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ミゾコウジュ

ミゾコウジュ SalviaplebeiaR.Br. 準絶滅危惧
(環境省:準絶滅危惧) 合弁花植物シソ科
選定理由 分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ30〜70cmになる越年草。冬には大形のロゼット状の根出葉があるが花時には枯れている。茎の葉は短い柄があり葉身は長さ3〜6cm、幅1〜2cm。
生育環境 丘陵帯の湿った草地に生育。河川敷や水田のあぜなどに見られる。
生活史 開花時期は5〜6月頃。
分布状況 本州、四国、九州、沖縄諸島に分布。国外では朝鮮半島、中国、台湾、インド、オーストラリアなどに分布。県内では美濃地方の岐阜市、各務原市、関市、大垣市、羽島市などで確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 本種の生育環境となる草地はかつて農道の路傍や用排水路周辺にあった、定期的な草刈りにより維持されてきた二次草地であると考えられる。しかし、こうした場所は耕地整理などにより立地が乾性化したり、その立地自体が減少している。
保全対策 本種の生育環境となる二次草地は、そのまま手をつけずに保全するよりもむしろ草刈りなど積極的な環境管理が必要である。
特記事項  
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