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ダケスゲ

ダケスゲ CarexpauperculaMichaux 準絶滅危惧
(環境省:絶滅危惧II類) 単子葉植物カヤツリグサ科
選定理由 分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ20〜30cm程度になる多年草。葉の幅は3mm程度。似た種類にヤチスゲがあり区別も難しいが、ダケスゲは雌小穂が2〜4個(ヤチスゲは1〜2個)、果胞がヤチスゲよりも一回り小さく脈がないなどで区別される。
生育環境 高山帯の高層湿原に生育。
生活史 花は5〜6月頃開花し、実は6〜7月頃に熟す。
分布状況 北海道、本州(北アルプス、妙高山、吾妻山、八幡平等)に分布。国外では北半球の北部地域に広く分布。県内では飛騨地方の白川村、上宝村で確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 本種の生育環境は高山帯の高層湿原に限定され、本県では生育立地がもともと少ない。生育場所が人為的に改変されることは少ないが、登山者の踏みつけによる環境の悪化が懸念される。
保全対策 高層湿原には立ち入らないよう配慮が望まれる。
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