ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

ヒメコウホネ

ヒメコウホネ Nupharsubintegerrimum(Casp.)Makino 絶滅危惧I類
(環境省:絶滅危惧II類) 離弁花植物スイレン科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 葉を水面に浮かせる水生の多年草。葉は広い卵形で長さ8cm前後、幅6cm前後。花は黄色で径4cm前後。
生育環境 丘陵帯の丘陵山間部の池沼や農業用水池に生育。
生活史 開花は6〜10月頃で花は水面からつきでて咲く。
分布状況 日本固有種。本州〜九州に分布。県内では飛騨地方の高山市、美濃地方の岐阜市、富加町などで確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 生育環境となる池沼などの減少。本種の生育環境である丘陵地は、人間の生産活動の活発な場所でもあり、埋め立てなどの改変やため池改修などにより生育場所が消失している。
保全対策 生育地をやむを得ず改変する場合は、生育個体を一時的に保護して改変後元に戻すような配慮が必要。また、本種は清流を好むため水源地の保全、水辺の植生帯などの創出にも配慮が望まれる。
特記事項  
<外部リンク>