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本文

佐藤一斎自讃画像軸[さとういっさいじさんがぞうじく]

分類 重要文化財
指定別
所在地 恵那市岩村町坂下
所有者 恵那市
指定年月日 昭和32年12月19日

紙本著色佐藤一斎自讃画像軸

 佐藤一斎は岩村藩家老の子で、安永元年(1772)、江戸浜町の藩邸において生まれた。名は坦、字は大道、通称捨蔵、幼年時代から読書が好きで、また、射騎刀槍の術にも長じていた。中井竹山に学び、寛政5年(1793)林簡順の門にも入り、後に自ら述育の門人と称した。その後、林家の塾長となった。
この像は椿椿山筆と伝えられているが非常にしっかりとした素描力をもって描いており、渡辺崋山筆の一斎像は何枚かあるが、それに決して劣らない。性格描写の的確な筆致は真に迫っており、当代肖像画としての特色を有し、傑出した作である。
この画はもともと丹羽瀬家に伝わってきたものであり、松平家家老丹羽瀬清左衛門は一斎の門人で、岩村藩政の革新を行った。その子市左衛門次が明治39年(1960)、岩村小学校に寄贈した。

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