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ミツガシワ

ミツガシワ MenyanthestrifoliataL. 絶滅危惧I類
  合弁花植物ミツガシワ科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ30cmほどになる水生の多年草。葉は水面上につきだしており3つの小葉よりなる。花は白色で径1cm程度、花びらは先端が5裂しており内側に毛がある。
生育環境 山地帯上部の山間の池沼や湿原、細い流れに沿って生育。
生活史 開花期は4〜8月。地上部は冬に枯れる。
分布状況 北海道、本州、九州に分布。国外では北半球の冷温帯域に広く分布。県内では飛騨地方の上宝村、河合村、白川村などに確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 山間の池沼や湿原の減少。本種の生育環境となる山間の池沼や湿原は平坦地でもあり改変されやすい。また、湿原周辺の樹林伐採による土砂流入、水源の枯渇や水温上昇などで生育場所の環境が悪化している。
保全対策 生育環境となる池沼や湿原の保全・創出に配慮が望まれる。その場合、生育地の環境が悪化しないよう、湿原周辺の樹林も含めて保全するような配慮が必要である。
特記事項  
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