティバル コルモラーニ2008」(岐阜市)
「栗の話」(中津川市・恵那市) 「きつね火まつり」(飛騨市)
「岐阜の水族館」(岐阜市) 「下呂温泉花火ミュージカル冬公演」(下呂市)
「ぎふの柿」(本巣市) 「いわむら城下町のひなまつり」(恵那市)
「迎春準備 飛騨の花餅」(高山市・下呂市) 「谷汲山華厳寺」(揖斐川町)
「節分の日」(全域) 「古式日本刀鍛錬」(関市)


                 
         観光コラム 「古式日本刀鍛錬」(関市)

関市は岐阜の中央部に位置します。長い歴史に培われた「関(Seki)の刃物」は、現在はドイツのゾーリンゲン(Solingen)、イギリスのシェフィールド (Sheffield) と並んで刃物の3Sと呼ばれるほど世界的に有名になりました
 「関の刃物」の歴史は古く、700年程前の鎌倉時代にさかのぼります。元重(もとしげ)という刀匠が九州から美濃に移住し、初めて刀剣鍛冶を始めました。この地には良質な焼刃土(焼き入れに欠かせない土)や松炭、水などがあり、刀剣鍛冶には適した条件を備えていました。これが関鍛冶の起源です。関鍛冶には多くの名匠が生まれ、中でも名刀「孫六」として名高い孫六兼元や志津三郎兼氏などは大変有名です。刀剣鍛冶が、最も栄えたのは室町時代で、この時の刀匠の数は、300人を数えたと云われています。そこから、「関七流」といわれる「善定」、「室屋」、「良賢」、「奈良」、「徳永」、「三阿弥」、「得印」の七組織がなされました。各派が互いに技術を競った結果、多くの武将に愛用された高い芸術性と「四方詰め」と呼ばれる鍛錬法を編み出し、「折れず、曲がらず、よく切れる」の優れた実用性を誇る名刀を造る下地となりました。江戸時代の中頃には刀剣鍛冶も衰えて、一部の刀匠は包丁や鎌などを打つ野鍛冶にかわり、大阪や堺方面の商人と取引を始めました。これが関の打ち刃物工業の始まりです。更に、明治9年に廃刀令が布かれた後は、刀剣鍛冶のほとんどの人が、実用的な家庭用刃物や鞘物(さやもの)、はさみの生産に転向していきました。
 現在、関では日本で初めての「ポケットナイフ」を目当てにナイフファンや業者が世界中から集まって来ます。そのポケットナイフの歴史を開いたのは福地広右衛門翁という人物で、明治時代に初めて商品化に成功しました。「舶来式折込小刀」という名前をつけて、当時としては異国の刃物の雰囲気を感じさせるスタイルだったのではないでしょうか。大正の中頃には金属洋食器の生産、昭和の初めには安全カミソリの替え刃の生産も始まりました。
 現代では、この他厨房用品、爪切り、ハサミ、包丁なども全国シェアの多くを占めています。中でも包丁は、全国の約6割を生産しています。

 これらの貴重な匠の技を紹介する『関鍛冶伝承館』というものが関市にあります。そこでは関鍛冶の歴史や刀装具などを映像・資料・展示により紹介しています。1階の刀剣展示室には、関を代表する兼元・兼定の日本刀などが展示されています。2階では、ハサミや包丁などの近現代の刃物製品や、カスタムナイフ作家のナイフコレクションのほか、SEKICUT、国内外のナイフ作家の作品を一堂に展示しています。
 また、毎年3、4、6、11月の第1日曜日と1月の打ち初め式、10月の刃物まつりでは、関鍛冶伝承館の日本刀鍛錬場で一般公開され、多くの見物客でにぎわいます。
 是非、古式日本刀鍛錬をご覧になって下さい。刀匠が刀の基になる玉鋼(たまはがね)を火床(ほど)で熱し、大鎚(おおづち)を振り下ろして鍛える。「トン、テン、カン」という音とともに激しく火花が飛び散り、気迫のこもった昔と変わらない姿を堪能出来ることでしょう!

古式日本刀鍛錬及び外装技術の一般公開

【公開日】
 12日(打初式)
 3月、4月、6月、11月の第1日曜日
 10月は、刃物まつり期間中に公開します。
 (2月、5月、7月、8月、9月、12月は休みます。)


【実演公開時間】
 午前10時〜/午後130分〜/午後230分〜の3
 但し12日は午前10時〜の1回だけです。
 10月は刃物まつりの日程によります。


【アクセス】
 長良川鉄道・刃物会館前駅から徒歩約5
 東海北陸自動車道 関ICから車で約10
 東海環状自動車道 富加関ICから車で約15


【問い合わせ】
 関鍛冶伝承館 (пj0575233825
 関市教育委員会文化課 (пj0575-24-6455

                 
                 観光コラム 「谷汲山華厳寺」(揖斐川町)

岐阜県揖斐川町に谷汲山華厳寺(たにぐみさん・けごんじ)という、天台宗の寺院があります。この華厳寺の歴史は古く、延暦17年(798年)、奥州会津の豪族、大口大領(おおぐち・だいりょう)により本願され、豊然上人(ぶねん・しょうにん)が開祖となって創建されたと縁起書に残されています。谷汲の名は、お堂近くの谷の岩穴から油が湧き、汲めども尽きないその油を灯明に用いた事にちなみ、醍醐天皇(885-930)が『谷汲山』の山号(さんごう)と『華厳寺』の扁額(へんがく=門戸や室内に掲げる横に長い額)を下賜した事に由来します。華厳寺という寺号(じごう)は本尊に華厳経が書写されている事にちなみます。
 いにしえより深く厚く人々の信仰を集める谷汲山華厳寺は、西国三十三所観音巡礼第三十三番札所、満願霊場としても知られています。生い茂る木々に囲まれた広い境内に点在するお堂が、静かな中にも荘厳なたたずまいを見せています。
 総門から、50軒ほどの商店が立ち並ぶ門前町参道を上ると、仁王門があります。左右に仁王像が安置され、巨大なわらじが奉納されています。その仁王門からまっすぐ延びる長い石畳を歩いていくと、いよいよ華厳寺の本堂です。本堂には本尊である十一面観世音菩薩像が安置されています。左脇士(きょうじ)に不動明王を、右脇士に毘沙門天を従えています。この御本尊は秘仏のため普段は見る事ができません。本堂の左右の柱には巡礼を終えた人々が撫でる「精進落としの鯉」と呼ばれる銅製の鯉が打ち付けてあり、また堂内には「戒壇(かいだん)めぐり」があります。
 本堂裏には笈摺堂(おいずる・どう)と呼ばれるお堂があります。花山法皇(かざん・ほうおう968-1008)は西国三十三所の霊場を自ら徒歩で巡幸され、華厳寺を満願の地とし、御禅衣(ごぜんい=禅僧の衣装。笈摺のこと)、御杖(ごじょう)、及び三首の御詠歌(ごえいか)を奉納されたと伝えられています。笈摺堂には現在も、巡礼を終えた人々の笈摺や千羽鶴が奉納されています。また、子安観音を御本尊とする子安堂には安産祈願や子どもの健やかなる成長を願う親御さんたちが多く参拝に訪れます。
 さて、『華厳寺の御本尊は秘仏のため見る事ができない』と書きましたが、しかし、平成21年3月、この御本尊が54年ぶりに公開されるのです。是非この機会に華厳寺へお出かけいただき、観音様とのご縁を結んでみてはいかがでしょうか。
 華厳寺は、春には桜、秋には紅葉の名所でもあります。御開帳期間から少し遅れますが、お花見の頃ともなれば華厳寺の参道沿いに約1kmの桜のトンネルが出現します。その見事さは県内最大級にして、一見の価値ありです。「飛騨・美濃 紅葉・さくら33選」にも選ばれているほど。
 この春はぜひ、揖斐川町谷汲の華厳寺へお出かけください!

■谷汲山華厳寺御本尊御開帳   平成21年3月1日(日)〜14日(土) 9:00〜16:00
■所在地: 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23番地  電話:0585-55-2033
■拝観時間: 8:00〜17:00  
■拝観料: 無料

■納経時間: 8:00〜16:30  
■御祈祷・供養: 9:00〜15:45

■御開帳問い合わせ 社団法人谷汲観光協会  電話:0585-55-2020
               谷汲山華厳寺西国三十三番札所御開帳奉賛会  電話:0585-55-2231
                (揖斐川町商工会谷汲支所内)

 華厳寺御開帳期間のうち、平成21年3月1日(日)・7日(土)・8日(日)・14日(日)に門前まつりが行われます。1日と8日には岐阜県重要無形民俗文化財第1号に指定された「谷汲踊」も披露されます。谷汲踊は鎌倉時代より伝わる踊りで、源平の合戦に源氏が勝利したことを祝って踊ったのが由来とされています。江戸時代は雨乞い踊りになったり、すたれかけたりもしましたが、戦後、豊年満作を祈願する現在の踊りになりました。鳳凰の羽根を形取って扇状に広げ、一本一本に色紙を巻いた長さ4mの「シナイ」と呼ばれる竹を背負って揺らし、胸に直径70cmの大太鼓を吊るして打ち鳴らしながら、12人一組となって踊ります。踊り自体は一回10分程度です。短いと思われるかもしれませんが、シナイと太鼓とで総重量なんと約30kg(!)の装束を着けて踊るのですから、男性でも10分でへとへとになってしまうのです。この伝統ある勇壮な踊りをぜひご覧ください。

◆谷汲門前まつり(郷土芸能祭)
◆平成21年3月1日(日)・7日(土)・8日(日)・14日(土) 10:30〜 4時間程度
◆場所: 揖斐川町営 華厳寺 門前駐車場  ☆同駐車場にて特産市を14日間連続開催!

                  
               観光コラム 「いわむら城下町のひなまつり」(恵那市)

 岐阜県恵那市岩村町は江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄えました。日本大山城の岩村城をいただく城下町の歴史と旅情は、一度訪れた旅人を虜にするに違いないでしょう。岩村は、中山道46番目の宿場町で、大井宿のあった旧恵那市から車で20分ほど南にあります。JR中央本線恵那駅と終点・明智駅を結ぶ、全長25.1kmのわずか10駅だけ走るローカル線の明知鉄道で番目の駅が岩村です。駅前から岩村城の麓まで、一直線に続く1.3qの古風な町並みにはいまも江戸時代の風が流れています。町を貫流する岩村川の北側が武家屋敷、南側が商家に区分されて、商人町全戸数147軒のうち約3分の1の55軒が江戸時代の建物なのです。格子造り、平入り2階建て、もしくは厨子階建て、木村邸の裏通りのナマコ壁が残っています。岩村城跡に向かって、ゆるい勾配で上っていくひと筋道に、平入りの軒の水平線が段をなしてつづく景観も見事です。江戸情緒が残るこの町並みは平成10年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 毎年、ここで行われる「いわむら城下町のひなまつり」では、古い町並みの通り沿いにある旧家の母屋や蔵、それに商店や文化施設など約70ヵ所に色とりどりの貴重な雛人形が展示されます。城下町ということもあり、江戸期から代々伝わる由緒あるものや、約230年前に作られた岩村藩主邸に伝わる古今雛や、明治天皇の土雛など、東濃地域ならではの土びなが数百体が紹介されるほか、お茶会などの関連イベントもあります。
 中でも最も古いといわれているのは「あしざわや」というお茶処に飾られているお雛さまで、天保四年(1833)のものもあります。また、「勝川邸」にある享保雛は、勝川邸の蔵に保存されていたお城より拝領のお雛様で、江戸期のお雛さんでは一番大きいそうです。
 皆様ぜひ一度足をお運びください。

  ◆期間:平成2121(日曜日)〜43(金曜日)まで

  ◆時間:21日〜228 /午前10時〜午後4(冬季時間)
      31日〜43日 /午前9時半〜午後4時半
  ※各指定管理施設の休館日は異なりますのでお問い合わせ下さい。

  【問い合わせ】まち並みふれあいの舘(月曜休)TEL 0573-43-4622
                       恵那市恵南商工会岩村支所(土・日休み) TEL 0573-43-2636

★岩村町のみどころ★
 1.岩村城址(日本百名城選定)
  日本三大山城で、織田信長のおばが女城主として統治してたことでも有名
  です。

 飛騨・美濃すぐれものでも紹介されている
2
.女城主・吟醸工房・岩村醸造(株)http://torokko.shop-pro.jp
  岩村城下町の古い街並にある蔵元です。こだわりの地酒「女城主」は、
  名水
100の天然水と高度に磨いた酒米を使って造った逸品です。又、
  吟醸酒と純米酒のみを造る吟醸工房でもあります。

 3.(有)松浦軒本店 http://www.matsuuraken.com
  カステラで有名な松浦軒。創業寛政8年。現在で七代目。長崎に伝えられ
  た当時のままの製法を守り続けています。210年前、岩村藩の御殿医が
  長崎よりその製法を持ち帰ったことがはじまりです。

   

         

                 
     観光コラム 「下呂温泉花火ミュージカル冬公演」(下呂市)

 飛騨山脈に囲まれた清流飛騨川の流域に湧く下呂温泉は、江戸時代、徳川家康、秀忠、家光、家綱の四代の将軍に仕えた儒学者、林羅山(15831657年)により、有馬・草津と並ぶ「三名泉のひとつ」と賞された天下の名泉です。
 
 下呂温泉は、無色透明でほんのりとした湯の香りがあり、実になめらかな肌ざわりの温泉です。入浴すると身体が大変温まるので血行が良くなり、疲労回復や健康増進に効果があるため「健康の湯」といわれています。また、pH値9以上というアルカリ性特有の石鹸効果によりツルツルした肌ざわりといわれ、「美人の湯」とも呼ばれています。

 
 この温泉街の真ん中で、今年で8回目を迎える「下呂温泉花火ミュージカル冬公演」が開催されます。夏の一大イベント「下呂温泉まつり」のフィナーレを飾った「花火ミュージカル」をもしのぐ人気となっています。普通の花火大会と違って、全国的にもかなり珍しい花火のライブショーという事で、毎回一目見ようと、大勢の人が下呂温泉を訪れています。

 
 コンピューターを駆使した特殊演出花火が、冬の温泉街の澄み切った夜空に様々な音楽のリズムに合わせて華麗に打ち上がる光景は、とにかく必見です。

 
 今年は、『あなたのリクエスト曲で花火が打上がる』という企画第1弾として「冬の温泉街に合う曲」「クリスマスの曲」「思いでの曲」「テンポの良い曲」などエピソードやメッセージと共に一般から募集をしました。たくさんの応募の中から選考された曲は22日、23日の特別公演で使用されます。どうぞ、お楽しみに!

 
 
今年の「冬公演」の日程ですが、126日、13日、20日の 3回の土曜日が、『通常公演』。1222日(月)と23日(火)は、時間も30分に延長して、通常公演より グレードアップした『クリスマス特別公演』!10,000発の豪華な仕掛け花火と、1,000発の打ち上げ花火、スターマイン10基を見ることができます。
 花火の打ち上げ場所の「
下呂大橋上流」は、温泉街から近いのでビューポイントはたくさんありますが、おすすめは下呂大橋の上やしらさぎ緑地公園です。また、宿によっては、お部屋や露天風呂からでも、綺麗に見ることができます。寒い夜、ゆったり温泉につかりながら、真冬の花火を楽しめたら素敵な思い出になるのではないでしょうか!

 【通常公演】
  
   日  時:126日(土)、13日(土)、20日(土)    2000分〜2015
   打上数:仕掛花火 7,000
   駐車場:市営駐車場、雨情公園駐車場、下呂温泉合掌村下駐車場

 【クリスマス特別公演】

   日  時:1222日(月)、23日(火・祝)        2000分〜2030
   打上数:仕掛花火 10,000発、打上花火 1,000発、スターマイン 10
   駐車場:市営駐車場、雨情公園駐車場、下呂温泉合掌村下駐車場、湯之島グラウンド、
         下呂小学校グラウンド、下呂中学校グラウンド

   打上げ場所/下呂大橋上流飛騨川河畔(荒天・河川増水時中止)

   お問い合せ/下呂市観光課    0576-24-2222(代)

   宿のご予約/下呂市総合案内所  0576-25-4711


   また、ウインターイルミネーションも同時開催します。

 花火の観覧スポットでもある「しらさぎ緑地公園」の桜の木にイルミネーションを施し、やわらかな光で暖かな空間を演出します。温泉街の中心でロマンチックなひとときをお過ごしください。

   期間:126日(土曜日)〜1223日(火曜日)
     ※6日の花火終了後に点灯式を行います。
   時間:1700分〜2200分(花火ミュージカル開催時は消灯します)
   場所:しらさぎ緑地公園(花火の観覧スポットと同じ場所です)
  

                 
     観光コラム 「モーターフェスティバル コルモラーニ2008」(岐阜市)

 東海地区で最大規模の自動車イベント「モーターフェスティバル コルモラーニ2008」をご存じですか?
 このイベントは岐阜から全国に向けて走り出した「くるまの祭典」で、スーパーカーやクラシックカーを一堂に会して、パレード、ロードパフォーマンス、展示をおこなうクルマの一大イベントです。
10月18日から2日間の日程で、岐阜市の岐阜メモリアルセンターなど県内各地で開かれます。
 昨年開催された「モーターフェスティバル コルモラーニ2007」には、約22万人もの人々にお越しいただきました。今年も、カーオーナーや全国のクルマファン、一般の幅広い世代からも熱い声援を受けて「モーターフェスティバルコルモラーニ2008」を開催いたします。
 今年で、7回目となる当フェスタは、岐阜県・岐阜市・大垣市・各務原市といった行政と県内の車関連業界をはじめとした企業の連携のもとに開催される、全国的にも珍しい「産官一体型」の車イベントとして、車関連の各誌でも大きく取り上げられるなど、全国のカーオーナーや車ファンの間では、既にスタンダード・イベントとして定着し始めています。
 ちなみに「コルモラーニ」とは岐阜の風物詩「鵜飼」の“鵜(Cormorani/イタリア語)”を意味しています。
 会場では、思わず息をのむ名車や希少車を展示する「スペチアーレ」、往年の名車がエンジン音を響かせる 「エンジンパフォーマンス」 、パーツからホビー・ファッション・書籍までクルマに関するグッズ満載のフリーマーケット 「オートジャンブル」 、企業等が最新のクルマ関連情報を紹介するテントショップ、飛騨牛・みたらしだんご・五平餅など岐阜の名物・名品がずらりの 「うまいもん横丁」 など、クルマの魅力のみならず、楽しいイベント盛りだくさんで構成します。
 目玉イベントとして、トヨタ博物館所蔵の希少車「メルセデスベンツ300SL」(1955年、ドイツ)や「シボレーコルベット」(1953年、アメリカ)が特別展示されます。そのほか約200台のスーパーカーやクラシックカーが岐阜市や大垣市をパレードするなど車ファンだけでなく、一般の人たちも十分に楽しめますので是非足を運んでみて下さい。

 ■ 期日/ 2008年10月18日(土)〜19日(日)2日間

 ■ 会場/ 岐阜メモリアルセンター[岐阜市長良福光大野2675-28](メイン会場)
      ソフトピアジャパン[大垣市加賀野4丁目1番地の7]
      各務原市民公園[各務原那加門前町3丁目]

 ■ 主催/ モーターフェスティバル コルモラーニ2008
      世界一くるまの王国フェスタ実行委員会

          問い合わせп@058−275−6753

  ■ 入場料/ 無料                     
                          

 

                 
           観光コラム 「きつね火まつり」(飛騨市)

 収穫の秋、五穀豊穣を祈って各地で様々なお祭りが開催されます。 
その中でも今回は飛騨古川で生まれた可愛らしいお祭りを紹介します。飛騨古川は水の綺麗な古い街並みで、高山と同様、江戸時代に天領となった城下町です。また傑出した技法で名を馳せた「飛騨匠(ひだのたくみ)」の技術を受け継ぐ町としても知られています。

