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コクロオバボタル_20454

コクロオバボタル LucidinaokadaiNakaneetOhbayashi 準絶滅危惧
(環境省:準絶滅危惧) コウチュウ目ホタル科
選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。

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形態の特徴 全長7mm前後の小さな甲虫。全身黒褐色であるが、前胸背には橙色の斑紋があるものが多い。前胸背板の前、側縁は軽く反り上がる。
生息環境 丘陵帯の低地〜丘陵地に生息。湿地周辺の草地や林縁部に見られる。
生態 成虫は6月上旬に出現する。幼虫は陸貝を食べることが知られているが詳しい生態は不明。
分布状況 日本固有種。本州中部地方の岐阜県と三重県から確認されているのみ。県内では美濃地方の岐阜市と土岐市に確認記録がある。

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減少要因 本種の生息地である湿地周辺の草地や森林が開発によって環境が悪化した。
保全対策 メスには後ろ翅がないため移動能力が乏しく、一度絶滅した生息地では復活することができない。このため、本種の生息地は極力保存することが必要。
特記事項  
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