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牛丸ジュラ紀化石

牛丸ジュラ紀化石[うしまるじゅらきかせき]

分類 天然記念物
指定別
所在地 高山市荘川町牛丸落前
所有者 高山市
指定年月日 昭和34年11月16日

牛丸ジュラ紀化石

 国道156号線と158号線の合流点、高山市荘川町牧戸から北西1kmの地点にこの化石産地がある。御母衣ダム湛水の影響を受け、指定地の大部分が水底に没しているが、七間飛谷には部分的に残っている。
牛丸地区周辺の地質は手取層群、花崗岩、段丘堆積物及び沖積層で構成されている。化石産地付近に分布する手取層群は九頭竜亜層群中の牛丸層に属するもので、主として頁岩で構成され、その中にシジミガイ、カキの化石が化石堆をなして密集して産する。また、植物化石の破片も埋蔵している。
化石貝類が化石堆をなして産すること及びこれらの貝類が半鹹半淡水性のものであることから当時はこの地域が海水と淡水とが交会するところ、例えば河口のような場所であったことを示すものである。

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