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カバシャク_22384

カバシャク Archiearisparthenias(Linnaeus) 情報不足
  チョウ目シャクガ科
選定理由 生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく評価できない。 写真を拡大表示します
形態の特徴 成虫は、翅を広げた大きさが29〜34mmである。翅の色は茶褐色で前翅表面には白色の斑紋、後翅表面には鮮やかな橙色の斑紋がある。
生息環境 山地帯上部から亜高山帯にかけての明るい渓谷や森林に生息する。カバノキ科の樹木が自生する、日当たりの良い高原などでもみられる。
生態 成虫は4〜5月に出現し日中活動する。幼虫の食草はシラカンバなどカバノキ科の植物である。詳しい生態はわかっていない。
分布状況 北海道と本州中部に分布する。それぞれ別亜種とされる。国外ではシベリア、サハリン、ヨーロッパに分布する。県内では、高山市東側の山地帯に記録があるのみである。 分布情報図を拡大表示します
危険要因 リゾート地や道路建設など生息環境の開発、本来、その環境にはない樹種の植林、酸性雨などによる生息地域の落葉広葉樹林の衰退が考えられる。
保全対策  
特記事項  
参考文献 船越進太郎(1996)御嶽山麓、岐阜県高根村日和田高原の蛾.誘蛾燈143:11-20

文責:船越進太郎

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