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平方勢獅子[ひらかたきおいじし]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 羽島市福寿町平方
技芸団体 平方勢獅子保存会
指定年月日 昭和31年9月7日
昭和33年4月23日
昭和51年6月4日

平方勢獅子

 勢獅子は、江戸中期に源流があり、江戸時代後期に現在のものに完成されたものといわれる。伝えるところによれば、蓮如異母弟蓮淳の五男照光が伊勢長島からこの土地に移って永照寺を開いた。この永照寺の第6代等乗の時に名主伊藤半右衛門、組頭九良右衛門、休三郎等の人々によってこの獅子舞を創作したという。
この土地の門徒が伊勢長島からの集団移住であったとすれば、あるいは伊勢系の古い代神楽の類がこの勢獅子に現れていたかもしれない。永照寺を中心とした門徒の間に近在からかかる芸能が伝えられ、氏神の秋まつりに献げられて、平穏な村落の芸能として長く伝えられたものであるように思われる。
演技は女獅子の一人舞もあれば、二人舞の伎楽獅子もある。お亀、ヒョットコ、村名主、天狗、大猿、小猿、狐なども現れ、演技は面白く、演技者も集団的に相当な訓練をへたものである。幣の舞、遊猿の舞、勢獅子、剣の舞、天狗の舞、五人持ち、夫婦和合の舞、狐釣り等が演技され、笛・太鼓・シメ太鼓で囃子立てる。道行きにもこの囃子がある。

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