職場でのセクシュアルハラスメントの有無は、労働者では「見られる」6.6%、「たまに見られる」20.6%、「ない」71.6%となっているのに対し、事業所調査では「ある」が3.9%、「ない」が80.2%となっている。
男女別では、セクシュアルハラスメントが「見られる」「たまに見られる」とする人は、女性32.7%(前回35.4%、前々回34.4%)、男性18.9%(前回21.1%、前々回25.0%)と女性の方が高くなっている。
内容については、男女とも「繰り返し容姿・体型について言う」「肩や腰など体に触る」が高くなっている。男女の回答割合の差に着目すると、「『女性だから』等差別的な発言をする」が女性31.6%、男性20.0%と女性の方が10ポイント以上高くなっている。
女性の回答を年代別にみると、年代が低いほど「繰り返し容姿・体型について言う」「肩や腰などに触る」が高く、年代が高いほど「『女性だから』等差別的な発言をする」が高くなっている。
セクシュアルハラスメントの原因・背景は、男女ともに「モラルの低い男性がいる」(女性 50.5%、男性52.8%)が最多となり、前回調査(女性48.9%、男性47.5%)、前々回調査(女性46.7%、男性48.2%)を上回った。次いで「性的言動を不快に思うことに無理解」(女性 35.1%、男性29.5%)、「対等なパートナーとしてみていない」(女性33.2%、男性22.9%)と続き過去2回の調査と同じ順位となっている。
男女の回答割合の差に着目すると、「対等なパートナーとしてみていない」は女性の方が高く、「日常のコミュニケーション不足」については男性の方が高くなっている。
事業所調査では、セクシュアルハラスメントについて何らかの防止策をしているかとの質問に対し「特に何もしていない」が52.8%で、前回調査の61.8%より減少している。いずれの取り組みも実施している事業所が増えているが、「相談窓口を設けている」が最も高い。
女性のみを対象に、セクハラの被害にあった場合の対応をきいたところ「はっきりとやめてほしいと意思表示する」との回答が47.2%、次いで「上司・同僚などに相談する」が28.4%となった。
事業所調査では、セクシュアルハラスメントの防止策として相談窓口を設けている事業所が多かったが、会社や行政の相談窓口を利用するとの回答は、両方あわせて6.8%にとどまった。