 町には出格子(でごうし)の商家や白壁土蔵が続き、鯉の泳ぐ清らかな瀬戸川のせせらぎが聞こえます。平成14年には、NHKテレビ小説「さくら」の舞台となっていましたのでご存知の方も多いでしょう。

 今回紹介する『きつね火まつり』は平成2年から初まったお祭りです。
 飛騨古川で古くから伝わる「きつねの嫁入り物語」を現代風にアレンジした平成のお伽話を「狐組」が演じます。以前は商工会の青年部の人達が中心となって行われていましたが、現在は飛騨地方の20〜28歳の若者80名が「狐組」としてお祭りを盛り上げています。中にはこのお祭りに魅了されて、県外から移住してきたメンバーもいるそうです。
 お祭に登場する花嫁と花婿は全国より一般公募で決められます。物語の流れはあるものの、メンバー自ら演奏や振り付け、衣装など全て演出し、事前の入念な準備と厳しい練習を重ねて本番に臨んでいます。

 ここで由来となったお伽話をご紹介しておきましょう。
『昔、飛騨の国に古川という村があり、「狐神」を祭って豊かな実りに感謝しておりました。
ところが、それに嫉妬した「水の神の大蛇」が田畑から水を枯らしてしまいました。
 そこに「おこん」と云う気立ての良い若い娘が現れ、里をうるおす水路を作るよう殿様に助言して、危機を救いました。怒った大蛇が殿様を飲み込もうとするその先に、一匹の白い狐が飛び出し、蛇を打ちました。なんと白い狐は、おこんだったのでした。
 幾度と助けられた殿様は、おこんをたいそう気に入り、お嫁さんにすることにしました。
 そして、婚礼の日にまたも大蛇が飛び出し、おこんに襲いかかりました。その時、もうもうと煙がたちのぼり、二匹の大きな狐が現れると、大蛇の首を押さえました。すると大蛇は、どうと倒れ、大きな一本の縄になってしまいました。
 その後、無事祝言が行われ、殿様とおこんは、いつまでも幸せに暮したそうです・・・。』

 きつね火を思わせる篝火が瀬戸川沿いに灯ると、一年に一夜だけのお祭りの始まりです。
夜六時ごろ、三寺(さんてら)である円光寺、本光寺、真宗寺の鐘の合図とともに祭り広場から『きつね火まつり』の行列が古川の町を厳かに通ります。松明を持った青年のきつね。その後、二人の狐神、その後にもいろいろな役目の狐が続きます。最後の方に、人力車に乗った花嫁と花婿、その後にも付き添いの狐の行列が続いていきます。笛や太鼓に合わせてゆっくりゆっくりと行列は進んで行きます。結婚の儀が催されるメイン会場では80本の松明、いよいよ幻想と神秘に満ちた『きつね火まつり』のクライマックスです。奏炎楽の奏楽に続いて、花婿である増島の殿様が長松明に火を点し勇壮な奏炎舞を披露していきます。長狐が大蛇と戦う舞のシーンでは、縄をより上げて作られた全長5m重さ80sの大蛇が舞う姿に圧巻です。結婚の儀を見た人々には、「五穀豊穣」「家内安全」「商売繁盛」などの願いがかなえられるといわれています。
 毎年、祭りの内容には手が加えられています。今年は5月25日に伊勢神宮で行われた『きつね火まつり』の奉納の恩返しとして、伊勢の「木遣会(きやりかい)」メンバー120名も行列に参加します。そう、このお祭りは伝承するだけではなく進化するお祭りなのです。さて今回はどんなイベントに成るのでしょうか。

 観光客も、ただ観るだけではありません。メーキャップサービスがあり、希望者にはきつねメイクをしてもらえます。きつねメイクはJR飛騨古川駅前や祭り広場、メイン会場で行われます。秋の夜長、是非、皆さんもきつねに変化して、幻想と摩訶不思議な嫁入り行列を御覧になってはいかがでしょうか。

■日時  :9月27日(土)
      13:00 町回り  夢の舞(狐花嫁と付添)と蛇闘楽が見られます。
                 狐役者との記念撮影も可

      18:00 町内行列
      18:30 メイン会場 〜 21:00 終演
■場所  :飛騨市古川町市街地
■お問合せ:飛騨市商工観光課 TEL 0577-73-2111
          飛騨市観光協会  TEL 0577-74-1192
   
当日の詳しいスケジュールに関してはきつね火まつりのHPを御覧下さい。
                    http://www.kitsunegumi.com/
■交通  :[公共機関]JR高山本線飛騨古川駅から徒歩5分
        [自家用車]東海北陸自動車道飛騨清見ICから「卯の花街道」経由で約20分

                                 

                 
        観光コラム 「祝! 東海北陸自動車道全線開通」(全域)

着工以来36年にわたり建設の進められてきた、愛知県一宮市(名神高速自動車道・一宮JCT)と富山県小矢部市(北陸自動車道・小矢部砺波JCT)とを結ぶ、総延長185kmの東海北陸自動車道。同道最後の未開通区間だった「飛騨清見インターチェンジ(IC)」と「白川郷インターチェンジ(IC)」間25kmが開通しました。200875日土曜日、冬柴鉄三国土交通相や古田肇岐阜県知事など約800人の参列する中、東海北陸自動車道全線開通を記念する式典が飛騨清見IC付近で執り行われ、同日午後3時、一般車両の通行が始まりました。

東海北陸自動車道はその
77%が岐阜県内を通っています。関越トンネルに続く日本で2番目の長さ(10.7km)を誇る「飛騨トンネル」は、籾糠(もみぬか)山と呼ばれる山を貫いて作られました。地質の悪さ、大量の湧水などに悩まされ、完成までに概ね10年を要した難工事でした。しかし同道の全通により、高山−白川郷間は現行の国道158号線を利用した場合の半分、約50分で行けるようになりました。高山−金沢間も2時間30分から1時間40分に短縮されました。太平洋側と日本海側が直結したことで、従来5時間30分かかっていた名古屋−富山間の所要時間も4時間に短縮されるなど、交通アクセスが格段に向上しました。

これまで岐阜方面から白川郷に行く場合、東海北陸自動車道を北上し、高山市荘川(しょうかわ)町の荘川ICで高速を下りて国道156号線に入り、約60分かけ現地に向かうのが通常のアクセスルートでした。しかし、全線の開通により荘川ICから白川郷ICまで約40分で行けるようになりました。お急ぎでなければ、国道沿いの60分の間にも見所はいっぱいあります。
続いて、荘川町と白川村の観光スポットをいくつかご紹介しましょう。

荘川町といえば名物「荘川そば」です。標高の高い荘川町ではその気候を生かし、以前から良質なそばの生産に取り組んできました。地元の蕎麦粉と湧き水とで打つおそばの美味しさには定評があり、着実に人気を高めています。御母衣(みぼろ)湖を見下ろして立つ、荘川桜と呼ばれる2本の桜の木も有名です。樹齢450年の古木ですが、4月下旬ともなれば満開の花を咲かせ、多くの観光客でにぎわいます。156号線沿いにはまた、旧国鉄バス車掌の佐藤良二さんが一本一本植えていった「桜街道」があります。今やどの桜が佐藤さんの手植えの桜か定かではありませんが、こちらも毎年きれいに桜を咲かせています。旅の疲れを癒すひとときに、荘川IC出口近く、国道158号線に面した立ち寄り湯「飛騨荘川・桜香の湯」はいかがですか。観光施設「飛騨荘川の里」では寄棟式(よせむねしき)入母屋(いりもや)合掌造りの民家が移築保存されています。惣則(そうのり)地区では国指定天然記念物の「次郎兵衛のイチイ」と呼ばれる日本最大のイチイの木を見ることもできます。樹齢2000年とも言われ、幹の周囲が最大8mにも及ぶ大木です。

 荘川町から156号線を北上すると、世界遺産の白川郷荻町地区のある大野郡白川村です。
御母衣ダムの北側・白川村の保木脇(ほきわき)には、戦国時代、内ヶ島(うちがしま)氏の居城「帰雲城(かえりぐもじょう)」があったとされます。天正大地震(天正13年:1586年)により帰雲山が大崩落を起こし、城と城下町数百軒を飲み込み、内ヶ島一族は一夜にして滅亡したと伝えられています。156号線沿いに帰雲城の碑が建っていますが、正しい位置は現在もわかっていません。内ヶ島氏の埋蔵金伝説も残る歴史スポットです。

さて、豊富な温泉を誇る岐阜県ですが、白川村にも白山麓から湧き出す温泉の平瀬温泉と大白川温泉があります。156号線沿いの平瀬温泉から県道に入り、約13km行くと「白山国立公園」があります。そこにはエメラルドグリーンに輝く「白水湖」や、飛騨三大名瀑の一つ・落差72mの「白水の滝」、野営場、大白川の露天風呂があります。白水の滝は、白川郷の名前の由来とも言われています。山間の素朴な温泉と緑豊かな景色は、日頃の喧騒を忘れてゆったりと時間を過ごすにはもってこいです。そして平瀬温泉から車で15分ほど北上すれば、白川郷合掌造り集落に到着です。

東海北陸自動車道の全通で長距離をより早い時間で行けるようになりました。このように高速道路で早く目的地に着いて後でゆっくりするのも、あちらこちらと寄り道しながらのんびり目的地へ着くのも、旅ならではの醍醐味ですね。ただいま東海北陸自動車道全通を記念して、県内各所でイベントやお得なキャンペーンを行っています。岐阜県にはご覧いただきたい観光スポットがたくさんあります。
みなさんのお越しをお待ちしております。

 【観光・交通などのお問い合わせ】

  ()岐阜県観光連盟 TEL0120-310561 (ミドコロ1バン) 又は 058-296-0870
                9:0018:00(火曜日、年末年始休)

 高山市荘川支所   TEL05769-2-2211 8:301715(土日祝、年末年始休)
 白川村役場      TEL05769-6-1311 8:301730(土日祝、年末年始休)
 白川郷観光協会   TEL05769-6-1013 9:0017:00

 ※佐藤良二さんの半生については、
 当観光コラムバックナンバー
Vol.14「太平洋から日本海へ さくら道」をご参照ください。
  

                 
            観光コラム 「徳山ダム」(揖斐川町)
 平成20年5月5日、岐阜県揖斐郡揖斐川町、揖斐川最上流部に徳山ダムが本格的に稼動しはじめました。
 このダムの総貯水容量は日本一で、なんと浜名湖の約2倍の約6億6000万m3もあり、ダム堤頂の長さは新幹線「のぞみ号」の16車両(400m)を超える427.1mもある巨大ロックフィルダムです。徳山ダムは、洪水調整・流水の正常な機能の維持・新規利水・発電と複数の目的をあわせ持つ多目的ダムです。ダムによって形成された人造湖は、水の下に埋もれた旧徳山村の村民からの意見により「徳山湖」と命名されました。
 
 ダム上流の旧徳山村には、全8地区466世帯(約1,500名)の方々が生活されていましたがダムの建設に伴いすべての村民の方々に移転していただく必要がありました。
 徳山ダムから上流に車で5分走ったところにある徳山会館は旧徳山村のみなさんが故郷に集える場所として整備されました。徳山会館の中ではかつて生活をされていた徳山村の人々の写真が飾られ、その生活をうかがい知ることができます。
 また、徳山ダムを横断する国道417号線にかかる大きな橋は「徳之山八徳橋」といい、PCエクストラドーズド橋という型式の橋で、橋脚間の長さ220mはこの型式では世界最大です。橋の名称の由来は旧徳山村にあった8つの集落と徳山ダム建設に伴い移転された村民の方への感謝の意をこめてつけられています。
 
 私も20年ほど前の夏に、まだ生活している旧徳山村を訪れたことがあります。静かな自然いっぱいの村に、学校や郵便局などがあり、村を流れる川がとてもきれいで冷たかったことを覚えています。まだ私は小学生でしたが、ここがダムの底に沈むかもしれないということにとても複雑な気持ちになりました。
 今、ダムの展望台がある場所は、そのころは高くそびえる山の頂上付近ということになると思うととても不思議な気がします。
 
 11月末までの期間限定で、徳山ダムや揖斐川町内の観光地を巡る周遊バス「徳山ダム号」
が運行されますので利用されてみてはいかがでしょうか?
  
  運行日:11月末までの土・日曜日と祝日。1日1便のみ
  定員:45人。 料金:大人1000円、子供500円
  徳山ダム号の予約と問い合わせ:名阪近鉄バス乗合バス営業部
  TEL:0584-81-3326
 
 徳山ダム所在地:岐阜県揖斐郡揖斐川町(旧:揖斐郡藤橋村大字徳山地内)
 アクセス <車>:名神高速大垣ICから国道303号を揖斐川町藤橋方面へ→横山ダム湖岸
 国道417号を直進、約80分
 お問合せ:独立行政法人水資源機構徳山ダム管理所 
   TEL:0585-52-2910
    

                 
            観光コラム 「兵どもが夢の跡」(岐阜市)

 岐阜市内をバスや車で走り岐阜城を見上げる時にふと思い出すのが、冒頭に挙げた松尾芭蕉の有名な句の1節です。岐阜城は岐阜市の北東に位置する金華山(329m)の山頂に築かれた山城です。徒歩で登ると1時間前後かかりますが、ロープウェー(3分)を利用すると降り場から天守閣までの徒歩8分を含め11分程度で到着できます。壮大な歴史の舞台となる岐阜城は、今から800年以上前の鎌倉幕府初期1201年二階堂行政により築城されました。
 戦国時代、岐阜城は稲葉山城と称し英傑が血で血を洗う激闘を繰り広げました。皆さんがいちばんよくご存知の稲葉山城城主といえば「国盗り物語」で有名な斉藤道三でしょう。
 彼は『マムシ』と呼ばれ世に出るまで出世魚のように何度も名前を変えました。道三は、守護代の斉藤氏没後、稲葉山城の城主に成り上がりましたが、その道三も息子で長男の義龍に殺されました。その後も義龍は35歳の若さで奇病により病死し、3代目の子龍興も信長の執拗な稲葉山城攻めにあい最期は朝倉攻めで命を落とすといったように、この城の歴史はまさに弱肉強食、下克上を地で行く舞台となりました。

 斎藤一族を追い落として新城主と成った織田信長(1567年)は豪華爛な城に改築し、名僧と言われた沢彦宗恩(たくげんそうおん)を呼び寄せ、新しい城の名前を考えるよう命じました。沢彦は中国で縁起のよい地名「岐阜」「岐山」「岐陽」を示し、信長が岐阜を選び此処に岐阜城が誕生したと言われています。(岐阜の由来にはその他にも諸説があります)
 この年信長は岐阜城に旗下の武将を集め「天下布武」を高らかに宣言しました。
 当時この城の主となり3層の天守に上り雄大な長良川と何処までも続く濃尾平野の広大さを仰ぎみたなら、信長でなくとも天下をとった気分になったことでしょう。
 現在の岐阜城は昭和31年に再建された模擬天守です。忠実には復元されていませんが、3層4階の頂上展望台からは信長が眺めた長良川の流れ、東には恵那山、木曽御岳山、北には乗鞍、日本アルプスが連なり、西には伊吹、養老の山並み、南には濃尾平野が一望でき、まさに天下を掌中にした気分を味わえます。
 更にこの城の魅力は、戦国時代そのままの石垣や、曲輪跡(くるわあと)、堀切などが現存していることです。そのことは帰路ゆっくりと歩いて下山されればきっと実感していただけるはずです。
 またロープウェーの起点である岐阜公園は、若き日の信長像や日本庭園、お茶室、岐阜市歴史博物館、名和昆虫博物館などがあり、カップルから家族連れまで楽しめます。
 尚、期間限定ではありますが夜も天守に上ることが出来ます。華やかな濃尾平野の夜景や長良川鵜飼のたいまつの灯りなど、幻想的な眺めは一見の価値ありです。
 岐阜城で天下取りを狙った幾多の武将の夢を訪ねて、戦国ロマンに一刻を過ごしてみては如何でしょうか。

入場料】  大人(16歳以上)    200
          小人(4歳以上16歳未満) 100
【開館時間】 年中無休
  316日〜 5119:3017:30
  5
12日〜1016 8:3017:30
 10
17日〜 315 9:3016:30

【パノラマ夜景】
 平成20426日(土)〜 506日(火・祝)の毎日 21:30まで
      7
19日(土)〜 831日(日)の毎日 22:00まで
      9
06日(土)〜1013日(月・祝)の土・日・祝日 21:30まで

【アクセス】
 JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バス長良橋方面行き乗車で15
  「岐阜公園・歴史博物館前」下車 片道200

【問い合わせ】
 岐阜市観光コンベンション課 058-265-4141
 岐阜城           058-263-4853
 金華山ロープウェー     058-262-6784
 

                 観光コラム 「岐阜市の工芸品・水うちわ」(岐阜市)
 
みなさんは、『水うちわ』というものをご存知ですか?  
鵜飼の時期(毎年
511日〜1015日までの毎日開催。ただし特定日を除く)に登場する、岐阜市の工芸品です。どのようなものか、名前からは想像しにくいかもしれませんね。
 水うちわは通常の機能に加えて、鵜飼観覧の際など水に浸して扇いだり、かつては広告を書き入れて夏季の商家販売促進用贈答品として利用されたりしていました。岐阜の夏の暑さはつとに知られたことですが、その暑さをしのぐため、見た目の透明感と、水に浸して扇ぐと気化熱で涼しく感じる――そういう工夫のされたうちわなのです。
 えっ、うちわは紙でできているのだから、水につけたら穴が開いてしまうんじゃないの?
 いえいえ、心配はご無用です。水うちわは、雁皮(がんぴ)というジンチョウゲ科の植物から作った雁皮紙(がんぴし)を張ってできています。雁皮は自生のものでなければなりません。栽培の難しい植物ですが、その繊維は長くて丈夫です。うちわに光を与え、美しく繊細な絵柄が描けるということで選ばれました。『紙の王様』とも呼ばれ、かつてガリ版刷りの原紙として使われていました。竹を割いた扇部分(骨)に雁皮紙を張り、絵を描き、特殊なニスを塗って出来上がり。水に強く、穴が開くことなどありません。 
この水うちわは岐阜市にしかなく、国立第十六銀行設立発起人の一人である勅使河原直次郎(てしがわら・なおじろう)によって明治19年(1886)に発明されました。直次郎は水うちわを明治天皇に献上。大変喜んだ天皇に勧められ、後に実業家から提灯屋に転身した人物です。水うちわは版刷りとは違い、手刷りの絵柄が命です。岐阜提灯などの和紙製品の絵師を使って絵が描かれました。直次郎は絵柄を少年期を当地で過ごした近代日本画壇の巨匠・川合玉堂(かわい・ぎょくどう:18731957)に依頼しました。日用品だったうちわを工芸品にまで格上げしたのです。しかし、時代が進むにつれて絵師は激減、雁皮紙の需要も低下、価格高騰のため貴重な物となってからは水うちわの生産も大きく減り、平成3年(1991)を最後に遂に生産中止となりました。 
しかし、岐阜を盛り上げようと活動している若い人たちのグループが水うちわの存在を知り、『水うちわ復活プロジェクト』を立ち上げたのです。水うちわの復活に必要なこと。それは、雁皮紙を探すこと、絵柄を考えること、ニスを入手することでした。彼らの努力と試行錯誤の結果、平成16年(20048月、水うちわは13年ぶりの生産復活を遂げました。 
とはいえ、水うちわは現在、岐阜市内の提灯用紙(和紙)加工販売会社1社と、うちわ専門店1店舗でしか生産されていないため貴重で値も張ります。が、水うちわの美しさは、鵜飼観覧を一層楽しませ、岐阜の夏の暑さを和らげてくれます。今年の夏は、ぜひ、岐阜県にお越しいただき、岐阜の宝・水うちわを片手に、浴衣で町めぐり、鵜飼見物と洒落こむのも一興ですよ!
 
