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タキミシダ

タキミシダ AntrophyumobovatumBak. 絶滅危惧I類
(環境省:絶滅危惧IB類) シダ植物シシラン科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 常緑性シダ植物。葉は小型でやや長い柄が付く。葉は倒披針形から倒卵形で葉の先は急にとがる。大きなものは20cm程度になる。胞子のうは葉の裏に網目状につく。
生育環境 丘陵帯山地の谷間に生育。薄暗く湿った岩上に見られ、名前のように滝の近くに見られることも多い。
生活史 気温の高い時期に、根茎の先端から新しい葉をつける。気温の低い冬季には生長を休止する。
分布状況 千葉県、富山県以西の本州〜九州に分布。国外では中国、インド、インドシナ半島などに分布。県内では美濃地方の美山町、美並村、久瀬村、谷汲村などで確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 過去における生育状況は明らかではないが、本来は谷筋の常緑広葉樹林に生育する植物と考えられる。しかし、県内ではこうした常緑広葉樹林は少なく、生育場所も限定されるようである。
保全対策 常緑広葉樹林などを可能な限り保全することが望ましい。
特記事項  
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