ナビゲーションをスキップして本文へ

ここから本文です。

木造毘沙門天立像[もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう]

■分類 重要文化財
■指定別
■所在地 岐阜市岩滝東
■所有者 岩滝山奉賛会
■指定年月日 大正4年3月26日
木造毘沙門天立像
●檜材寄木造玉眼
●像高:155.2cm台座の高さ:30.0cm
 毘沙門天立像は、岩滝山毘沙門堂の本尊である。檜材の寄木造、玉眼、極彩色の立像である。甲冑に身をかため、腰をひねり、右手に三叉戟[みつまたほこ]を持ち、左手に宝塔をささげて、足は邪鬼を踏んでいる。
光背は輪光で三方に火焔を付している。台座の邪鬼は右向きである。京都三十三間堂の千手観音の眷属[けんぞく]である二十八部衆にみられる華麗さを想わせるもので、鎌倉時代最盛期の典型的な仏像であり、県内屈指の美しい仏像である。
毘沙門天は護法神の一つで、多聞天ともいい、四天王または十二天のうち、北方の守護神であるが、独立の福徳富貴の神としても信仰され、後代七福神の一つとしても祀られる。通容は武装忿怒[ふんぬ]の形象で、2臂[ひ]、右手に宝棒、左手に宝塔を捧げ、岩座或いは二邪鬼の上に立っている。宝棒の代わりに三叉戟、さく、剣をもつものもある。