 【水うちわ】問い合わせ先
家田紙工(いえだ・しこう)株式会社
500-8023 岐阜県岐阜市今町3丁目6番地 
問い合わせは、原則としてFAXまたはeメールにより受付
FAX058-262-0519 eメール:info@iedashikou.com
(注)直接販売はありません。代理店販売もしくは通信販売のみです。
 
住井冨次郎商店(すみい・とみじろう・しょうてん)
500-8009 岐阜県岐阜市湊町46番地  TEL058-264-4318 
  
営業時間のご案内
※鵜飼期間中(
511日〜1015日)
   営業時間:7:0021:30 無休
※鵜飼期間外
    営業時間:9:0018:00 日曜定休
  (注)直接販売および通信販売あります。
 
 
 【鵜飼】問い合わせ先
   ()岐阜観光コンベンション協会
TEL058-263-7291  FAX058-263-7292
8:4517:30(土日祝・年末年始休)
 
岐阜市鵜飼観覧船事務所(のりば)
          TEL058-262-0104  FAX058-264-2061
http://www.ukai-gifucity.jp/ukai/
          8:4517:30(原則として。但し、シーズン中はこれに限りません) 

関市商業観光課
TEL:代表/0575-22-3131  直通/0575-23-7704
8:3017:15(土日祝・年末年始休) 
      関遊船事務所
          TEL0575-22-2506   13:0017:00(日曜除く)

観光コラム 「春の木曽三川公園へ」(海津市)

 岐阜県南部の濃尾平野を流れる3本の大きな川、木曽川・長良川・揖斐川は木曽三川と呼ばれています。
 この3本の一級河川が集まる国営木曽三川公園は、東海三県(岐阜・愛知・三重)にまたがる大型の都市公園です。
 その中の長良川、揖斐川との中州にある木曽三川公園センターでは、毎年4月の初旬から中旬にかけ、「チューリップ祭」が
開催されます。77品種約25万球のチューリップとムスカリで「水の波紋」をモチーフにデザインした花壇は、木曽三川の流れを連想させるものとなっています。
 大好評のミッフィー花絵花壇は、約14万球のチューリップやムスカリ、ヒヤシンスを使い、花絵を描いています。木曽三川公園センターでは、その他にも季節ごとに様々なイベントを開催していますが、 美しいチューリップの花をこれだけたくさん見られる
「チューリップ祭」は、最もおすすめのイベントです。
 なぜこの場所で「チューリップ祭」かというと、木曽三川治水の恩人であるオランダ人のヨハネス・デ・レーケを顕彰して行われているからなのです。
 今年で20回目のチューリップ祭。デ・レーケにちなんで、同じオランダ生まれのミッフィーと写真が撮れたり、オランダの特産品のチーズ&チョコレートの販売やオランダワッフルの実演販売もしています。
 
 さて、ヨハネス・デ・レーケとはどんな人だったのでしょうか。
 デ・レーケは日本政府が国土改修のためオランダから招いた「御雇外国人(おやといがいこくじん)」の一人として、明治6年に日本へ来ました。当時オランダは世界でもっとも優れた水工事技術を持っていました。「Boys be ambitious!」で有名なウイリアム・クラークも「御雇外国人」の一人です。
 「治水は治山にあり」という理念の下、明治20年から45年まで4期25年におよぶ大規模な木曽三川分流工事だけでなく、
山林の保護や、土砂の流出を阻止するために砂防施設である「羽根谷巨石堰堤(はねだにきょせきえんてい)」の建築も提案しました。
 「羽根谷巨石堰堤」は、海津市南濃町の羽根谷だんだん公園にあります。園内には、日本初の砂防学習施設「さぼう遊学館」があり、土石流の恐ろしさを勉強できる施設です。ここは飛騨・美濃さくら33選にも選ばれており、桜の名所としても有名です。付近には日帰り入浴施設の「水晶の湯」などがあり、家族そろって楽しむことができますよ。
 治水の知識を知って行ってみるのも良し、日本でオランダを感じるのも良し、春の木曽三川公園へ是非お出かけ下さい。
 
 『チューリップ祭2008』(問合わせ 0584-54-5531 入場無料)
   開催日時/平成20年4月5日(土)〜4月20日(日)
   開園時間/月〜金9:00〜17:00 土・日8:00〜18:00
   開催場所/国営木曽三川公園・木曽三川公園センター(海津町油島)
※チューリップ祭期間中の土・日は、大垣駅・桑名駅・多度駅からと、長良川サービスセンターと長良川大橋を結ぶシャトルバス有(9:00〜16:00の間随時)
 『さぼう遊学館』(問合わせ 0584-55-1110 入館無料)
   利用時間/9:00 〜 17:00
   休 館 日/月曜日、祝祭日の翌日、年末年始
 『水晶の湯』(問合わせ 0584-58-1126)
   営業時間/10:00 〜 21:00
   休 館 日/第1・第3・第5月曜日、祝祭日の翌日、年末年始
   入 館 料/大人500円、小人300円(6歳以上15歳未満)
                        

観光コラム 「鮎鮨と御鮨街道」(岐阜市)

 江戸時代、長良川の鵜飼でとれた鮎は、鮎鮨に加工して江戸幕府に献上されていました。
 鮎鮨とは熟れ鮨(なれずし)のことをいい、現代の鮨のような酢を使ったものではなく、塩漬けにした魚をご飯で発酵させたもので、酸味があります。

 地元では、関ヶ原の戦いを終えた徳川家康と秀忠の親子が長良川の鮎鮨を食べ、大変気に入り、以来毎年幕府へ献上されるようになった、という話が伝えられています。当時、長良川の鮎は大変珍重され、その証拠に、鮎をとる漁法である鵜飼や、鵜飼の篝火に使うための松の木がある金華山は、幕府の保護を受けてきました。
 また、鮎鮨を作る御鮨所(現在の岐阜市東材木町)では、屋敷の中にしめ縄が張られ、作る人は礼装、しかも無言で行うなどかなり厳格な作り方が守られていたようです。加工された鮎鮨は、仰々しく馬で江戸へ4日から5日かけて運ばれていきました。それらの様子が、今も絵巻に残されています。(絵巻は岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館所蔵)

 ところで熟れ鮨とは具体的にどんなものなのでしょうか。
 まず、鮎を腹開きにし、はらわたをすべて取り出したものを2〜3ヶ月塩漬けにします。その後、塩漬けの鮎のうろこをはいで水で塩出しをして、炊きあがった温かいご飯を詰めます。ご飯を詰め終えたら桶に並べ、竹の皮をかぶせ、ふたをして重しを乗せます。竹の皮の上から毎日水が切れないようにかけ続け、約1ヶ月くらいで食べられるようになります。

 岐阜市長良川河畔の鮎料理専門店では、現在でも当時の鮎鮨に似た熟れ鮨を食べることができます。(季節による)。現代人の味覚に合わせて少し改良されているものの、酢を使わない発酵させたお鮨です。また最近では、熟れ鮨を、パテにしてイタリアンやフレンチの料理の中で使ったりすることもあるようで伝統料理に新たな風が吹込まれています。

 この鮎鮨が運ばれた岐阜県と愛知県とを結ぶ街道は、「御鮨街道(おすしかいどう)」と呼ばれています。鵜飼が行われている長良川河畔の川原町界隈からJR岐阜駅南側の岐阜市加納、羽島郡笠松町、愛知県一宮市、さらに美濃路分岐点、愛知県稲沢市四ッ家までの約26kmを結ぶ街道です。
 御鮨街道のスタート地点の川原町は、江戸時代、長良川の運漕の重要な湊として栄えました。震災や戦争の被害にも遭わなかったため、現在も格子造りの商家町屋がそのまま残り、昔の紙問屋や材木問屋の面影を残しています。

 古い町並みを散歩し、江戸時代に思いをはせながら鮎鮨を食べてみるのもいいかもしれませんね。

お問い合わせ:岐阜市鵜飼観覧船事務所                  058-263-0104
       岐阜市歴史博物館 開館時間  9:00〜17:00 月曜定休   
                入館料 大人 300円 小人 150円   058-265-0010
       (財)岐阜観光コンベンション協会             058-263-7291

川原町へのアクセス:岐阜バス 岐阜公園方面「長良橋」バス停下車
               岐阜駅から約18分 200円


観光コラム 「白川郷・合掌造り」(白川村)

平成7年(1995129日、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録され、一躍世界中の注目を浴びた白川郷は、石川・富山県境近くの岐阜県大野郡白川村にあります。正式には、岐阜県白川村の荻町地区と、富山県南砺(なんと)市五箇山(ごかやま)の相倉(あいのくら)地区、菅沼地区の3ヶ所を合わせたものが、世界遺産『白川郷・五箇山の合掌造り集落』です。合掌造りは、飛騨山脈の烏帽子岳と高山市荘川町の山中峠を水源とする庄川の上流に分布する民家の一形態です。現在、荻町では114棟(うち母屋は59棟)、相倉地区では25棟、菅沼地区では8棟の合掌造りが保存されています。

白川村は総面積(356.55q)のおよそ94%が森林で、豪雪地帯としても知られています。かつては陸の孤島とも呼ばれた不便な土地でしたが、白山信仰の霊峰白山(標高2702m)の麓に広がり、平家の落人伝説も残る伝統ある集落なのです。

平成201月、六本木センターに、白川郷観光協会事務局長の大田利展さんと、()世界遺産白川郷合掌造り保存財団の松本継太さんをお招きし、『白川郷の歴史と文化』と題した講演を行っていただきました。代々受け継がれながらも、近代になって売却や取り壊しなどによりだんだんと減少し、今後新築されることのない合掌造りの将来に危機感を覚えた村人たちは、いかに合掌造りを保存し、未来に託していくかを考え、昭和46年『白川郷荻町集落の自然環境を守る会』を発足。集落内の自然を「売らない」「貸さない」「壊さない」を原則に活動を始めました。

合掌造りは17世紀末頃から本格的に造られるようになりました。居住部分は1階で、アマと呼ばれる2階部分では、その広さから、その頃から盛んになった養蚕が行われました。養蚕を行うようになったので広さを確保できる合掌造りが多く造られるようになったとも言えます。また、床下では焔硝(火薬)作りが行われ、幕府に年貢として納められました。
合掌造りを建てる時は、石場と呼ばれる土台が一番大事です。何本もの綱を付けた松の木もしくは杉の木の柱を立て、大工と村人たちで柱を引き上げては石の上に落とし、引き上げては落としを繰り返し、石場を固定します。これを「石場カチ」といいます。石場を据えたらその上に大工が柱を立て、その上に村人が構造体を造り、屋根を葺きます。

合掌造りは、梁や柱に一本の釘も使いません。屋根を支える太い桁を鉛筆の先のように尖らせ、これを梁に挿し込み、補強のための横木や縦木を多く通し、筋交いも加え、ネソ(マンサク)と呼ばれる木で結び付けます。ネソは乾燥すると強く締まる性質があるからです。

合掌造りの特徴は、その構造にあります。@茅(かや)葺き屋根であること、Aサス(叉首)構造であること、B切妻造りであること―です。サスとは、屋根を支えるための三角形の構造(小屋組)のことで、手を合わせたような形に木材を組み合わせたことから合掌造りと呼ばれるようになりました。切妻造りとは、本を開いて伏せたような二面の屋根構造を指します。ザクッと茅を切り落としたような妻面(つまめん)には通気と採光を確保するための窓を設けました。屋根は日が多く当たるように東と西に向いており、勾配が60度と急なため雪や雨が流れやすいようになっています。

かつては囲炉裏から立ち上る煙に燻され、5060年は丈夫に保たれた屋根も、昔ほど囲炉裏を使わなくなった現在では、およそ30年周期で葺き換えられています。昔は、田植え前の3月〜4月の、日の長くて雨の少ない頃、雪の中で保管していた大茅(おおがや)、小茅(こがや)を引き出して『ムカデ』と呼ばれる長くて大きな束を作り、山の斜面の雪の上を一気に滑り落として使っていました。現在では茅が不足し、他県から調達することもあるようです。

白川郷では屋根を片面ずつ葺き換えます。片面を葺き換えたら、翌年はもう片面といったように2年かかります。作業は夜中に起きて朝7時半頃に始まり、休憩や昼食などを挟みながら夕方の5時頃に終えます。親戚、身内、集落内の各地区の人々、およそ200人の手を借り、一日で一気に葺き換えます。これが『結』(ゆい)と呼ばれる助け合いの制度です。

『結』は、茅や人力の貸し借りです。そこに金銭の授受は発生しません。昔は自前で用意できる茅の量にも限界がありましたから、茅を持ち寄ってくれた家、また、人手を提供してくれた家がいずれ屋根を葺き換える時、今度は自分たちが茅や労力をもってお返しするのです。実際、白川郷の、あるお宅には『東側屋根葺換 資材 人夫 控帳』という、どこの誰が何を提供してくれたかを綴った60年前の備忘録も残っています。

白川郷に行ったことのある方もない方も、ぜひこの機会に白川郷にお出掛けになりませんか?ここで紹介した事柄を思い出しながら合掌造りをご覧になると、ひと味もふた味も違って見えることでしょう。毎年1月と2月は合掌集落のライトアップもありますよ!(日程、要問い合わせ)

白川郷へのアクセス時間
○マイカーの場合
 高山から  約1時間45分     20087
 名古屋から 約2時間30分        東海北陸自動車道 全線開通予定!
 東京から  約6時間30分        アクセス時間が大幅に短縮されます!
 大阪から  約4時間30
 金沢から  約1時間

○路線バス
 高山から  約2時間(濃飛バス:Tel 0577-32-1688
 高岡から  約2時間30分(加越能バス:Tel 0766-22-4888

問い合わせ先: 白川郷観光案内所 Tel 05769-6-10139:0017:00

観光コラム 「宝光院裸まつり」(大垣市)

 毎年2月3日節分の日に、伊吹おろしが肌をさす西美濃の寒風の中、大垣市野口にある宝光院で裸まつりが行われます。厄年の男を中心に、ふんどし姿の裸男達が寺の近くの川(杭瀬川)を渡って禊(みそぎ)を行い、42歳の厄男から選ばれた心男(しんおとこ)を担ぎ出し、米俵の中の、福を授けるという利剣木(りけんぼく)を奪い合って、一年の健康や家内安全を願う、勇壮な神事です。
 まつりの行なわれる節分の日は、一年の中で陰陽の気が入れ替わる日とされ、厄年の始まりや終わりはこの日を境としています。そのため、厄祓いの行事がこの日に行われています。宝光院は「ひだりめ不動」とも呼ばれます。本尊が祈願者に奇跡を与えるといわれている「ひだりめ不動明王」であることに由来します。

★1日の流れ★
 午前8時:厄祓いや家内安全を祈願する大般若経の輪読に始まり、豆の入った袋をまく豆打ち式が行われます。この豆打ち式は1時間ごとに午後3時ごろまで行なわれ、手にした袋の中に引き換え券が入っていた人は、景品と交換してもらえます。
 午後1時:裸男出場。神社近くの「裸男の宿」と呼ばれる詰所で、宝光院から授与された「宝光院裸祭」と書かれた六尺ふんどしを締めた男達が、掛け声を上げながら威勢よく境内へと練り出します。本堂の前でもみ合い、宿に帰り休息。これを2回繰り返します。
 午後2時半頃:裸男の宿から3回目の出陣する。再び裸男達が肩を組み、声をかけながら境内を一周します。
 午後2時50分頃:境内横の杭瀬川に勢いよく飛び込み、胸までの寒水をかきわけて、歓声とともに、水しぶきを上げ一気に約100mを渡り切ります。この「みそぎ川渡り」を一目見ようと、岸辺や橋の上は観衆でいっぱいとなり、周囲からは大歓声と盛大な拍手がおこります。
 午後3時頃:心男遷座。川渡りのみそぎの後、本堂前で心男と副心男(25才の厄男)を担ぎ出して練り歩きます。
 午後3時半頃:福俵利剣木が始まります。裸男の集団の中に米俵が投げ込まれ、俵を引きちぎり、俵の中に詰められた籾殻をまき散らしながら、中の利剣木を取ろうと迫力満点の大争奪戦が繰り広げられます。一人の福男が利剣木を獲得し、奉納します。
 午後4時頃:こうして揉み合うことで厄男だけでなく参加した裸男たちや参拝者すべての厄を払い、1年の健康や家内安全を祈願してまつりは終わります。役目を果たした裸男達は、無事まつりが終わったことをみんなで祝い、用意された「裸男の風呂」を浴びて帰っていきます。

 ここまで読んで、この裸まつりに参加してみたいと思った方! この裸まつりは、地元の方に限らずどなたでも参加でき、当日の飛び入り参加も可能です。希望者は腹巻き用のさらしを持参して、当日の午前11時半頃までに詰所で記帳をすれば、鉢巻とゴム底付きの白足袋が授けられ、ふんどしを借りることができます(ふんどしはまつり終了後に返却)。
 参加者の中には、全国各地の裸まつりに参加している常連メンバーも多いようです。裸男達の体から発する熱気と溢れ出るパワーは寒気を忘れさせます。興味を持った方、是非参加してみてくださいね。

●交通手段
自動車:名神高速道路大垣I.Cから西北へ車で約15分
    宝光院駐車場 徒歩3分 50台 無料、スポーツ公園 徒歩20分 無料
電車:養老鉄道友江駅から徒歩15分
   JR大垣駅前から名阪近鉄バス「野口」で下車(当日は臨時バス有り、約20分)
●まつりに関する問い合わせ先
   宝光院(ほうこういん)  рO584−91−8326

観光コラム 「鰤(ぶり)街道」(高山市)


 飛騨地方では、昔から大晦日にご馳走を食べる習慣があります。年を取るお祝いを家族みんなで行うのです。このお祝いの御膳の中に欠かせないものが鰤です。
 12月になると富山湾で水揚げされた油の乗ったおいしい鰤が飛騨へ入ってきます。鰤は、小さい頃はツバイソ、60cmくらいになるとフクラギといい(地域によって呼び名が異なる)、大きくなるごとに名前が変わっていく出世魚であることから縁起物として食べられています。
 ところで海のない岐阜県の山奥の飛騨で、どうして昔から鰤が食べられているのか・・・その歴史は江戸時代まで遡ります。

 旧暦の12月、富山湾で水揚げされた鰤は、塩漬けにされ「越中鰤」と呼ばれ、歩荷(ぼっか:荷物を担いで運ぶ人)さんや牛に背負われて高山へ入ります。高山でせりにかけられた鰤は、「飛騨鰤」と名前を変え、再び歩荷さんに背負われて標高1672mの野麦峠を越え、信州各地に運ばれ年取り魚となります。
 この北陸〜飛騨〜信州を結ぶ街道を「鰤街道」と呼んでいるのです。

 現在のように交通手段が発達していない時代に、富山湾で捕れた鰤が、雪深い飛騨の山や峠を越えて信州まで運ばれていたとはただ驚くばかりですが、当時は、鰤1本が米1俵と同じくらいの価値があったというのですから、お正月の貴重なご馳走として、さぞ大切にされたことでしょう。
 
 ちなみに私の職場には高山出身の職員がいるので、「やはりお正月は鰤を食べていたんですか?」と聞いてみたところ、鰤を食べていたのはごく一部の裕福な家庭だけで、ほとんどの家庭では鰤の代わりに煮イカを代用してを食べていたのだとか・・・。やはり貴重品だということですね。

