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オニバス

オニバス EuryaleferoxSalisb. 絶滅危惧I類
(環境省:絶滅危惧II類) 離弁花植物スイレン科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 葉を水面に浮かせる水生の1年草。葉は丸く直径50〜150cm。花は紫色で水面からつきでて咲く。実にはトゲが密生している。
生育環境 丘陵帯〜山地帯の低地で富栄養の池沼や農業用水池などに生育。
生活史 開花は8〜9月頃。葉は冬には枯れる。種子は休眠状態で数十年は生存可能といわれている。
分布状況 宮城県以南の本州〜九州に分布。国外では中国、台湾、インドに分布。県内では美濃地方の海津町、南濃町などで確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 生育環境となる池沼などの減少。本種の生育環境である低地は、人間の生産活動の活発な場所でもあり、埋め立てなどの改変やため池改修などにより生育場が消失している。
保全対策 生育地の改変に際しては、事前に種子や池底の土を採取しておき、改変後戻すような配慮が必要で、本種を含めた水辺の植生帯などの創出にも配慮が望まれる。
特記事項  
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