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シラヒゲソウ

シラヒゲソウ ParnassiafoliosaHook.fil.etThoms.var.nummularia(Maxim.)T.Ito 絶滅危惧II類
  離弁花植物ユキノシタ科
選定理由 大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ20cm前後の多年草。花は直径2cm程度で白色。花弁の縁が細かく裂けているのが特徴。葉はハート型で茎を抱くようについている。
生育環境 山地帯の山間の湿原や渓流沿いの湿ったところに生育。
生活史 開花時期は8月頃である。
分布状況 本州、四国、九州に分布。国外では別変種が中国西部、インドに分布。県内では飛騨地方の白川村、河合村、美濃地方の高鷲村、中津川市、恵那市に分布。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 山間の池沼や湿原の減少。本種の生育環境である山間の池沼や湿原は平坦地でもあり改変されやすい。また、湿原周辺の樹林伐採による土砂流入、水源の枯渇や水温上昇などで生育場所の環境が悪化している。
保全対策 生育環境となる池沼や湿原の保全・創出に配慮が望まれる。その場合、生育地の環境が悪化しないよう、湿原周辺の樹林も含めて保全するような配慮が必要である。
特記事項  
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