 雪が舞う師走のこの時期、「道の駅 ひだ朝日村」で毎年恒例の「ぶり街道祭り」を開催します。
◆日時 平成19年12月9日(日) 9:00〜13:00
◆場所 高山市 道の駅ひだ朝日村(国道361号線沿い)
◆内容 ・寒ぶりの解体実演
      ・歩荷さんの運搬再現
      ・新鮮な魚介類の販売
      ・海鮮鍋の販売  など
◆お問合せ 道の駅ひだ朝日村 0577−55−3777

観光コラム 「ギフチョウ由来の地へ」(岐阜市)

ギフチョウは日本の固有種で、本州(秋田県から山口県にかけて)の里山に生息するアゲハチョウ科の蝶です。3〜5月にかけて発生し、岐阜県では4月頃見ることができます。羽化後1〜2週間ほど、カタクリなどの蜜を吸って飛び回ります。どの蝶よりも先に飛び回るので、「春の女神」「春の舞姫」などとも呼ばれます。ギフチョウのオスは交尾をしたメスに交尾盤という板状のものを付け、その後メスは他のオスと交尾することはありません。一頭(※)につき100〜150個程度のタマゴを産み、幼虫はカンアオイという常緑樹を食草にします。6月にサナギになると、翌春までのおよそ10ヶ月間をサナギのまま過ごします。

ギフチョウはその生息地域ごとに固有の柄をもっています。柄を見れば、どこの地域のギフチョウかがわかるのです。近年、里山の荒廃、雑木林の減少、開発などが進み、ギフチョウはその個体数を減らしています。だからといって、他の地域のギフチョウを放してしまうと、劣性遺伝が進み、絶滅してしまうので、保護地区を設けるなど、各地で対策が取られています。

さて、なぜこの蝶がギフチョウと呼ばれるのか―。それは明治16年4月24日(1883年)、名和靖氏(1857年、現瑞穂市重里に生まれる。1926年没)によって武儀郡金山村祖師野(現下呂市金山町祖師野)で採取されたことに由来します。イネの害虫調査をしていた名和氏はこの時、一頭の見慣れない蝶を見つけます。東京帝国大学(現東京大学)で調べてもらったところ、新種の蝶だとわかりました。そのため、発見者である名和氏はこの蝶を「ギフチョウ」と命名したのです。のちに、それが各地で見られる蝶であること、江戸時代の図録『群蝶図』にも描かれている蝶であること、などの理由から、名和氏は「発見者」ではなく「再発見者(=命名者)」ということになりました。

(※)蝶を「一頭、二頭」と数えるのは、英語による生き物の数え方の単位がhead(=頭)
     で、明治時代の昆虫学者たちがそれを使って蝶の個体を数え始めたためだという説
     があります。1889年、『動物学雑誌』という学会誌で、名和氏が初めて昆虫を「頭」
     と記述したと言われています。

 金華山のふもと、岐阜公園内に、名和氏が開いた「名和昆虫博物館」があります。
農作物や家屋の啓蒙普及活動を主たる目的として、大正8年10月26日(1919年)に開館。現在は一般昆虫啓蒙普及活動に力を注いでいます。建物は岐阜市の「都市景観重要建築物」ならびに文化庁の「登録有形文化財」に指定されています。

 館内では、チョウはもちろん、カブトムシやクワガタなどの代表的な昆虫、世界の珍虫・奇虫の標本が多数展示され、また、昆虫の世界を学ぶための、昆虫標本によるクイズの展示もあります。時代が進むとともに目にすることの少なくなった昆虫たちですが、ここでは日本のみならず世界中の昆虫たちを見ることができます。明治の頃より連綿と続く昆虫の貴重な研究を、この機会にぜひご自身の目でご覧になってみるのはいかがでしょうか。

 来年の春はこの美しい「春の女神」を探しに、命名の地・岐阜県にお越しください。
そして、金華山のふもとで、ギフチョウの由来についてもっとよく知ってみませんか?

名和昆虫博物館
    岐阜市大宮町2-18(岐阜公園内) TEL 058-263-0038
   JR岐阜駅・名鉄岐阜駅よりバス(長良方面)「岐阜公園・歴史博物館前」下車2分
   開館時間:午前10時〜午後5時   入館料:一般 500円

観光コラム 「美濃和紙の町へ」(美濃市)

 岐阜県中濃地方の中央に位置する美濃市は、美濃和紙の産地として有名です。
 美濃では、紙の原料となる「楮(コウゾ)」の質がとても良く、昔からたくさん採れました。良質な和紙「美濃和紙」を得た岐阜では、岐阜提灯、岐阜和傘、岐阜うちわなどの工芸品が生まれました。
 どれも日本人の心を惹きつける優しく温かい雰囲気で、美濃和紙は岐阜の伝統工芸には欠くことのできない物なのです。
 美濃和紙の始まりは、奈良時代の戸籍用紙が美濃和紙であったという記録が「正倉院文書」に残っていることから、奈良時代だと考えられています。

 戦後、暮らしの中での紙文化は大きく変わりました。住宅では障子のかわりにカーテンやガラス戸を使うようになり、傘は紙でできた和傘からナイロンでできた洋傘を使い、また、印刷機は洋紙を使うコピー機器にかわっていきました。
 このように、和紙をあまり使わない生活になると、和紙を作る人たちもどんどん他の職業にかわっていき、わずかの人だけが残りました。
 しかし、最近になって美濃和紙の丈夫さ美しさが日本だけでなく海外からも見直されるようになりました。和紙は1000年以上前に作られたものでも、そのまま現在まで残っています。美濃和紙を使わなければできない仕事はまだまだたくさん日本に残っていますし、これからも守り続けていかないといけない文化だと思います。
 
 毎年10月、美濃市では「美濃和紙あかりアート展」というイベントが開かれています。
 これは美濃和紙で作ったあかりオブジェを全国から募集し、国の重要伝統的建造物群保存地区であるうだつの上がる町並みに展示して審査をするコンテストです。
 夕刻には情緒ある美濃の町並みに飾られた500点以上の作品が点灯し、幻想的な雰囲気に包まれます。美濃和紙で創られた優しいあかりに照らされる町並みを是非一度ご覧下さい。
    ★★第14回美濃和紙あかりアート展★★
   日 付  2007年10月6日(土)〜7日(日)
   場 所  美濃市 うだつの上がる町並み
   時 間  17:00〜21:00
   交 通  岐阜バス八幡線「小倉公園前」下車 徒歩3分
   駐車場  台山(246台)中濃庁舎(150台)駐車場は無料。
         市内までシャトルバス有り
   問合先  美濃市観光協会 рO575−35−3660
 10月にイベントに行くことができない方は、この美濃和紙あかりアート展を再現した、「美濃和紙あかりアート館」もあります。

観光コラム 「祝!高山線全線開通」(飛騨市)

 JR高山線は、2004年秋の台風23号の災害により、角川〜猪谷間が不通となっていましたが、2007年9月8日(土)にようやく全線再開することになりました。
 再開日当日は、JR飛騨古川駅にて「ワイドビューひだ1号」の出発式を行うほか、様々なイベントが企画されています。飛騨古川駅前通りにて、動く陽明門と言われる古川祭りの屋台9台がすべて曳き揃えられるほか、からくりの実演や獅子舞、闘鶏楽も上演されます。(10:00〜正午)また飛騨古川駅前通りの「味横丁」では、飛騨牛の串焼きや飛騨牛コロッケ、みたらし団子など飛騨市の特産品が販売されます。(10:00〜17:00)
 
 ところで、飛騨の一部の地域には、お祝い事の際に小道具などを使って何かを表現をする「飾り物」というちょっと粋な文化があるのをご存じでしょうか。発祥については不明ですが、全国でも高山市付近及び飛騨市古川町だけに親しまれている町人文化なのだそうです。
 その歴史は古く、天明7年(1787年)高山郡代大原正純の時、陣屋稲荷の初午祭に際して「二十四孝」の飾り物を奉納したことが、記録に見られる最古の資料とされています。

 さて、具体的にはどんなものかといいますと、大きく三種類に分けることができます。
 1 様々な小道具を課題の物に見たてて飾り付けた「見たて物」。
 2 様々な小道具を使って課題の物そっくりに形づくって飾り付けた「作り物」。
 3 様々な小道具を使って洒落感覚で課題の物として判断できるように飾りつけた「判  じ物」
 さらにいくつかの約束事があります。飾り物に使用する道具は、そのものに同一性があるものでなければなりません。茶道具なら茶碗とお茶入れと茶杓、というようになるべく一つのジャンルの中で、できるだけ関係の深いものを道具そのものには手を加えずシンプルに飾るのが極意とされています。つまりその道具が本来もっている役目を果たしつつ、別のあるものに見立てられている事が大切で、発想力と飾り付けがいかにすぐれているかがポイントとなります。
 例えばお膳の上に御椀が2つ並べられています。「犬」という作品名がついていますがこれをなんと解くでしょうか。正解は「ワン ワン」と犬の鳴き声です。とてもシンプルですが、なるほどという感じです。

 飛騨市古川町では、お祝い事や冬の伝統行事の三寺まいりの際に古い街並みの各所にさりげなく「飾り物」が飾られます。
 そして今回、高山線再開を記念して9月7日から9月9日まで「高山線」をお題にこの「飾り物」が出品されるそうです。町人文化として今もいきづく飾り物。いったいその作品にはどんな「洒落」が隠されているのか、作者の発想と知恵を読み解いてみるのも面白いのではないでしょうか。

 その他、鉄道模型展や災害報道写真展など関連イベントが9月1日から9日まで盛りだくさんに開催されますので是非お出かけください。。
 問合せ:飛騨市商工観光課 TEL 0577-73-2111

観光コラム 「野麦峠」(高山市)

「野麦峠」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?野麦とは飛騨でクマザサの実のことを指しますが、きっとほとんどの方は山本茂美作『あゝ野麦峠―ある製糸工女哀史』(昭和43)を思いつくのではないでしょうか。飛騨の寒村から信州の製糸工場へ、繭玉を茹でて絹糸を紡ぐ「糸引き工女」の出稼ぎに出た少女たちの、あの悲しい物語を。

主人公の政井みねは実在の人物でした。『あゝ野麦峠』は、みねが13歳で飛騨の寒村から岡谷の工場へ働きに出て、わずか二十歳でその生涯を閉じるまでを描いたノンフィクションです。昭和54年、大竹しのぶさん主演で映画化されました。ドラマ化もされ、舞台でも上演されました。「あゝ飛騨が見える」と言って兄の背中で息絶えたみねの最期に日本中が涙にむせびました。みねは今、飛騨市河合町角川の専勝寺に眠っています。

過日、六本木ぎふカルチャー講座に飛騨の語り部・鮎飛定男さんをお招きし、『つやばあちゃんの越えた野麦峠』と題した講演を行いました。鮎飛さんの祖母・つやさんは明治18年生まれ、みねの4才年長で、7年間、糸引き工女の奉公に出た方でした。

飛騨では女児が生まれると、将来糸引きに出てお金を稼いでもらえると、お赤飯を炊いて祝ったそうです。毎年2月になると彼女たちは村を離れ、信州へと向かいます。防寒のため御高祖頭巾(おこそずきん)で頭を覆って鼻まで隠しました。汚れないよう着物の裾を上の方へ高く上げて着て赤いお腰を出し、背中に着替えを背負いました。脛(すね)に脚絆(きゃはん)を巻き、足袋におそっぺわらじやごんぞわらじと呼ばれるわらじを履いて、140kmの道のりを4〜5日かけて歩いたそうです。親は子供が冷たい思いをしないようにと、わらじを十足以上持たせ、おやつとして炒った豆を入れた巾着袋を下げさせました。飛騨の女性は手先が器用だと重宝され、中には『百円工女』と呼ばれる女性もいました。当時は百円で家が一軒建ったそうですから、たいへんな高給取りです。みんな百円工女を目指して仕事に励みました。そして12月の末、稼いだお金を携え、親の待つ飛騨へと帰ったのでした。

小説の影響なのか、製糸工女というと私たちは劣悪な環境下で過酷な労働を強いられ、搾取され、死んでいく気の毒な少女たちを想像しがちです。が、実際にはどうだったのでしょうか? 鮎飛さんが当時のことをたずねると、つやばあちゃんはこう言ったそうです、「楽しかったよ」。

実際、工女たちは、「白いご飯が食べられる」こと、「お金を稼いで親に喜んでもらえる」ことを、うれしく思っていました。工場では、将来嫁いでも困らないようにと読み書きも裁縫も教えてくれ、なんと運動会まであったのだそうです。楽しみは稼いだお金でお寺参りをすること。贅沢は写真館で記念写真を撮ることでした。写真館ではすでに女学生姿などの貸し衣装があったそうです。小説ではあまり良く描かれていなかった信州人でしたが、わざわざ飛騨から働きに来てくれたとして工女たちによくしていたようです。亡くなった工女のお墓も建てたそうです。それでもやはり辛いことはあったでしょうに、鮎飛さんが「辛いことはなかったの?」と訊いても、「そうだねぇ」と笑って、何も語らなかったそうです。そのつやばあちゃんは91歳の天寿を全うしました。

さて、小説によって日本中に知られるようになった野麦峠。みなさんはこの峠がいったいどこにあるかご存知ですか?野麦峠は標高1672m、乗鞍岳に続いており、岐阜と長野の県境に位置し、高山市高根町の野麦峠県立自然公園の中にあります。行き方をご紹介しましょう。

JR高山線「高山駅」下車 → 濃飛バス「上ヶ洞」下車

@ 上ヶ洞から野麦集落まで徒歩で14km(4時間程度)
   野麦集落から野麦峠までハイキングコースを1時間半程度
   ※このハイキングコースは高低差が少ないので、山歩きに慣れていない方でも大丈夫です。
   集落と集落との間が離れていますので、目的地に早めに着くように心掛けましょう。
   視界が開けていますからツーリングにはもってこいです。

A 上ヶ洞周辺にタクシーはありません。
  タクシーを利用する場合、JR高山駅かJR久々野駅から乗車、野麦峠まで片道約17,000〜
  18,000円です。

B 旧高根村役場近くの塩沢温泉『七峰館(しちほうかん)』に宿泊すると、野麦峠までの送迎を
  受けられるようです。(団体のみ)

工女たちが峠越えをしたのは白い冬の最中でしたが、現在は、11月中旬頃〜4月下旬頃まで冬季閉鎖されますので、みなさんはぜひ気候のよい季節にお出かけになり、彼女たちを偲びつつ、緑の野麦峠を歩いてみるのはいかがでしょうか。

野麦峠についての問い合わせ先  飛騨高根観光協会 TEL 0577-59-2724

通行規制問い合わせ先      高山土木事務所  TEL 0577-33-1111

観光コラム 「飛騨小坂は山の町」(下呂市)


 岐阜県下呂市小坂町は、岐阜県飛騨地方南部の下呂市最北部に位置します。
 海抜526m、面積246.42ku、東は霊峰御嶽山を隔て長野県に接し、北は高山市(旧久々野町、旧朝日村)に接しています。街の中心を益田川(飛騨川)、小坂川、大洞川が流れ、風光明媚な景勝地です。また町内にはおよそ5m以上の滝が200ヶ所余りあり、日本一滝の多い町として知られています。 

 小坂町の守り神のようにどっしりと座っている御嶽山は、日本百名山のひとつとして有名です。剣ケ峰をはじめ、4つの峰を連ねてそびえる活火山で、標高は3,067m、濁河温泉登山口から飛騨頂上までおよそ3時間、剣ヶ峰までおよそ4時間半で登ることができます。
 御嶽山は、富士山、白山とともに日本三霊山とも言われ、飛騨側の濁河温泉から御嶽山に登ると、三の池で白装束の行者が呪文を唱えていたり、山頂に向かって「六根清浄、御山は晴天」と詠いながら登る人達を見かけることもあるくらい、今も残る信仰の山なのです。
 
 近年では、1979年に突然噴火(水蒸気爆発)し、世間を驚かせました。現在御嶽山には、一の池から五の池まで火口湖があり、二の池、三の池、五の池に水が残っています。山頂近くの二の池は、標高2,905m。緑色の水をたたえ、神秘的な火口湖です。
 御嶽山の活動は、御嶽信仰よりはるか昔、30万年前に始まりました。噴火口は、南北方向に位置を変えながら噴出を繰り返し、南北に長い火山体が出来上がりました。約5万4千年前には、大噴火によって大量の溶岩流が、小坂町方向に流れ出して、厳立(がんだて)という大岩壁をつくりました。厳立は高さ72m、幅120mの柱状節理からなる大岩壁で、頂上から17kmも流れ下った位置にあり、日本一長い溶岩流です。県の天然記念物にも指定されています。

 北アルプスや中央アルプス、遠くは富士山まで連なる一大パノラマを望める御嶽山に是非一度登ってみませんか? すばらしい景観を見れば、今までの苦労も疲れも一度に吹き飛んでしまう迫力です。迫りくる厳立を見たり、滝を巡ったり、茶褐色の炭酸水のお湯で有名な「ひめしゃがの湯」で疲れを取るのも良いでしょう。心地よい疲労と満足感、そして山頂からの眺めは、小坂の思い出の一つになるでしょう。

 現在、「NPO法人飛騨小坂200滝」のガイドと行く、秘境御嶽山麓滝めぐりを実施しています。ガイドなしでは行けない自然を是非見に行きましょう。

下呂市小坂振興事務所   観光商工分室    (0576)62-3111
飛騨小坂観光協会      (0576)62-2176  http://www.hida-osaka.com/
NPO法人飛騨小坂200滝   (0576)62-2818   http://www3.ocn.ne.jp/~osk200tk/
厳立峡ひめしゃがの湯    (0576)62-3434   入浴料 大人600円・子供300円(平日)
                                    大人700円・子供350円(休日)

観光コラム 「東京で岐阜に会う」(全域)

 2007年3月30日、桜の開花とともに六本木にオープンした東京ミッドタウン。
 旧防衛庁跡地に立つこの施設は、東京一の高層ビルであるミッドタウン・タワーを中心とした6棟の建物で構成され、オフィス、ホテル、美術館、住居、商業施設、病院などから成るまるで街のような大型複合施設です。名だたるクリエイター達がそのデザインやコンセプトに係わっていたり、話題のショップが多数出店するなど、今東京で最も注目のスポットです。
 東京ミッドタウンには「Precce Premium」という24時間営業の高級スーパーマーケットが入っていますが、郡上市明宝の明宝レディース「明宝トマトケチャップ」や八百津町の内堀醸造のお酢(美濃特選すし酢、美濃特選本造り米酢、美濃有機純りんご酢)、大垣市の吉田ハム「飛騨牛ビーフカレー」などが販売されています。最先端のスポットで岐阜の物に出会えるとちょっと嬉しい気がします。  
 東京ミッドタウンの中でも目玉施設の一つとなるのがサントリー美術館。一足先にオープンした「国立新美術館」、そして六本木ヒルズの「森美術館」とともに「六本木アート・トライアングル」と呼ばれています。
 とても岐阜県とは無縁な感じがしますが、実はそのトライアングルの中に、岐阜県東京観光情報センターはあります。岐阜県の観光や物産に関するパンフレットを取り揃えて、さまざまな情報を発信しています。岐阜への旅行のご相談などに是非ご利用ください。
 また、歩き疲れたら岐阜県アンテナショップ「オリベスタイル」内にある茶房でお茶でもいかがでしょうか。ここでは、岐阜の地酒やお菓子などの食品と、家具や焼き物などの工芸品を販売しています。岐阜へはなかなか足を運べないという方も、岐阜へ行った気分を味わうことができます。
 
