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こだいじん[こだいじん]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 大野郡白川村
技芸団体 白川郷民謡保存会
指定年月日 昭和37年10月19日
昭和51年6月4日

こだいじん

 源平の戦いに敗れた平家の落武者が、この地に移り住み、今日の民謡もそこから生まれたと土地の人々は信じているが、信ずべき史料はない。
古太神の名は、歌詞に唄われたという戦国時代末、白川郷の帰雲城主内ケ島為氏と三島将監両家との確執に伴う物語から生まれたものであろう。
鳩谷、飯島地区その他にも「こだいじん」が踊られているが、服装、てぶりに大きな相違がある。荻町のものは古風を残しているが、豊作を祝い生活を楽しむといった素朴さは少なく踊りに手が込みすぎている。歌舞伎おどりの影響があって現今の踊りとして成長したものであろう。
「こだいじん」は、毎年10月14・15日は荻町八幡宮で、16・17日は鳩ケ谷八幡宮で18・19日は飯島八幡宮に奉納されているが、古くは村人の宴席や農家の庭先等で踊ったものである。囃しは三味線、尺八、太鼓、四ツ竹をそれぞれ1〜2人で演ずる。踊りは傘おどりと手おどりの2種で共に4人ずつで踊る手おどりの方が素朴さが残っている。

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