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ナツエビネ

ナツエビネ CalanthereflexaMaxim. 準絶滅危惧
(環境省:絶滅危惧II類) 単子葉植物ラン科
選定理由 分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。また、過度の採取圧による圧迫を受けている。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ30cm前後の多年草。花は淡紅紫色で、茎の先にまばらにな花序を形成し10〜20個の花がつく。葉は数個根生し長さ10〜30cm、幅3〜8cm。
生育環境 丘陵帯〜山地帯の落葉広葉樹林に生育。
生活史 開花時期は8月頃である。
分布状況 本州、四国、九州に分布。国外では韓国の済州島、中国、台湾に分布。県内では飛騨地方の高山市、美濃地方の明宝村、板取村、上石津町、中津川市などで確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 落葉広葉樹林の減少。特にコナラ・ミズナラ林などの二次林の減少。また、本種は山野草として人気が高く採取により減少傾向にもある。
保全対策 本種の生育環境となる二次林は、そのまま手をつけずに保全するよりもむしろ除伐や草刈りなど積極的な環境管理が必要である。また、調査などで確認された場合、確認場所の特定できないような公表のしかたが必要。
特記事項  
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