 さて、ちょっと目線をかえてみましょう。現在公開中の映画「蟲師」と「黄色い涙」はもうご覧になられましたでしょうか。
 「蟲師」は、オダギリジョーや江角マキコ、蒼井優などが出演する映画。百年前の日本を舞台にしており、美しい日本の原風景が登場します。そのロケ地として、白川村の「白川郷合掌造り民家園」や、大垣市上石津町の国指定重要文化財の「桑原邸」、高山市(飛騨の里)などが選ばれ、撮影が行われました。また、伊吹山や白山スーパー林道から見える山並みも出てきます。
 そして「黄色い涙」は、嵐(二宮和也、相葉雅紀、大野智、櫻井翔、松本潤)が出演する映画。時代は、東京オリンピックを翌年に控えた昭和30年代後半の高度経済成長期。当時の東京阿佐ヶ谷駅を再現するため、最も当時の雰囲気を残していた近鉄養老線「西大垣駅」(大垣市)がロケ地として使われました。クライマックスシーンは大垣で撮影されています。
 
 東京の最新スポットで岐阜に会い、映画を見ながら岐阜探し。そして、今度は「ロケ地になった場所を巡る旅」なんていうのも面白いかもしれませんよ。

観光コラム 「癒しの里 牧歌の里」(郡上市)

 白山連峰と大日ヶ岳がそびえ立つ、標高1000mのところに癒しの高原があります。
そこは郡上市高鷲町にある「ひるがの高原 牧歌の里」といい、「見る・食べる・体験する・買う」の四拍子揃った大自然のテーマパークです。

 春には雪解けを心待ちにしていた花たちが、いっせいに芽を出し、風と共に花のいい香りが届きます。開園期間中(4月21日〜11月25日)は、園内をゆったり散歩して、色鮮やかな四季折々の花をお楽しみいただくことができます。牧歌の里の花がとても色鮮やかなのは、一日の寒暖の差が大きく空気が澄んでいるからなのです。

 体験ゾーンでは、インストラクターの指導のもと、ミニ乗馬レッスン、ジャージー牛「あんこちゃん」の乳搾り、羊やヤギへのえさやり、さらに一緒に写真を撮ったりすることができます。ここでは、動物は見るだけではなく、触れ合う楽しさも実感していただけます。他にもオルゴールやハーブ石鹸作り、パンやピザ作りなど体験メニューも盛りだくさん!親子で、カップルで、家族みんなで、モノ創りの楽しみを味わっていただくことができますよ。また、ドッグランもありますので、愛犬と一緒に遊ぶこともできます。疲れてしまったらロードトレイン「ドット君」に乗り、園内を回ってみるのもいいですよ。
 只今、牧歌の里では「花・動物・自然」をテーマに毎年大好評のフォトコンテストを開催しています。この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがですか!
応募案内→ http://www.bokka.co.jp/event/index.htm 



 お腹がすいたら、贅沢に極上の飛騨牛でバーベキューなんていかがでしょうか。他にも飛騨牛カレーや飛騨牛コロッケなどもあります。小腹がすいたら園内で飼われてる、ジャージー牛のミルクで作られた絶品のミルクパンやソフトクリーム、おみやげに牛乳やヨーグルト、ミルクプリンなどの乳製品がおすすめです。
 
 たっぷり遊んだあとは、森の中の温泉「牧華」にゆったりつかって、一日の疲れを十分にとってみてはいかがでしょう。月替わりのハーブ湯や露天風呂、フィンランドサウナやミストサウナと充実しています。冬は露天風呂で雪見風呂も体験できますよ。

 他にも園内では、季節に応じてたくさんのイベントが開催されています。
まだゴールデンウィークの計画を立てていない方は、牧歌の里に出かけてみてはいかがでしょうか!

「ひるがの高原 牧歌の里」
問合せ先→ http://www.bokka.co.jp/index.html   0575−73−2888

牧舎とチューリップ畑

観光コラム 「おあむ物語」(大垣市)

 『子どもあつまりて。おあん様。むかし物がたりなされませといへば。おれが親父は。山田去暦というて。・・・。』で始まるこの物語は、おあむという女性が少女時代に体験した関ケ原合戦の凄まじさを、晩年、子どもたちへの昔話にしたもので『おあむ物語』といいます。戦国時代の少女の目をとおして描かれた貴重な証言として大変価値があり、死が身近にあった凄まじい時代だったのだということがよくわかります。 

 天下分け目の関ケ原合戦のとき、16才の少女おあむは、父山田去暦らと西軍石田三成に属し、大垣城に籠城していました。

 城の中での女たちの仕事は、砲弾を鋳造したり、味方のとった首に誰が討ち取ったものか名札をつけたりすることでした。また、生首にお歯黒をしたりもしていました。お歯黒を塗って、その首が高貴な人物と見えるようにすることで、より多く恩賞をもらおうと考えた者たちから頼まれたのです。生首を扱うなどというのは、現代人の感覚で考えるとゾッとしますが、実際におあむも「最初は嫌だった」と言っています。ところが、やっているうちに慣れてきて、別になんてことなくなってきたと言っています。その血なまぐさい首の並ぶなかで寝たり、大砲の響きで目を回したり、弟が鉄砲に当たって死んだりした様子が、まざまざと描かれています。

 そして、落城不安がつのるある日、東軍から『去暦は家康様の御手習い師匠であったので、逃がす』との矢文が届きます。おあむは父母らと一緒に、塀の近くの松(おあむの松)から堀へ下り「たらい舟」に乗って逃れました。大垣城の天守閣裏には今も「おあむの松」が残され、昔をしのばせています(現在の松は2代目と伝えられています)。 その後、おあむは父母とともに親類を頼って土佐に移り、雨森儀石衛門に嫁ぎ寛永年間に八十余歳で亡くなりました。

  大垣市では、大垣城の外堀であった水門川で、この「おあむ物語」をもとに「たらい舟 川下り」というイベントがおこなわれます。お花見の時期、直径1.5メートルほどのたらい舟に乗り、船頭さんに漕いでもらいながら、約1kmを30分かけてゆっくりと下ります。 100本もの桜並木の下、ゆったりと水門川を下り、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

期間:平成19年4月1日(日)〜6日(金)(予定 雨天などによる中止の場合あり)

 出航時間:(各回6艘)
          @午前10時〜
       A午前11時〜
       B正午〜
       C午後1時30分〜

          D午後2時30分〜
          E午後3時30分〜 

 乗船料 :1000円(1艘につき)
 乗船人数:大人2名、子供1名(小学生以下)の3名まで 大人3名は不可
 問合せ先:大垣市観光協会( 0584-77-1535)※事前予約が必要

桜並木の水門川をゆくたらい舟

観光コラム 「雛祭り」(全域)

 日本の伝統的行事である雛祭り。岐阜県の雪深い地域では、ひと月遅れの4月3日におこなわれます。

 戦前は、雛人形というと現代のように立派なものはごく限られた家庭にしかなく、多くは素焼きの土雛(土でできた人形)が飾られていました。土雛は正面しか着色されておらず、中は空洞で下に穴があいています。節句が近くなると尾張や三河から行商人がやってきて、各家庭では子どもが生まれるたびに、毎年ひとつ、ふたつと買い揃えていったそうです。

 また、岐阜県の一部の地域では、雛祭りの当日、子どもたちは「ひいな様見せとくれ」と隣近所のお雛様を見てまわり、お供えのお菓子などをもらって歩くというほほえましい風習がありました。「ひいなあらし」とか「強盗(がんど)うち」(地域により呼び名が異なる)などと呼ばれ、地域と子どもたち、子ども同士のつながりをもつ、とても大切な行事でした。現在ではわずかな地域でしか行われていないようで、少しさびしい気がします。

 雛祭りのこの時期、岐阜県の高山、美濃、郡上、岩村などの古い町並みでは、土雛や古今雛など代々伝わる雛人形の数々を展示するイベントが行われます。また、実際の人間が雛人形に扮する一風変わったお祭りなども開催されます。

 お雛様を見ながらぶらぶらと、岐阜の古い町並みの散策はいかがですか。

●飛騨高山雛祭り(高山市)
 2007年3月1日(木)〜4月3日(火)
 高山市内各所の観光施設や宿泊施設、市街地のショーウィンドーなどで見ることが出来ます。
 問合せ先:高山市観光課  0577-35-3145

 ●飛騨生きびな祭り (高山市一之宮町)
 2007年4月3日(火)
 飛騨一円から選ばれた9名の未婚女性が、内裏様、后様、などに扮して境内を行列します。
 開催場所 飛騨一宮水無(みなし)神社(JR飛騨一ノ宮駅下車 徒歩5分)
 問合せ先:高山市一宮支所  0577-53-2211

●いわむら城下町のひな祭り (恵那市岩村町)
 2007年2月3日(土)〜4月3日(火)
 恵那市岩村町の本通りの約40軒の各商店や旧家で、土雛などを展示します。
 問合せ先:岩村町観光協会 0573-43-2111

●第3回城下町郡上八幡お雛まつり(郡上市八幡町)
 2007年3月3日(土) 4月3日(火)     
 市街地で約80軒の商店が土雛や旧暦のおひな様を展示します。
 問合せ先:(財)郡上八幡産業振興公社 0575-67-1819 

 ●うだつの町家のおひな様 (美濃市)
 2007年3月3日(土)〜4月3日(火)
 30軒の町家の人たちが、各商店や家の帳場などを使い、家々で古くから伝えられているおひな様や美濃和紙を使ったお雛様などを展示します。
 問合せ先:美濃市観光協会  0575-35-3660

下呂市の土雛

観光コラム 「節分の日」(全域)

 新しい年を迎えると、もう春を感じる気がします。

春といえば「節分の日」がありますね。「鬼は外!福は内!」ともうすぐそんな声があちこちの家から聞こえてくるのはないでしょうか。

 節分は立春、立夏、立秋、立冬の前のことですが、特に立春は一年の初めにあることから最も重視されていて、前年の邪気をすべてはらってしまう行事の代表として「豆まき」があります。

 「豆まき」は全国の多くの神社でおこなわれますが、岐阜県の神社でも豆まきをしたり「節分祭」としていろんなイベントが開催されます。

いくつか紹介しますと、

伊奈波神社(岐阜市)
     …手筒花火奉納祭
       大小約60本の煙火が豪華な火の粉を吹き上げる迫力満点の行事

玉性院(岐阜市)
     …玉性院節分つり込み祭り
      赤鬼に扮した厄男を神輿に、お福に扮した厄女を御所車に乗せおはらいをして
     無病息災を祈る祭り

鬼岩福鬼まつり(御嵩町)
     …伝説ではこの巨岩、奇岩を住処にして悪事を働いていた関の太郎が福鬼として
     よみがえり厄払いをするため、「鬼は福、福は内」という掛け声

 他にめずらしい行事として、揖斐郡大野町にある来振寺(きぶりじ)での「節分星まつり」があります。「秘法柴灯大護摩供」(ひほう・さいとう・だいごまく)と呼ばれ、住職をはじめ、山伏に扮した人らが四方と護摩壇に破魔矢を放ち、護摩壇に火をつけます。僧侶の読経が流れるなか、護摩壇は勢いよく燃え上がります。その後、まだ燃え残る護摩木の上を、山伏を皮切りに一般参拝者らが素足で歩く「火渡り」をおこない、除災招福を祈願します。

炭火の上を素足で歩くとはとても勇気がいりますが、毎年数百人のかたが参加されます。またなかには「山伏の放った破魔矢を拾うとよい年になる」と持ち帰るかたもいらっしゃいます。その後に不老長寿、ガン予防効果があるといわれる笹酒の接待と福豆がまかれます。勇気のあるかたは素足で歩いてみてはどうでしょうか?

 また「恵方巻」といい、その年の恵方を向いて太巻きを切らずそのまましゃべらずに一本食べるというものもあります。「福を巻く/切ると福がこぼれる」という説から関西圏で流行りだした風習で、最近は徐々に関東圏にも入ってきているようです。岐阜県はどちらかというと関西圏に近いため、以前よりこの風習があるのかもしれません。

 ちなみに今年(2007年)の恵方は「北北西」ですよ!

 今年の節分は岐阜県で厄除けをして、恵方巻きを食べてみてはいかがですか?


○岐阜県イベント問合せ

 岐阜県観光連盟  
 TEL 058-296-0870  
 
http://www.kankou-gifu.jp/

観光コラム 「迎春準備 飛騨の花餅」(高山市・下呂市)

 「雪国の新年に花を飾りたい…」

 古くからそう願った飛騨人(ひだびと)は、葉の落ちた枝に紅白の餅をつけた花餅(はなもち)を正月飾りとしてもちいてきました。

 飛騨は雪深い土地柄で、冬になると生花も育たず、山の木のほとんどが葉を落として、枯れ木のようになってしまいます。そこで、正月になっても飾る花がないままでは寂しいと思った飛騨人は、山に入って大きな株を切り、家に持って帰りました。

 年の暮れとなり、正月の餅をつくときに、余った餅を細長く切り分けて、株からまっすぐに伸びた枝にまきつけ、花に見立てたのです。まっすぐに伸びた細い枝に、くるくるとたくさん巻きつけた餅は、まるで小花が咲いたように、大変に美しく、飛騨の師走の風物詩として、今に受け継がれています。

 昔話には、「神様が餅を木に付けて人々に分け与えたが、ある年、欲深い者たちが自分勝手に餅を取ったために、それからは餅が木に付くことはなくなった」とあります。 花餅に込められた思いは、飛騨人の心の中に深く息づいています。  

 花餅は、門松や、しめ縄と同じように、飛騨のお正月には欠かせません。花餅の台になる木は「花餅株」といい、クリ、花の木(モミジ・カエデ)、ケヤキ、エノキなどを使います。この株は春のうちから選んでおき、11月中旬ごろ切ります。花餅株にはつきたての餅を枝の大きさに応じ、間隔を置いて数珠玉のように着けます。このとき、食紅で赤くした紅白の餅を、等間隔に乾いてもずれないようにしっかりと枝に巻きつけるのがコツです。花餅の枝には、福の神、大福帳、大判小判、鶴亀などをつるします。

 明治時代には、枝に餅を丸めて付けた繭玉のような形で、壁に掛けたり柱にくくりつけるスタイルでした。戦後、住宅事情などから、据えるものが主流となりました。長さ30センチほどのものから、3メートル前後のものまであります。

 またこの花餅は、冬の間中床の間に飾っておき、ひなまつり(飛騨では4月3日)に枝から餅をはずし、油で揚げてアラレにして食べたりもします。

 花餅づくり体験ができるイベント等もありますので、興味のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか。

 「迎春花餅づくり体験イベント」※予約不要 

 日時 : 12月10日(日)午前10時〜 先着50名
 場所・問い合わせ : 下呂温泉合掌村( 0576-25-2239)

 「ひだ一之宮グリーン体験宿」※要予約 冬季限定  

 ネイチャークラフト・花餅 (定員:1日20名、体験料:1,500円) 
 ホームページ : http://www.hida-taiken.jp/
 問い合わせ  飛騨一之宮グリーン体験宿 事務局( 0577-53-2707)


花餅が飛騨の正月を彩ります


                    観光コラム 「ぎふの柿」(本巣市)

  私の地元大野町は柿の産地。11月に入り少し寒さが身にしみるようになってきたな〜と思うころ、いよいよ柿の収穫が始まります。

 昔から、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養価が優れている柿。ビタミンA、ビタミンCが豊富に含まれ、美容と健康にとってもいい果物です。干柿にするとカリウム、鉄分、食物繊維も多くなります。

 岐阜県本巣市は、富有柿(ふゆうがき)発祥の地。柿にはいろいろな品種がありますが、富有柿は「甘柿の王様」といわれるほど、みずみずしく甘味が強いのが特徴です。おもに本巣市、揖斐郡大野町、岐阜市、瑞穂市などで栽培されています。

 さて、富有柿のおいしい食べ方ですが、果皮近くが甘く、種やヘタに近くなると甘味が薄くなるので皮はなるべく薄くむいて食べましょう。くし型に切って食べると味のバランスがいいです。柿の裏側を見ると十字にすじが入っているので、それに沿って切ると包丁が種にあたらずきれいに切る事ができます。皮の表面には、白い粉が付着していますが、

これは「果粉(かふん)」といって、果実が表皮を守るためにみずから作り出すもので、害はありません。柿は、そのまま食べても十分おいしいですが、スライスしてポテトサラダに加えたり、てんぷらや胡麻和えにして食べてもおいしいので一度試してみてはいかがでしょうか。

 他に柿を使って製品化されているものとしては、柿羊羹や富有柿ジャム、柿ジュース、なんと柿ラガーなんていうビールまであるんですよ。

  さて、富有柿が岐阜を代表する甘柿とすると岐阜を代表する干柿と言えば、美濃加茂市の堂上蜂屋柿(どうじょうはちやがき)です。1000年以上の歴史をもち、歴代将軍にも献上され、国内外の品評会で数多くの賞を受賞。毎年12月1日の予約開始と同時に完売してしまうと言うから驚きです。この堂上蜂屋柿は、普通の干柿より少し大きめでぽってりとした厚みをもち、蜂蜜のような上品な甘さがあるのが特徴です。

 干柿作りは、まず11月に柿を収穫し、手作業で一つ一つ皮をむき、天候の変化に気を使いながら干し、ホウキで表面を掃きます。ホウキで掃くと、刺激で糖分が白い粉となって表面に現れてくるのだそうです。そしてようやく12月中旬に出荷されます。こんなに手間ひまかけて作られるのですから、少し高価なのも納得です。

 

 秋の味覚は、富有柿の発祥の地岐阜の柿で決まりやて!(←岐阜弁)

※柿のお問い合わせ・ご注文

 JA全農岐阜
 TEL 058-276-5305

 FAX  058-276-5338

観光コラム 「岐阜の水族館」(岐阜市)

 今、ちまたでは動物園が何かと話題になってますが、岐阜には残念ながら動物園がありません。しかし、世界最大級の淡水魚水族館があるんです。
 「アクア・トトぎふ」岐阜県世界淡水魚園水族館です。「アクア」は水の意味「トト」は小さな子供が魚のことを「とと」と言うことから、誰でも覚えやすく親しみやすいようにと名付けられました。

 水族館と聞くと、カラフルな色の魚達が泳いでいたり、イルカショーがあったりと華やかなイメージがありますが、ここではおもに木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)・長良川の源流から河口までと世界の淡水魚が暮らしています。
 淡水魚というとちょっと地味な感じもしますが、自然環境をそのまま再現した館内展示ですので、魚達が川で暮らしている様子が一目でわかるようになっています。めずらしい魚達がたくさんいますので少し紹介します。

 館内には魚類・両生類が約220種25,000点、水生植物が約40種3,500点もの生き物たちが川ごとに分けられ展示され、メコンオオナマズをはじめカラチョウザメなどの世界最大級の淡水魚や、長良川を代表するサツキマス、イワナ、アユ、東南アジアに住むコツメカワウソなんていうかわいい仲間もいます。今年の7月からはアシカも新しく仲間入りしました!

 また、バックヤードツアー(注)といって、その名のとおり、水族館の裏方と仕組みを学習できる館内ツアーもあります(入館料のみ)。飼育スタッフのガイドとともに、表側から見えない水槽の裏側なども見学できますので、参加する価値はありますよ。
 全館バリアフリーになっていますので、車椅子の方でもゆっくり楽しんでいただけます。入場料金は大人1,400円です。年間パスポートならなんと2,800円!2回の料金で1年間お楽しみいただけます。とてもお得だと思いませんか?

