|
観光コラム 「春の木曽三川公園へ」(海津市)
岐阜県南部の濃尾平野を流れる3本の大きな川、木曽川・長良川・揖斐川は木曽三川と呼ばれています。
この3本の一級河川が集まる国営木曽三川公園は、東海三県(岐阜・愛知・三重)にまたがる大型の都市公園です。
その中の長良川、揖斐川との中州にある木曽三川公園センターでは、毎年4月の初旬から中旬にかけ、「チューリップ祭」が
開催されます。77品種約25万球のチューリップとムスカリで「水の波紋」をモチーフにデザインした花壇は、木曽三川の流れを連想させるものとなっています。
大好評のミッフィー花絵花壇は、約14万球のチューリップやムスカリ、ヒヤシンスを使い、花絵を描いています。木曽三川公園センターでは、その他にも季節ごとに様々なイベントを開催していますが、
美しいチューリップの花をこれだけたくさん見られる
「チューリップ祭」は、最もおすすめのイベントです。
なぜこの場所で「チューリップ祭」かというと、木曽三川治水の恩人であるオランダ人のヨハネス・デ・レーケを顕彰して行われているからなのです。
今年で20回目のチューリップ祭。デ・レーケにちなんで、同じオランダ生まれのミッフィーと写真が撮れたり、オランダの特産品のチーズ&チョコレートの販売やオランダワッフルの実演販売もしています。
さて、ヨハネス・デ・レーケとはどんな人だったのでしょうか。
デ・レーケは日本政府が国土改修のためオランダから招いた「御雇外国人(おやといがいこくじん)」の一人として、明治6年に日本へ来ました。当時オランダは世界でもっとも優れた水工事技術を持っていました。「Boys
be ambitious!」で有名なウイリアム・クラークも「御雇外国人」の一人です。
「治水は治山にあり」という理念の下、明治20年から45年まで4期25年におよぶ大規模な木曽三川分流工事だけでなく、
山林の保護や、土砂の流出を阻止するために砂防施設である「羽根谷巨石堰堤(はねだにきょせきえんてい)」の建築も提案しました。
「羽根谷巨石堰堤」は、海津市南濃町の羽根谷だんだん公園にあります。園内には、日本初の砂防学習施設「さぼう遊学館」があり、土石流の恐ろしさを勉強できる施設です。ここは飛騨・美濃さくら33選にも選ばれており、桜の名所としても有名です。付近には日帰り入浴施設の「水晶の湯」などがあり、家族そろって楽しむことができますよ。
治水の知識を知って行ってみるのも良し、日本でオランダを感じるのも良し、春の木曽三川公園へ是非お出かけ下さい。
『チューリップ祭2008』(問合わせ 0584-54-5531 入場無料)
開催日時/平成20年4月5日(土)〜4月20日(日)
開園時間/月〜金9:00〜17:00 土・日8:00〜18:00
開催場所/国営木曽三川公園・木曽三川公園センター(海津町油島)
※チューリップ祭期間中の土・日は、大垣駅・桑名駅・多度駅からと、長良川サービスセンターと長良川大橋を結ぶシャトルバス有(9:00〜16:00の間随時)
『さぼう遊学館』(問合わせ 0584-55-1110 入館無料)
利用時間/9:00 〜 17:00
休 館 日/月曜日、祝祭日の翌日、年末年始
『水晶の湯』(問合わせ 0584-58-1126)
営業時間/10:00 〜 21:00
休 館 日/第1・第3・第5月曜日、祝祭日の翌日、年末年始
入 館 料/大人500円、小人300円(6歳以上15歳未満)
|