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ツヤハダクワガタ

ツヤハダクワガタ CeruchuslignariuslignariusLewis 準絶滅危惧
  コウチュウ目クワガタムシ科
選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。

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形態の特徴 体長12mm前後の小さなクワガタムシ。雄には長さ4mmのあごのある個体もいる。体は黒褐色で体全体に点状の刻印がある。
生息環境 山地帯のブナなど落葉広葉樹林に生息する。
生態 成虫は5〜8月に出現する。主としてブナ林に生息し、幼虫は朽ち木の中で生活し、秋に成虫となりそのまま越冬する。
分布状況 日本固有種。北海道、本州、四国、九州に分布。県内では飛騨地方の白川村、河合村、荘川村、清見村、小坂町、美濃地方の高鷲村などに確認記録があり、県下の山地に広く分布しているが個体数は少ない。

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減少要因 生息環境となるブナ林など落葉広葉樹林の減少。本種の生息環境は自然にできた枯損木が多くあるような落葉広葉樹林の壮齢林であることが考えられ、このような自然性の高い樹林が減少している。
保全対策 本種の生息するような自然性の高い樹林は可能な限り保全するよう配慮が望まれる。
特記事項  
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