  今なら「悠仁様ご誕生お祝い記念展示」としまして、10月15日頃までおめでたい紅白の金魚が展示してあります。こちらは無料にて観覧いただけますよ。

  館内から外に出ると、目の前には世界初の3D立体音響システムがある大観覧車オアシスホイールがそびえ立つオアシスパークがあります。ここには飛騨牛・天然あゆが味わえるオアシス屋台、めずらしいチョウザメ料理が味わえるフィッシュオンチップスや、名産品が揃っているギフベストが入っていますので、休憩やおみやげにご利用いただけます。

  「アクア・トトぎふ」岐阜県世界淡水魚園水族館
  TEL 0586-89-8200

  http://aquatotto.com/

   (株)オアシスパーク
  TEL 0586-89-6766

  http://www.oasispark.co.jp/

  (注)土日祝開催(30分程度)
     1回目午前11時〜 2回目午後3時〜 

     申込みは当日朝9時30分から1Fインフォメーションで(各回先着10名)                             

周辺の環境を再現した展示方法 世界最大級の淡水魚、メコンオオナマズの水槽

観光コラム 「栗の話」(中津川市・恵那市)

 夏が終わり、9月に入るといよいよ秋の味覚のひとつである栗の季節です。岐阜県東濃地方、旧中山道沿いの限られた地域では、例年9月初旬から12月末頃まで「栗きんとん」が店先に並び、秋の風物詩になっています。

 「栗きんとん」と聞いて、どんなものを想像しますか?一般的には2種類のものがあります。
 ひとつは、さつまいもをペーストして砂糖を混ぜたねっとりしたものに、大粒の栗の甘煮が入ったもので、お節料理の定番としておなじみです。
 もうひとつは、栗を蒸してつぶしたり裏ごししたものに砂糖を加えて、ちょうど栗ひとつ分くらいの大きさに布巾で茶巾型に絞って一つづつ形を整えたものです。
 今回ご紹介する「栗きんとん」は後者で、栗の風合いの生きたとても上品な和菓子です。栗と砂糖以外、水さえも使わず、すべて手作業で作られます。口に含んだ瞬間、ふわっと広がる栗の味に秋を感じます。
 この地域は、文化、伝統などに秀でた所であり、島崎藤村など数多くの文人たちが訪れています。このようなことから、この地方ではお茶を愛する人が多く、必然的に茶の友となる和菓子が発達したようです。口の肥えた粋人が良い菓子を育てたといえます。
 
 新栗の季節になると、この地区のお菓子屋には茶巾絞りの「栗きんとん」がいっせいに並びます。
 栗は大きく分けて3つの種類あります。
  ・日本グリ・・・日本、韓国に分布。果実が大きく、加工用または料理用。
  ・中国グリ・・・天津甘栗に使用。甘くて小さい。
  ・欧州グリ・・・イタリア、フランス、スペインに分布。やや小さめ。パンや菓子に使用。
 栗きんとんに使われるのは、もちろん「日本グリ」です。基本的に新鮮な栗と少量の砂糖で作られるとてもシンプルなお菓子ながら、その味は各店で微妙に異なります。製法はよく似た栗きんとんでも、形も色も味も多種多様です。使う栗の品種や裏ごしの量、砂糖の分量や炊き加減など、菓子職人たちがこだわり抜いた味と伝統の製法があり、店ごとに違う味が楽しめます。また、仕上げも手絞りなのでひとつとして同じ形がありません。
 美濃路の食べ歩きでごひいきの栗きんとんを見つけてみてはいかがですか。



栗きんとん 美濃路にも秋

観光コラム 「今年の夏休みにグリーン・ツーリズムはいかが?」(全域)

 夏本番!夏休みの予定は既にお決まりですか。キャンプ、海水浴、登山・・・いろいろありますが、今年の夏はいつもと違った休暇の過ごし方はいかがでしょうか。

 ここで問題です!「グリーン・ツーリズム」という言葉を聞いたことはありますか?グリーン・ツーリズムとは、農林漁業体験やその地域の自然や文化に触れ、地元の人々との交流をつうじて楽しむ余暇活動のことをいいます。もっと簡単にいうと、田舎で休暇を楽しむ新しいタイプの旅なのです。

 私は昨年10月、郡上市明宝へグリーン・ツーリズム体験に行ってきました。郡上市明宝には、旅館や民宿の女将さんたちでつくった「ビスターリマーム」というグループがあります。このグループは「みんなで1軒の宿」という考えで、お料理のレシピも技も共有しています。「若い女将さんはベテランの女将さんから技を学び、ベテランの女将さんは若い女将さんからパワーをもらっているんです」と話す女将さん達の顔は、生き生きとした笑顔にあふれていました。

 そんな女将さん達のご指導のもと、豊かな自然のめいほう高原にて食体験をしました。トマトケチャップやソーセージ、お豆腐などを作ります。作りたてのまだあたたかいお豆腐やフレッシュなトマトケチャップのおいしさに舌鼓。しあわせな気分にひたっていたのも束の間、その後待っていたのはあまごの一夜干し作りでした。お魚をさばくのは初めてで、まな板に横たわるお魚を見て思わず後ずさりしていた私でしたが、ベテラン女将の優しく厳しい?ご指導でなんとか1匹さばいて、翌朝の朝食においしくいただきました。

 宿泊するのはもちろんビスターリマームの女将さん達の旅館や民宿。夕食には、山や川でとれた季節の食材を取り入れたお料理が並びます。春には山菜を取り、夏には川魚を釣り、秋には木の実を拾って食べる。季節ごとの自然の恵みをいただく、という地元の人にとっては当たり前な生活も、都会に暮らす人にとっては、うらやましく思えます。

 「畑を猿に荒らされたりして大変なんですよ〜。」と苦笑いしながら話を始める女将さん。座り込んで一緒になって田舎暮らしの話に花が咲きます。まるで田舎の親戚の家にでも遊びに来たかのような感覚。「また来たいな」と思う私でした。

 最近、スローライフが見直されつつありますが、田舎で日々繰り返されている当たり前な生活がまさにスローライフ。グリーン・ツーリズムをつうじてスローな暮らしを少し体験することができます。このグリーン・ツーリズムの本当の良さは一度体験してみないとわからないでしょう。

 気軽な気持ちで是非参加してみてください。思っていた以上の収穫があるかもしれません。

 ビスターリマームは、「オサンババ春の残雪トレッキング」や「山菜満菜フェスタ」など面白いイベントをおこなっています。中でも注目なのがめいほう高原で毎年夏に行われる流しそうめん大会。なんと全長1kmにもなるという大流しそうめん。想像するだけでも楽しそうですが、今年は是非参加してみてはいかがでしょうか。

  流しそうめん大会 平成18年8月27日(日) 12:00〜14:00(受付10:00〜)協賛費300円
   ビスターリマーム ホームページ http://www16.ocn.ne.jp/~vistari/index.html

  岐阜のグリーン・ツーリズムにかんするお問い合わせ
   岐阜県農業振興課 TEL058-272-1111(代表)  

   ホームページ 「ようこそ心のふるさとぎふ ぎふのグリーン・ツーリズム」    
   http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11415/green/index.html

山菜とりのようす 自然の恵みをいただきます
めいほう高原の流しそうめん 長さは1qにもなります

(写真はビスターリマームさまから提供していただきました)

観光コラム 「夏の風物詩 花火大会」(岐阜市)

 花火と言ってもいろいろな種類がありますが、夏に花火と言ったらやはり夜空いっぱいに大輪の花を咲かせてくれる打ち上げ花火ではないでしょうか。
 岐阜県では毎年数多くの市町村で花火大会が行われますが、そんな中でもお勧めなのが岐阜市長良川畔で盛大に繰り広げられる「長良川花火大会」です。全国選りすぐりの花火師が集まって、約3万発もの花火が打ち上げられる、歴史的にも規模的にも全国有数の花火大会です。
 長良川、金華山をバックに壮大なスターマインのオープニングで始まり、水中花火が続きます。そして何といっても見逃せないのがナイアガラの滝です。長良川を横断する300mの仕掛け花火は見ごたえ十分!会場からはひときわ大きな歓声が上がります。息をつく暇もなく次々とスーパースターマインが打ち上げられドーン、ドドドド、パーンと金華山に跳ね返される音が胸に響きます。感動と興奮が最高潮に達した頃に余韻を残してフィナーレを迎えます。
 この実感と迫力は、実際に味わって見ないとわからないかもしれません。今年はぜひ川岸で最高の花火を体験していただきたいものです。
 この花火に指定席はありません。ですから川原が観覧席、最高のロケーションです!当日はお昼過ぎから人が集まり始めます。浴衣を着た人達や家族連れ、外国の人たちも少なくありません。

 ここでちょっと豆知識!外国の花火の玉は円筒形で、打ち上げると柳のように流れ落ち、色も原則として単色です。それに比べ日本の玉は球状なので打ち上げると大きく花を咲かせ、色も複数の色に変色します。これは日本特有の技術だそうです。

(問合先)岐阜県観光連盟
     
http://www.kankou-gifu.jp/   TEL:0120-310561
                  
                         
 花火を上から見てみたい!と思われる方におすすめスポットとして金華山の頂上「岐阜城天守閣」はいかがでしょうか。岐阜公園からロープーウェーに乗ると、一面のきれいな夜景と色鮮やかな花火との調和で今までに見たことのない世界が味わえますよ。ちなみに、川原では開幕までバーベキューをして待っている人もいますが、私の知人で山頂でバーベキューをして注意された人がいます。金華山は火気厳禁ですので、くれぐれも真似しないようにお願いします。

 岐阜城天守閣
  開館時間●8:30-22:00(7/15〜8/31)
   入場料 ●大人200円  小人100円
 
 金華山ロープーウェー
  営業時間●8:30-22:30 (7/20〜8/31)
  運賃  ●大人600円 往復1050円 小人280円 往復520円

(問い合わせ先)岐阜市観光コンベンション室  058-265-4141

長良川花火大会のようす 3万発以上の花火が競演します


                  観光コラム 「岐阜の鮎」(全域)

 魚へんに占うと書いて鮎。漢字が表すとおり、昔はこの魚を占いに使ったと言われており、千年以上も前から日本人に愛され、親しまれています。

 鮎は、サケ目アユ科の淡水魚で、全長20〜30センチで体は細長く、背側は緑褐色、腹部は銀白色、胸びれ上方に黄金色の斑紋があります。香魚と書いてもアユと読み、スイカのような良い香りがします。また、年魚とも呼ばれ、わずか1年でその生涯を終えるのです。秋に川の中流域で産卵。動物性プランクトンをえさとする稚魚は海へ下って越冬し、春、川を上りながら生長し、夏ごろからえさが変わり、藻類を食べて成長します。この頃から鮎は自分の領域を持つようになり、そこに入ってくる相手を猛烈に追い出します。

 このような性質を利用したのが友釣りです。岐阜では‘あいかけ’と言う言葉も使います。友釣りは縄張りを持つ鮎特有の釣り方で、掛けバリ等の仕掛けで武装した友鮎(おとりとなる鮎)を、縄張りを持つ野鮎の縄張り内に進入させ、友鮎を攻撃してきた野鮎を掛けバリで引っかける釣法です。夏が始まる6月頃から、岐阜県の中心を流れる長良川では、この友釣りが盛んに行われています。解禁日には、太公望が川に並んだ姿が、毎年テレビに写ります。

 長良川の鮎は、国内の数ある産地の中で最も人気の高いものとして知られています。5月11日には岐阜市茜部の市中央卸売市場で長良川産天然鮎の初競りが行われ、今年は約12sが入荷されました。1s当たりの最高値は3万3千円でした。これらのほとんどが、岐阜・愛知の高級料亭などに出荷されます。このような上質の天然鮎は、長良川の水の透明度と河口から源流に至る大きな高低差によって育まれています。また、長良川のきれいで冷たい水・水量・流れの速さ・川底の石・水温のすべてが餌となる藻と鮎を育てる条件を満たしていて、鮎のおいしさを支えているのです。

 ところで、天然物の鮎には、天然遡上と放流があります。養殖場で、天然遡上の鮎が川を上がった状態まで成長させて、それを川に放流して天然遡上のアユと一緒に棲息させるのです。最近では春先に沢山の稚鮎が放流されます。今年は4月10日から県内各河川で約128.6tの放流が予定されています。4月時点の長良川下流での調査では、今年は例年以上に、天然遡上の鮎がとても多いそうです。

 また、毎年5月11日から10月15日まで長良川では、鵜飼が開催されます。この鵜飼も歴史に登場して千三百年になります。鵜が捕った鮎は、鵜呑みにして一気に絞めるので、旨味を逃がさず格別の味と珍重されてきました。鵜飼開きの日に鵜がとった初鮎は、宮内庁に献上されます。 

 皆さんも昔から美味しいと有名な岐阜長良川の鮎を、召し上がってみてください。鵜飼を見ながら食べる鮎ならなおさら格別です。鮎料理はたくさんありますが、私は塩焼きがおすすめです。また釣りが好きな方なら、友釣りを試してみるのはいかがでしょうか。釣りと味とで楽しめる、一石二鳥の鮎。今年も鮎の遡上が始まっています。

☆テレホンサービス「岐阜県の釣り情報」058-275-1156  岐阜県漁業協同組合連合会






         観光コラム 「楽しさ満開!世界一のバラ園へようこそ」(可児市)


 バラはその美しさや気品から何千年も前から人々に愛され続けてきました。紀元前に描かれたギリシャにある壁画には、バラと思われる絵が残されているのだそうです。
 ルネッサンス期以降には、芸術のモチーフとして絵画などにもたくさん描かれています。
 現代でも、バラはプレゼントに使われたり、絵画のモチーフになったり、歌に歌われたりと、人々の心を魅了し続けています。
 
 岐阜県可児市の花フェスタ記念公園には、バラの原種からオールドローズ、イングリッシュローズなど7,000品種ものバラが栽培されています。
 岐阜県では1973年頃からバラの苗が作られるようになり、県の風土に合う新品種が数多く作り出されています。なかでも皇室ゆかりの「ハイネス雅」「ハイネス愛」や、開発が難しいと言われる青いバラの新品種「ブルーヘブン」は話題を集めています。
 私の中では、バラはどちらかというと情熱的で存在感も強いイメージがあったのですが、ブルーへブンは白みがかったブルーで、とても繊細ではかないイメージのバラでした。バラには青い色素を作り出す酵素がないため、世界の育種家が夢見て多くの品種を作り出してきました。現在ではこのブルーヘブンが最も青色に近いバラなのだそうです。

 花フェスタ記念公園では現在、「世界一のバラ園春まつり」が開催中です。(4月22日〜6月25日まで)
 開幕からゴールデンウィークにかけて、ハンカチノキやヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)、全国でも珍しい原種のバラをご覧いただけるほか、ご家族揃って楽しめるイベントが満載です。
 ゴールデンウィークを過ぎて5月中旬以降は、いよいよ「世界一のバラ園」が見ごろを迎えます。「世界のバラ園」をはじめとして、植栽品種数で世界一を誇る7,000品種、61,000株のバラが、園内に咲き誇る様子は圧巻です。
 バラ色に染まった花フェスタ記念公園へ是非お出かけください。

【花フェスタ記念公園】 
*所在地:   岐阜県可児市瀬田1584-1  TEL 0574-63-7373
*開園時間: 午前9:00〜午後5:00(入園は午後4:30まで)
*休園日:   毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌平日)、年末年始 
          平成18年4月〜6月は無休
*入園料金:  4月〜11月  大人800円 高校生500円 小中学生300円
          12月〜3月  大人400円 高校生300円 小中学生200円
*アクセス:  公共交通機関:JR名古屋駅−多治見駅−可児駅(50分) 東鉄バス10分
                   または名鉄名古屋駅−名鉄犬山駅−名鉄新可児駅(50分) 東鉄バス10分
         お車:東海環状自動車道・可児御嵩ICから5分

HPはこちら http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/flower/index.htm
 


                 観光 「春の味覚」(全域)

 「春」と聞くと花粉症で悩まされている方は、あまりうれしくないかもしれませんが、日本各地で桜の開花状況が紹介されはじめ、春本番!を感じます。
 寒い冬を乗り越えてきた植物たちも芽を出し始め、味覚でも春を感じることができます。
よもぎ・わらび・ぜんまい・ふき・木の芽・うど・たけのこ等まだまだたくさんありますが、これらの採れたての山菜を和え物や混ぜご飯、天ぷらなどに料理するとやわらかくてひときわ美味しい事でしょう。
 岐阜県には実際に山で山菜狩りを体験することができる「グリーンツーリズム」があります。収穫のコツや料理方法等も教えてもらえるかもしれませんよ。

  問い合わせ先/岐阜県農政部農業振興課      (代)058-272-1111 

 食品売場へ買い物に行くと、もう鮮やかな緑色したそら豆が並んでいますが、岐阜県の美濃地方には、このそら豆を使った「みょうがぼち」という和菓子があります。そら豆で作ったあんを、小麦粉と米粉をよく混ぜ合わせ練った皮でくるみ、みょうがの葉で包み、蒸して作ります。
 「ぼち」とはこの地方の言葉で、「小麦粉を練ったもの」という意味があります。昔はみょうがの葉が繁り出すと、各家庭で作られていました。田植えや野良仕事の休憩に、あぜ道などに腰をかけ家々で作った「みょうがぼち」を頬ばったそうです。
食べてみると皮はもちもち、そら豆のあんはホクホク、そしてその「ぼち」にみょうがの葉の香りが移り、初めて食べる人にも懐かしさを感じさせます。
 そら豆はサヤが天に向かって生えるので「空豆」とも言われ、栄養のバランスがよく、疲労回復にも最適です。さらにみょうがには、解毒や腐敗防止にも効果があるようで、農家のおやつとして食されてきたのは、そんなところにも理由がありそうですね。ぜひ、一度作って食べてみたいものです。

  問い合わせ先/岐阜県産業労働部ぎふブランド振興課         (代)058-272-1111
         http://www.gis.pref.gifu.jp/gifu-net/index.htm

 春というのはつかの間で、またすぐ暑い夏がやってきます。そんな短い春を視覚と味覚で存分に味わってください。そして夏に負けない体力を今から旬な食材で美味しく楽しく作っていってはいかがでしょうか。


         観光コラム 「太平洋から日本海へ さくら道」(高山市・郡上市)

この地球の上に天の川のような
美しい花の星座をつくりたい。
花を見るこころが一つになって
人々が仲よくくらせるように。

佐藤 良二


“桜”―春が近づくにつれ、桜の開花を心待ちにしている人が大勢いることでしょう。
「花」と言えば「桜」と言うように、昔から桜は日本人に最も愛されてきた特別な花ではないでしょうか。

 かつて、そんな桜に魅せられ人生の全てを賭けて「太平洋と日本海を桜で結ぼう」と2000本の桜を植えた人がいます。名古屋から金沢までの226kmを走っていた日本一の長距離路線バス「名金線」の名物車掌の佐藤良二さんです。
 佐藤良二さんは昭和4年、現在の岐阜県郡上市白鳥町に3人兄弟の末っ子として生まれ、3歳のときに母がこの世を去った以後、父の仁助さんが「人様の喜ぶことをせないかんのや。ぼろを着て社会に尽くせ。」と言い聞かせながら男手一つで3人の子供を育てられました。この言葉は、父を尊敬していた佐藤さんの胸に深く刻み込まれていったそうです。
 昭和20年17歳で国鉄に就職し、昭和28年正式にバスの車掌となりますが、佐藤さんが本当に憧れていたものは映画俳優でした。そこで、鼻の整形手術をして俳優試験を受けますが書類選考で落とされてしまいます。夢と自尊心を砕かれた佐藤さんは、自殺を考えるほど人生に何の希望も持つことが出来ず、自らの生きる意味を模索していた時、その後の人生を大きく変えることとなる、光景を目にしました。
 昭和35年岐阜県を流れる庄川に東洋一のロックフィルダム「御母衣ダム」が完成。そこにあった360戸の集落がダムの底に沈む運命になりました。その中に樹齢400年をこえる大きな2本の桜がありました。何とかこの2本の木を救うことが出来ないかという人々の思いによって2本の木の移植工事が行われました。困難を極めた桜の移植は見事成功し、桜が満開の花を咲かせた3年後の春―――ダムの底に村が沈んで、ばらばらになった村人たちが桜の木の下に集まり花見をし、再会を喜び合いました。その最中、一人の老婆が立ち上がり桜の幹をなではじめ、木にすがりつきながら声を上げて泣きはじめたのです。この光景が、佐藤さんの心を大きく揺り動かしました。
「桜はええなあ。強くて優しくて、人の心を呼ぶんや」
そして、昭和41年春、佐藤さんはバスの出発点でもある名古屋の営業所の前に1本の桜の苗木を植えたのです。
 それ以来、佐藤さんは暇さえあれば桜の世話をし、家族や周囲の非難の中、1人黙々と桜を植え続けました。しばらくすると協力してくれる人も出始め、佐藤さんが持っていた人様のためやるんだという気負いも消えていったようです。
「かわいらしい桜の苗木を取り囲む人の喜ぶ顔を見るのが嬉しい・・・」
車掌としての佐藤さんも以前とは別人のように客に接するようになり、みんなに愛される名物車掌となっていました。しかし、桜を植えはじめて5年目の昭和46年秋、体の不調を訴えた佐藤さんは「血管免疫芽球性リンパ節症」と呼ばれるガンの一種の難病だと診断されました。それでも、周囲の心配をよそに、病気で弱った体でとりつかれたように桜を植え続けたのです。昭和51年、佐藤さんは47年の生涯を閉じましたが、佐藤さんが思い描いていた桜街道の夢は同僚や家族に受け継がれ、現在、教科書や映画「さくら」で紹介された佐藤さんと桜のことを知った多くの人によって、夢は続いています・・・。
 自分の生きる意味を真撃に問いかけ、夢に向かって懸命に生きた佐藤良二さん。その生涯は私たちに多くのことを語りかけてくれることと思います。

