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キベリカタビロハナカミキリ_20456

キベリカタビロハナカミキリ PachytaerebiaerebiaBates 準絶滅危惧
  コウチュウ目カミキリムシ科
選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。

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形態の特徴 全長14〜22mmの甲虫。体は黒色で、上翅を除いて灰白色毛を密生する。翅の縁は黄色を帯びるが、翅全体が黄色になる個体もある。
生息環境 亜高山帯山地の針葉樹林に生息。
生態 成虫は7〜8月に出現し、ノリウツギ、リョウブなど落葉広葉樹の花に飛来する。雌は針葉樹の立ち枯れ木や伐採木に飛来し産卵する。幼虫はトウヒ、オオシラビソなどの針葉樹の倒木に穿孔(せんこう)して生活する。
分布状況 本州、九州に分布。本州では中部山岳地域に限定される。県内では飛騨地方の上宝村、高根村、小坂町などに確認記録がある。

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減少要因 トウヒ、オオシラビソなど亜高山帯針葉樹林の大規模伐採による生息環境の悪化。
生息環境となる亜高山帯針葉樹林の保全に配慮が望まれる。特に大規模な伐採は行わないようにしたい。
保全対策 かつて、高根村、朝日村、小坂町の御嶽山中腹部には多数生息していたが、最近は激減してほとんど見ることができない。
特記事項  
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