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絹本著色青不動像[けんぽんちゃくしょく・あおふどうぞう]
| 分類 | 重要文化財 |
|---|---|
| 指定別 | 県 |
| 所在地 | 郡上市白鳥町長滝中切 |
| 所有者 | 阿名院 |
| 指定年月日 | 昭和41年9月14日 |
県内には密教仏画は多くは見られないが、この青不動はやや変則ながら、青色不動明王として、めずらしい作品である。火焔は不動の背部一面をおおって大火焔光となり左方になびいている。前方には制咤迦童子、矜羚羅童子を脇侍としている。
不動明王は密教では本尊大日如来の化身として深く信仰され、大峰山では現在もなお修験者の信仰を集めて盛なものであるが、大日経に説かれているものが、最も古いといわれている。不動明王は、慧刀、羂索をもち、弁髪は左に垂れ、一目にして明らかに見、威怒身で、猛炎あり、磐石上に安住している。額に水波の相があり、充満した童子形で、この形が不動明王の基本的な形である。