(参考文献)『さくら道』/中村 儀朋・著 風媒社


 佐藤良二さんゆかりの地(郡上市白鳥町)
 問 合 せ●白鳥観光協会 TEL 0575―82―5900
 http://www.shirotori.gr.jp/~kankou/

 佐藤良二さんが衝撃を受けた二本の老桜(荘川桜)は今も毎年花をつけています。
 場  所●岐阜県高山市荘川町中野御母衣ダム
 問 合 せ●高山市荘川支所産業振興課 TEL05769―2−2211
 アクセス●JR高山駅より濃飛バス白川郷行荘川桜下車すぐ(季節期間運転)
 東海北陸自動車道荘川IC下車R158、R156経由約15分

 
荘川桜


        観光コラム 「山内一豊の妻『千代』は郡上が出生地」(郡上市)

 平成18年のNHK大河ドラマ「功名が辻」の放映がスタートしました。この物語は、司馬遼太郎の原作で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3武将に仕え、土佐二十四万石の大名になった山内一豊と、一豊の出世を助けた妻、千代の活躍を描いています。
 主人公の千代(役 仲間由紀恵さん)の出生地については諸説あり、ドラマの中では原作通り滋賀県出身として紹介されているのですが、近年の史料研究などにより、実は郡上出身という説が有力であることがわかり、出生の地とされる郡上市や婚礼の地とされる岐阜市などが盛り上がりを見せています。
 千代の郡上出身説は、永禄2年(1559年)に初代郡上八幡城主・遠藤盛数の娘として生まれたというもので、ゆかりの地である郡上八幡城のある山腹の広場には、一豊と千代の像が建てられています。現在、郡上八幡博覧館では大河ドラマの放映に合わせて「一豊の妻千代特別企画展」を開催中です。(大河ドラマ放映期間中開催)
 また、郡上市にある平野醸造では、一豊と妻の像が平成6年に建立されたのを記念して、吟醸「一豊の妻」を販売しています。奥美濃・名水長刀清水で醸された吟醸酒。独特のフルーティな香と淡麗な味わいが特徴です。また、酒蔵の公開も行っています(要予約)。蔵を見学後、酒の試飲ができ、お気に入りの酒をお買い求めいただくこともできます。

  ○郡上八幡博覧館    TEL 0575-65-3215  休館日 12/24〜1/2
   入館料  大人500円 小人300円  
   郡上八幡観光協会  http://www.gujohachiman.com/kanko/
   
  ○平野醸造合資会社   岐阜県郡上市大和町徳永164   HP:http://www.bojo.jp/
    TEL 0575−88−2006 FAX 0575−88−2051    
    吟醸 一豊の妻  720 ml  1,650円   1.8 L  3,300円

 郡上市と並んで千代のゆかりの地とされる岐阜市では、大河ドラマの放映に併せて岐阜公園内に「山内一豊・千代婚礼の地モニュメント」を建立しました。1567年(永禄10年)に織田信長が岐阜城に本拠を移したとき、一豊も移り住み、そこで千代と出会い婚礼の祝言をあげたと言われています。その後、信長が安土へ移るまでの約10年間、一豊と千代は岐阜城下で暮らしました。
モニュメントには、「長良川 一豊を愛した 伴侶の鑑 千代を讃える」などの碑文が刻まれています。設置場所は、岐阜公園内金華山ロープウェー乗り場入り口付近です。
  
○岐阜市観光コンベンション協会 TEL058-263-7291  http://www.gifucvb.or.jp/

 山内一豊の妻、千代ゆかりの地を訪ねる旅に出かけてみませんか。


           観光コラム 「三寺まいりと酒蔵めぐり」(飛騨市・高山市)

 新年 あけましておめでとうございます

 新しい年が始まりましたが、皆さんはもう初詣は行かれましたか?テレビを見ていると、よく全国各地のお参り名所が紹介されていますが、岐阜県では伊奈波神社(いなばじんじゃ)、千代保稲荷神社(ちょぼいなりじんじゃ)、南宮大社(なんぐうたいしゃ)などをテレビでよく見かけます。
 
 今回紹介したいのは、普通の初詣とは一味違ったお参りで、飛騨市古川町の「三寺まいり」です。古川町といえばNHK朝の連続テレビ小説「さくら」の舞台になった・・・と言えば分かって頂ける方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 三寺まいりは、毎年1月15日(お七夜様)に開催されまして、町内の三寺(円光寺・真宗寺・本光寺)を参拝する二百年以上前から続く伝統行事です。
 その昔、信州の製糸工場へ出稼ぎに行った女工さん達は、年末に帰省し、年が明けると精一杯着飾ってお寺参りに出かけました。嫁を見立てるのによい時期だったので、若い男達も出かけたことから「縁結びの行事」として知られるようになりました。「嫁を見立ての三寺まいり」「髷を結わせて礼参り」とも言われ、古川小唄でも唄われています。最初は白いローソクでお参りし、願いが叶ったら、翌年の三寺まいりは赤色のローソクでお礼参りをします。なんともロマンティックな話ですよね。
 古川町の趣ある町並みには、高さ2mの雪像ろうそくが50本も立ち並び、町の中を流れている瀬戸川沿いに、千本のローソクが炎を揺らし、幻想的な世界を見せてくれます。
  問合先/飛騨市役所 商工観光課 0577-73-2111 http://www.city.hida.gifu.jp 

 冬はどうしても暖かい所へ行きたくなりますが、あえて雪の世界に行ってみてはいかがでしょうか。岐阜県はスキー場の数は日本一!?と言っても過言ではないくらい大小さまざまなゲレンデがあります。スキー・スノーボード・ソリ・・・あと温泉に入って”雪見酒”というのもいいですね。
 高山市では、人気の「酒蔵めぐり」を今年は1ヶ月延長させて1月11日〜3月31日まで開催されます。8軒の造り酒屋が週替わりで酒蔵を特別公開する冬恒例イベントで、新酒の試飲と記念杯のプレゼントもありますよ。
  問合先/高山市観光課 0577-35-3145 http://www.hidatakayama.or.jp/

 岐阜県は昨年から雪に恵まれたため、雪量が豊富です!冬にしか味わえない雪を今年は存分に味わってください。

三寺まいり 酒蔵めぐり 
写真提供:高山市


          観光コラム 「天下分け目はお雑煮の分け目?」(全域)

 今年もあと少し。寒くなるとお正月がそこまできていることを実感しますね。お正月に欠かせないお雑煮は、地方色がもっとも出ているのではないでしょうか。何人かでお雑煮談義をしていると必ず話題に上るのが、「お餅は丸か四角か」「焼いてから入れるか焼かずに煮るか」「すましか味噌仕立てか」ですね。六本木センターでもいろいろな意見が出てきます。

 お雑煮文化は、本州・四国・九州を結ぶ文化で沖縄と北海道にはなかったようです。一般的に、東日本は焼いた角餅、西日本は焼かない丸餅と大きく分けられ、境となるのは石川県金沢→岐阜県高山→岐阜県関ヶ原→三重県四日市→和歌山県新宮を結ぶラインで、丸・角両方の餅が混在しているようです。関ヶ原の合戦の影響で、岐阜県関ヶ原を境に丸派と角派が分れたという説もあります。そう、岐阜県関が原は天下分け目だけでなく、「丸か四角かの分け目」でもあるのです。

 岐阜のお雑煮は、一般的にすまし仕立てに角餅を焼かずに入れ、具は餅菜と花かつおが必ずといってよいほど入っており、あとは家庭によりお好みで一種類何か入っているというシンプルなものです。雑煮には欠かせない餅菜は、正月菜ともいわれ尾張から西三河までの地域独特の野菜です。小松菜に近い仲間なので姿も性質もよく似ていますが、葉の緑も濃く、より柔らかく食べやすい野菜です。餅菜を乗せただけですが、これには「名(菜)を上げる」という意味があり、立身出世を願う縁起物の料理です。戦国武将が多く排出された地域ならではかもしれません。雑煮は地方の精神文化や、地域性をよく表していると思います。
 しかし、岐阜といっても広いので山間部の飛騨や奥美濃地域はまた違ったお雑煮です。関東風に近い具だくさんのすまし仕立てで角餅を焼いて入れます。飛騨では、お正月の御馳走の塩ブリを入れる家庭もあります。

 お正月には、是非お雑煮談義をしてみて下さい。各家庭によって少しずつ違った家庭の味から、知らなかった郷土色が見えてくるかもしれませんよ。


              観光コラム 「スポーツ天国ぎふ」(全域)

 ようやく涼しい秋がやって来たと思っていたら、乗鞍岳では9月28日、北アルプスでは10月23日に初冠雪。11月に入ると奥美濃のスキー場がぞくぞくとオープン!秋を楽しむ間もなく一気に冬が来たという感じがします。
スキー場オープン情報(予定)
鷲ヶ岳         11月 3日
ホワイトピアたかす  11月11日
ダイナランド      11月19日
*問合先:岐阜県スキー連絡協議会 0575-72-5000

 岐阜県には奥美濃、飛騨、西美濃のエリアに30以上のスキー場が点在し、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむ事ができます。ここ数年で高速道路が整備され、スキー場へのアクセスもとても便利になりました。
 今は冬でも行楽スポットがいくつかあるのでそれほどでもありませんが、数年前までは、スキーやスノーボードをやらないと話題に入っていけないほど、岐阜県のスキーヤー、スノーボーダー人口率は高く、私もそのうちの一人。シーズン中の週末は、板を積んだ車で大渋滞。ひどいときは、地元の人が使う生活道路も迂回した車でいっぱい、なんて事もありました。
本格的に雪が降るのはまだまだ先ですが、シーズンの到来が楽しみです。

 スキーと並ぶ冬のスポーツとしてスケートがあります。今年12月には、岐阜県恵那市に「岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場」がオープンします。国際規格である400メートルのスピードスケート場なども備え、本格的なスケート競技の拠点施設となります。 スケートの普及をはじめとして、シーズンオフにはインラインスケートやフットサルなどの多様なスポーツに利用させる予定です。
問合先:岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場 0573-28-3390

 その他、毎年11月初旬に(今年は11月6日)には岐阜市長良川公園で、「国際インラインスケート岐阜長良川大会」が行われます。ロードレース、スラローム、インラインホッケーの3種目があり、競技参加者はおよそ1,500人。スピード感あふれるレースに観客も一体となって盛り上がります。
 毎年12月中旬(今年は12月18日)には全日本実業団対抗女子駅伝競走大会があります。予選を勝ち抜いた実業団の精鋭チームが岐阜に集まり激しいレースを展開します。 正午、長良川競技場(岐阜市)をスタートし、大垣市総合体育館で折り返し、再びスタート地点に戻ります。テレビでも全国中継されますが、地元では沿道に多くの県民が応援に駆けつけ、熱い声援を送ります。
問合先:岐阜市市民体育室 058-265-4141(内6396)

 スポーツ天国岐阜で、観戦するもよし、参加するもよし、いろんなスタイルでスポーツを楽しんでみませんか。


              観光コラム 「秋まつりと紅葉」(全域)

 残暑厳しい夏も終わり、ようやく過ごしやすい季節になりましたね。
町ではお祭りの風景を見かけるようになりました。岐阜で秋の代表的な祭りといえば、「秋の高山祭」ですが、他にも文化や伝統を守りつづけられている祭りがいっぱいあります。一部紹介しますと

美濃エリアでは
*関の刃物まつり(10月8日〜9日)刃物大廉売市が行われます。
  問合先/関市商工観光課  0575−22−3131

*たじみ茶碗まつり(10月9日〜10日)陶磁器の大廉売市や蔵出しセールが開催されます。
  問合先/多治見美濃焼卸センター 0572−27−7111

*大矢田ひんここ祭り(11月23日)五穀豊穣を祈願する人形劇。国選択無形民俗文化財に指定されています。 
  問合先/美濃市観光協会 0575−35−3660

飛騨エリアでは 
*きつね火まつり(10月15日)きつねの嫁入りを再現した幻想的な祭りです。
  問合先/古川町商工会 0577−73−2624

*どぶろく祭(9月25日〜10月19日)天下の奇祭。豊作の秋を喜び郷土芸能が披露されたり、どぶろくが村人  と一緒に参拝者全員にふるまわれます。
  問合先/白川郷観光協会 05769−6−1013

*白雲座素人歌舞伎(11月2日〜3日)「こま回し式舞台」を備えており素人ならではの素朴な芝居です。   
  問合先/下呂温泉観光協会 0576−24−1000

 秋は「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」と言われますが、伝統の祭りに参加して文化にひたってみるのはいかがでしょうか。もう一つ、秋の楽しみと言えば紅葉ですね。赤や黄色に色づいた木や山々を見ているだけで心癒してくれそうです。
 ここで名所を二つ紹介しましょう。

*美濃市大矢田もみじ谷(もみじまつり11月1日〜12月4日大矢田神社)
  ヤマモミジの巨木が多く、国の天然記念物に指定されており、紅葉の名所として江戸時代から広く知られて  います。   
  問合先/美濃市観光協会 0575−35−3660

*高山市清見・郡上市明宝 せせらぎ街道(10月中旬〜11月下旬)
  ここは標高差があり、高いところから順番に紅葉していくため長期間にわたって楽しめます。峠の周辺が見   事で、思わずため息が出るほどの美しさです。
  問合先/ひだ清見観光協会 0577−68−2338
  問合先/明宝観光協会   0575−87−2844
 
岐阜県にはまだまだたくさんのまつり・紅葉の名所があります。
○その他のまつり&イベント情報→岐阜県観光連盟  http://www.kankou-gifu.jp/

いかがですか?おまつりに参加しながら紅葉が楽しめたら最高ですね!

左上 地歌舞伎 白雲座(下呂市)

右上 どぶろく祭り(白川村)

左下 大矢田もみじ谷(美濃市)


            観光コラム 「味覚の秋・岐阜の味」(全域)

 味覚の秋がやって来ました!山紫水明の岐阜には美味しい秋の味覚がいっぱいです。
 岐阜の味覚といえば鮎ですね。清流で育った鮎は、魚身に臭みがなく、川魚本来の旨味があります。長良川・揖斐川・益田川流域では古来よりヤナ漁の好漁場として広く知られており、この時期は、産卵のために川を下ってくる鮎を採ることができます。ヤナ漁とは、川をせき止めて、一方に竹のすのこを張り水と共に落ちる鮎をとる漁のことで、一般の人が鮎の手づかみ体験ができ、川のせせらぎを聞きながら鮎ずくしの食事をいただける観光ヤナもあります。その味を楽しむには、炭火の塩焼きが一番!ほどよい火加減で焼き上がった鮎は、野趣あふれる贅沢なおいしさです。塩焼きのほかにも魚田、天ぷら、雑炊など旬の味わいが多彩です。天然子持ち鮎を食べられるのは今だけですよ!

*ヤナ* 
 問合せ先:郡上市観光連盟  TEL0575−67−1121(内線223)
 http://www.gujokankou.com/
 
 問合せ先:揖斐郡揖斐川町商工観光課  TEL0585−55−2111
 http://www.town.ibigawa.gifu.jp/
 
 問合せ先:下呂市観光課  TEL0576−24−2222
 http://www.city-gero.jp/kankou/

 また、秋といえば栗です。栗の王様「利平栗(りへいぐり)」は、岐阜県山県市大桑(おおが)で昭和15年に誕生した新品種で大粒できめが細かく、舌触りの良いとても美味しい栗です。テレビ番組「どっちの○○ショー」に特選素材として紹介されたこともあります。生産管理が難しい「利平栗」は希少価値が高い栗ですが、岐阜県内には他にも美味しい栗が採れます。中津川市では、今年も9月2日から10月2日まで約1ヘクタールの栗畑を観光栗園として整備し、栗拾い等が楽しめ、お土産として持ち帰れる「中津川観光栗園(いが栗の里)」がオープンします。皆さんも岐阜産の美味しい栗を拾って栗三昧はいかがですか?
 栗を使った料理には、栗ご飯、焼き栗、甘露煮などたくさんありますが、岐阜の秋を代表する和菓子に「栗きんとん」があります。お節料理の芋きんとんに栗の甘露煮が入っている「くりきんとん」ではなく、和菓子の「栗きんとん」は、旬の栗だけを使った9月〜12月にかけての季節限定のお菓子です。栗を炊きあげ、茶巾で絞って栗の形にする製法で、栗本来の風味を大切にしています。素朴さのなかに、ほのかな甘みとほっくりとした上質の味わいが楽しめ、都内の有名デパートでも季節限定品として人気のお菓子です。今年は、港区六本木にある岐阜県アンテナショップ「ORIBE STYLE(オリベスタイル)」(ラピロス六本木2F)でも販売します。

*利平栗* 
 問合せ先:山県市大桑栗生産組合 TEL0581−27−2315

*栗拾い* 
 問合せ先:中津川駅前観光案内所 TEL0573−62−2277

*栗きんとん* 
 問合せ先:ORIBE STYLE TEL03−5771−5223
 http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s21101/ippin/ippin.html
 
落ち鮎、栗きんとん以外にも松茸、梨、飛騨りんご、ぎんなん、柿など秋の味覚がいっぱいです。ぜひ、遊びに行って地元の採れたて味覚を召し上がって下さい。澄んだ空気と自然に囲まれて味わうのは格別ですよ!

ヤナの風景


            観光コラム 「川と暮らす岐阜の人々」(海津市)


 岐阜県の川、といえばやはり長良川でしょうか。名水百選にも選ばれた長良川は、鵜飼や釣りスポットとして全国的にも有名ですが、地元に住む人々にとっても大変身近な存在です。岐阜県は海に接していないので、夏場の暑さをしのぐために川へ出かけます。夏になると、川で泳ぐ家族連れや河原でバーベキューを楽しむ若者たちをよく見かけます。
 本格的な川遊びも盛んで、木曽川の早瀬を船頭さんの巧みな棹裁きで下る「日本ライン下り」やヘルメットにライフジャケットという姿で激流を下る「ラフティング」、景色を楽しみながら1人でのんびり川を下る「カヌー」など、さまざまなリバースポーツを楽しむことができます。

 そんな岐阜県で今年、「世界ボート選手権大会」が開催されます。これまでは、ヨーロッパ各地で開催されてきましたが、今回は初めてアジア地域での開催となり、もちろん日本初!世界約60ヶ国から世界のトップ選手が参加し、熱い戦いが繰り広げられます。ボート競技に重要なチームプレーと、1秒で10mもの距離を進ませる迫力を間近に見られるチャンスはもう二度とないかもしれません。

●2005FISA 世界ボート選手権大会●
 開催期間:平成17年8月28日(日)〜9月4日(日)
 開催地:岐阜県海津市 国営木曽三川公園内 長良川国際レガッタコース

 アクセス:公共交通機関 JR大垣駅、JR岐阜羽島駅、JR桑名駅からシャトルバス
        お車 名神高速羽島I.Cより約20分
 お問合せ:2005年FISA世界ボート選手権大会組織委員会事務局 
        TEL0584−52−0260
 詳細はこちら→ http://www.w-rowinggifu.jp/

 岐阜に住む人々にとって身近な川ですが、決して恩恵を与えてくれるだけではありません。岐阜は、昔から川の氾濫に悩まされてきた地域でもあります。特に長良川、揖斐川、木曽川の合流地点の輪中地域では、数々の洪水を乗り越えてきた歴史があります。
 そんな、強くもあり、悲しくもある治水の歴史を学び、先人たちの努力があって今の私たちの生活があるんだということを再認識できる機会が東京であります。
 岐阜県東京観光情報センターでは、毎月2回、現地から専門家の方を招いて岐阜県に関するいろいろな分野のお話をしていただいています。8月は、海津市歴史民俗資料館の特別指導員をされている瀬古尹宏先生をお迎えして「治水と輪中」のお話を聞きます。ご興味のある方は是非ご参加下さい。

●六本木ミニカルチャー講座●
 日  時:平成17年8月25日(木)18:30〜20:00
       平成17年8月26日(金)13:30〜15:00
 場  所:港区六本木6−1−24 ラピロス六本木10F ぎふ倶楽部
       地下鉄日比谷線・大江戸線 六本木駅下車3番出口すぐ上
       *各回先着25名様まで。参加は無料です。
 お問合せ:岐阜県東京観光情報センター TEL03−5771−5221

長良川 木曽三川公園(左から木曽川、長良川、揖斐川)


                  観光コラム 「郡上おどり」(郡上市)

今年の夏はおどり楽しむ盆踊りを!
 暑い夏がやって来ました。みなさんは「夏のイベント」と聞かれたら何が頭に浮かびますか。花火大会!盆踊り!それとも・・お化け屋敷!?
私はやはり「盆踊り」でしょうか。花火は今、冬でも打ち上げるところがありますし、お化け屋敷は遊園地に行けばありますよね。でも盆踊りはどうでしょう・・夏しかないんじゃないでしょうか?
そこで今回は日本三大民謡踊りの1つでもある「郡上おどり」を紹介したいと思います。 まず開催期間ですが、7月中旬から9月上旬まで約2ヶ月ちかく開催されます。そのうちお盆の4日間は「徹夜おどり」と言って明け方まで盛大に踊り明かします。この長大な開催期間は日本一!と言えます。

今年の開催期間 7月9日〜9月3日のうちの32夜
            孟蘭盆会(徹夜おどり)8月13日〜16日

アクセス      JR岐阜駅から岐阜バス高速八幡線1時間10分
            JR名古屋駅から岐阜バス・JR東海バス2時間
            詳細はこちら→ http://www.gujo-odori.com
  
 踊りの種類ですが、全部で10種類「古調かわさき・かわさき・春駒・三百・やっちく・げんげんばらばら・猫の子・甚句・さわぎ・まつさか」と曲目が多いのも郡上踊りの特徴のひとつです。夜通し踊っていても飽きないようにゆっくりした曲と早いテンポのある曲が上手く組み合わせてあり、ひとまわりするように出来ています。余談ではありますが私はテンポのある春駒がお気に入りです。
 郡上おどりは「見る踊りではなく踊り楽しむ」といわれていますので、行かれた方は見学ではなくぜひ輪の中に入って皆と一緒に踊ってみて下さい。コツは上手な人を見つけてまねをする!ただそれだけです。事前に覚えたいという方や、夜のおどりに参加できない方は「郡上おどり体験講習」に参加されてはいかがでしょうか。

*初心者の方には『お気軽!郡上おどり体験』
場所:郡上八幡博覧館 0575−65−3215
料金:大人500円/小人300円
時間:11時・13時・14時・15時 年中無休

*経験者の方には『どっぷり!郡上おどり体験』
場所:郡上八幡旧庁舎記念館  0575−67−1819
料金:大人/小人 各500円
時間:14時〜・16時〜  各定員40名 約40分
毎週土・日(踊り期間中)    ※踊り修了証がもらえます

 今年は残念ながら終わってしまいましたが、毎年6月第3土・日に南青山の梅窓院で「郡上おどりin青山」が開催されます。物産展あり、踊りありで都会の真ん中とは思えないほど盛り上がります。来年はぜひ参加してみてください。             これであなたも郡上おどりのとりこになるかも?しれませんね。            



              観光コラム 「乗鞍岳が山開きしました」(高山市)

乗鞍岳が5月15日に山開きしました!

清々しい新緑の季節となり、山々に囲まれた岐阜県も登山シーズン到来です。今回は、あっという間に3000m峰にたどり着ける乗鞍岳と乗鞍山麓の妖精に逢える?!秘境五色ヶ原をご紹介いたします。

乗鞍岳は総称名で最高峰剣ヶ峰(標高3026m)を始め魔利支天岳、冨士見岳、恵比須岳、大丹生岳、四ッ岳、烏帽子岳、猫岳、大黒岳などからなりたっており、その連峰が馬の鞍に似ていることから「乗鞍」と呼ばれるようになりました。また乗鞍岳は複合火山で、日本の火山としては富士山、御嶽山に次ぐ高さを誇ります。
標高約2700mの畳平まで乗鞍スカイラインが通じており、『日本百名山』のひとつ剣ヶ峰までは畳平の登山口から山頂まで1時間30分程度で登ることができます。天気に恵まれれば素晴らしい絶景と北アルプスの大パノラマが待っています。しかし、手軽とは言っても山の天気は変わりやすい!しっかりとした歩きやすいシューズと防寒具・雨具などの準備は万全に!
もし、足腰に自信がなければ畳平のお花畑を散策するのがおススメ!!梅雨期から7月は可憐な高山植物が咲き競うにぎやかな季節です。30分程で1周できる木道があり、ミヤマキンポウゲ、チングルマ、ヨツバシオガマなどを見ることができます。

アクセス:[東京]−東海道新幹線(約1時間36分)−[名古屋]−高山本線(特急約2時間9分)−[飛騨高山]−濃飛バス(約1時間35分)−[乗鞍岳畳平]
お問合せ:飛騨乗鞍観光協会(0577−78−2345)
詳細はこちら→http://www.hida-norikura.com/


また、秘境 乗鞍山麓 五色ヶ原(高山市)が5月20日(金)、今年度のオープンを迎えました!
90mを超える高さから流れ落ちる青垂滝(カモシカコース)、季節によって大きさが変化する雄池(シラビソコース)など普段見ることが出来ない大自然が広がる約3000ヘクタールの森です。588種の植物が認められ、そのうち絶滅危惧種が18種と自然度が高いこのフィールドに、昨年から認定ガイド同伴の条件付で入山できるようになりました。この条件は日本で初めての制度で、オーバーユースの防止や地域と森の環境教育を目的としたものです。現在、認定ガイドは23人。山登りを楽しみながら生態系や植生、自然をわかりやすく説明してもらえ、その場で気軽に質問することもでき、いつもとはまったく違う貴重な経験となるのではないでしょうか。

アクセス:[東京]−東海道新幹線(約1時間36分)−[名古屋]−高山本線(特急約2時間9分)−[飛騨高山]−濃飛バス(約50分)−[乗鞍山麓五色ヶ原(入山口)]
お問合せ:高山市丹生川支所産業振興課(0577−78−1111)
詳細はこちら→http://www.hida.jp/goshiki/



            観光コラム 「鵜飼いと長良川を満喫しよう!」(岐阜市)

他県の人に「岐阜といえば何を思い浮かべますか?」と訪ねると、「高山」「白川郷」「下呂温泉」などに次いで、「鵜飼」という返事が返ってくるほど「岐阜と鵜飼」というイメージは定着しているように思います。
「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」と松尾芭蕉も詠んだ鵜飼。
長良川の鵜飼はおよそ1300年の歴史があり、今も夏の風物詩として受け継がれています。鵜匠は、風折烏帽子に腰蓑姿という伝統装束に身を包み、鵜匠と鵜のみごとなコンビネーションで、鵜は次々と水に潜り、鮎を捕らえます。
そして一番の見どころ「総がらみ」は、6隻の鵜舟が横一列に並び、鵜匠が「ホウホウ」とかけ声をかけながら、鮎を浅瀬に追い込み一斉に獲る様子は壮観です。

開催期間  5月11日〜10月15日

乗合船    Aコース(18:15)      (全日)大人3,300円、子供2,900円
        Bコース(18:45・19:15)(平日)大人3,000円、子供2,600円
                          (土・日曜、祝日)大人3,300円、子供2,900円

アクセス   JR岐阜駅又は名鉄岐阜駅から岐阜バス10分「長良橋」下車、徒歩1分
休み      中秋の名月、増水時
お申込み  鵜飼観覧船事務所 058-262-0104

岐阜市の中心を流れる長良川は、岐阜城と並ぶ岐阜市のシンボル。「名水100選」にも選ばれた美しい川は、いつも豊富な水量をたたえ、ゆるやかな流れを見せています。夏には泳ぎを楽しんだり、河原でバーベキューをしたりとカップルや家族連れなどが多数訪れ、地元の人々にはとても身近な存在です。私も夏になると長良川の河原でよくバーベキューをしたものです。鵜飼船はトイレ休憩のため、途中で河岸に停泊するのですが、その鵜飼船から某有名演歌歌手が下船してきて、私たちのバーベキューに参加してきた、なんてこともありました。長良川にはどんな人も分け隔てなくさせる、そんな不思議な力もあるのかもしれません。

長良川の鵜飼に、より親しんでもらえるのが「鵜飼の里」。長良川右岸から一歩入ると、鵜匠さんたちの家が並び、鵜と共に暮らす様子をうかがい知ることができます。運がよければ、鵜匠さんから鵜の生態や鵜飼の由来など、鵜飼に関するお話を聞くこともできるそうですよ。鵜飼のことをより深く知った上で鵜飼を楽しむのもまた違った見方ができるのではないでしょうか。
また、長良川沿いの旅館街前の道路は、現在整備され、車の乗り入れが禁止となったため、金華山や岐阜城、鵜舟などの風情ある雰囲気を楽しみながらのんびり散策していただくことができるようになりました。
あなたも鵜飼と長良川を満喫してみてはいかがですか。

アクセス  JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バス15分「鵜飼屋」下車、徒歩5分



                   観光コラム 「花フェスタ」(可児市)

3月1日に『花フェスタ2005ぎふ』が開幕しました!

従来の花フェスタ記念公園に14のテーマ別バラ園などが加わり、園内に咲き誇るバラはなんと7000品種以上で、一面に広がる花空間、世界一のバラ園の誕生です!

岐阜県では、1990年から「花の都ぎふ」運動を展開してきました。その中でもバラの品種改良は独自に進めており、真紅のバラ「ロゼヴィアン」をはじめ、皇室ゆかりの「ハイネス雅」「ハイネス愛」などがあります。また、民間においても育種は盛んで、現代バラで最も青いバラ「ブルーヘブン」は県内の育種家が開発しました。「ブルーヘブン」は中部国際空港の開港を記念して別名「セントレア・スカイローズ」ともいいます。Blue Rose(青いバラ)という言葉は西欧で【不可能】を意味するほど青い色を作り出すのは難しいのだそうです。バラの見頃は5月中旬からですが、ひとあし先に温室で見ることができます。(※バラの開花状況は『花フェスタ2005ぎふ』公式HPの「花のライブラリ」でご覧下さい)

さて、花フェスタのもう1つの楽しみは、ここでしか味わえないグルメやオリジナルグッズ。飛騨牛の串焼き・五平餅・朴葉すしなど郷土料理はもちろんのこと、バラのシフォンケーキ・ローズパフェなどのオリジナルメニューもあります。また、初代「料理の鉄人」である「クイーンアリス」の石鍋裕シェフによる『花フェスタ2005ぎふ』特別メニューもご用意。スペシャルランチバスケットや特製スイーツを花園の中で味わいたいものですね。そして、お土産には岐阜県の県産品やバラジャム・バラまんじゅう、「ブルーヘブン」の苗木も限定販売しています。ハローキティファンには、花フェスタオリジナルキティもありますよ。

さらに、「花フェスタ2005ぎふスペシャル 高橋尚子記念中日ジョギングフェスタ」(4/24(日))「ジャパンフラワーフェスティバル2005ぎふ」(5/13(金)〜15(日))「第2回花紀行10,000人コンサート フォークソングコレクション」(5/21(土))や「寄せ植え教室」(期間中の数日)など毎日様々なイベントが盛りだくさんです!!

会期は2005年6月12日(日)まで。開場時間は9:30〜17:00(最終入場時間は16:00)です。入場料は大人1,000円、高校生・シルバー700円、小・中学生500円。会期中何度でも入場できる全期間入場券は大人3,000円、高校生・シルバー2,000円、小・中学生1,500円です。
会場は岐阜県可児市「花フェスタ記念公園」です。名古屋名鉄バスセンターから直通バスが1日2往復(約80分/大人1,100円、小人550円)、JR可児駅又は名鉄新可児駅よりバスが15分間隔(約10分/大人310円、小人150円)で出ています。
3月25日にはお隣の愛知県で『愛・地球博』も開幕しました。「花フェスタ記念公園」から[東鉄バス]EXPOライナー美濃加茂・多治見線で約65分(大人1,200円、小人600円)で行くことが出来ますので『愛・地球博』と併せてお越し下さい。

この春はぜひ『花フェスタ2005ぎふ』へ!夢の世界が広がっていますよ!!

青いバラブルーヘブンの写真 ブルーヘブン


                   観光コラム 「岐阜のさくら」(全域)


2月13日に、中津川と長野県山口村との合併で、大きな岐阜県がさらに大きくなりました!今回はそんな岐阜県に、春の到来を感じさせてくれる桜、名桜をご紹介したいと思います。

* 臥龍桜 がりゅうざくら (国指定天然記念物) 
高山市一之宮町(旧宮村)にあり、樹齢1000年と推定され日本を代表する大樹です。 見頃4月中旬〜下旬  
アクセス/JR高山本線飛騨一ノ宮駅から徒歩1分。

* 荘川桜 しょうかわざくら
高山市荘川町(旧荘川村)の御母衣ダムに面してある、樹齢およそ450年余の老桜。ダム建設の際に、歴史に残る大移植を成功させ、今でも壮麗な姿を見せてくれます。 見頃4月下旬〜5月上旬
アクセス/東海北陸自動車道荘川ICから車で国道158号線、国道156号線を経由して約15分。開花期には臨時バス停(JR高山駅方面から白川郷行き)を設置。

* 中将姫誓願桜 ちゅうじょうひめせいがんざくら (国指定天然記念物) 
岐阜市大洞の願成寺にある名桜。普通の花より花びらが長いのが特徴です。見頃4月上旬〜中旬
アクセス/名鉄岐阜駅から岐阜バス大洞緑地団地行き「光輪公園口」下車、徒歩8分。

* 淡墨桜 うすずみざくら (国指定天然記念物) 
樹齢約1500余年で高さ約17m幹周り約10mと大木で、由緒ある桜の代表巨樹です。(見頃4月上旬〜中旬)
アクセス/JR東海道本線大垣駅から樽見鉄道で約60分「樽見駅」下車、徒歩約15分

* 谷汲山華厳寺 たにぐみさんけごんじ
揖斐川町谷汲(旧谷汲村)にあり、西国33霊場の満願寺として有名です。参道の並木道が優雅な桜のトンネルをつくってくれます。見頃4月上旬〜中旬
アクセス/下記<おすすめコース>参照

                       
淡墨桜の写真 中将姫誓願桜の写真
淡墨桜(国指定天然記念物)) 中将姫誓願桜(国指定天然記念物)
荘川桜の写真 臥龍桜の写真
荘川桜 臥龍桜(国指定天然記念物)


岐阜県にはまだまだいっぱい桜の名所がありますが、今回ぜひお勧めしたいのが、淡墨桜と谷汲山華厳寺をめぐるコースです。それは名古屋鉄道の揖斐線、美濃町線、岐阜市内線、田神線が3月31日をもって廃止されるからです。そこで、最後におわかれ乗車をしてみてはいかがでしょうか!

<おすすめコース> 大垣を出発し、淡墨桜・華厳寺を見学し、岐阜まで辿るコース

大垣〜樽見    樽見鉄道60分
   淡墨桜見学など
樽見〜谷汲口   樽見鉄道20分
谷汲口〜谷汲山   近鉄バス(谷汲山行き)8分
  華厳寺参拝など
谷汲山〜谷汲口 近鉄バス(谷汲口行き)8分
谷汲口〜黒野  近鉄バス(大野町役場行き)20分
黒野〜新岐阜 名古屋鉄道 揖斐線45分

*各種「おわかれ記念乗車券」も発売中です。 詳細はこちら→http://www.meitetsu.jp
黒野から新岐阜までローカル電車の旅を楽しんでいただけます。
あたたかい春はもうすぐそこまできていますよ!


              観光コラム 新「高山市」が誕生しました(高山市)


 2月1日、高山市と周辺9町村(国府町、久々野町、荘川村、清見村、宮村、上宝村、丹生川村、朝日村、高根村)が合併し、新「高山市」が誕生しました。
 東京都とほぼ同じ広さの2179平方キロは、市としては日本一。それでいて人口は10万人弱で、森林率が90%以上というから、いかに自然豊かな地域であるかは、行ったことがない人でも想像がつきますよね。

 旧高山市は日本三大美祭のひとつ「高山祭」などに代表され、ご存じの方も多いはずですが、今回合併することとなった他の町村名にはピンと来ない方も多いのではないでしょうか。でも、こうやって聞くとどうでしょう。日本一の露天風呂の数をもつ奥飛騨温泉郷は旧上宝村、北アルプスの乗鞍岳は旧丹生川村にあるんです。あ〜行ったことある!なんていう人もいるんじゃないでしょうか。

 そんな中でも今月お勧めしたいのが、旧朝日村の「氷点下の森」です。氷点下の森なんていかにも寒そうですが、その寒さを利用して作られた氷の森は、見る人を幻想的な世界へ誘います。昭和46年に山の一軒宿が制作をはじめた氷の森。ご主人の長年の苦労と努力の結晶である氷点下の森は、毎年1月1日〜3月31日まで見ることができ、夕暮れから9時半までライトアップされます。2月は、寒さが厳しいため最も美しく見られます。近くには秋神温泉もあり、美しさについ見とれて冷え切ってしまった体もぽっかぽかです。

詳細はこちら


 旧高山市といえば高山陣屋がありますよね。実は1月、高山陣屋学芸員の森さんが六本木センターで飛騨の歴史のお話をしてくださいました。大原騒動をはじめとする高山陣屋にまつわる話から、飛騨はどうして「飛騨」と言うのか?など岐阜県出身の私たちも知らないことまで聞くことができ、大変楽しい時間を過ごすことができました。
 先月から始まったこの「ミニカルチャー講座」は、一般の方を対象に、岐阜の達人になっていただこうということで、今後もほぼ毎月開催していく予定です。
 2月は多治見市観光協会の喜多さんをお迎えして、焼き物のお話を聞きます。さらに、岐阜県出身の私もまだ飲んだことがないくらい希少な多治見修道院のワインの試飲も行います。焼き物に興味がある人はもちろん! ワインに興味がある人も参加してみてください。

詳細はこちら


氷点下の森の写真 第一回ミニカルチャー講座の写真
氷点下の森 第1回ミニカルチャー講座



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