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知っていますか?レジオネラ症

レジオネラ症に注意しましょう
近年、全国的に公衆浴場、旅館等の入浴施設の浴槽水等を感染源としたレジオネラ症の集団感染事故が報告されています。
レジオネラ症は、入浴施設の衛生管理を徹底することで予防できる病気です。
レジオネラ症を引き起こすレジオネラ属菌について正しい知識を身につけましょう。

レジオネラ症Q&A

Q&A一覧

  1. レジオネラ症とは?
  2. レジオネラ属菌とは?
  3. レジオネラ症の症状、特徴は?
  4. どのような人が発病しやすいのですか?
  5. 感染源としては、どのようなものがありますか?
  6. 感染事故の報告例はあるのですか?
  7. 県ではどのような感染事故防止対策を講じてますか?

1レジオネラ症とは

 レジオネラ症とは、土の中、河川、湖沼など自然界に広く生息しているレジオネラ属菌という細菌に汚染された小さな水滴(エアロゾル)を、気道から吸入することで発病する感染症です。ただし、人から人へ感染することはありません。

2レジオネラ属菌とは?

 レジオネラ属菌は、入浴施設の循環式浴槽の配水管中などに発生するぬめり(バイオフィルム)の中に生息するアメーバなどの微小な生物に寄生し、増殖する細菌です。20から50℃の水温で生育し、36℃前後が最も増殖に適した温度といわれています。

3レジオネラ症の症状、特徴は?

 レジオネラ症はレジオネラ肺炎とポンティアック熱とに大別されます。レジオネラ肺炎は発熱、呼吸困難、筋肉痛、下痢などの症状が出て、発症は希でも急激に重症になることがあります。一方、ポンティアック熱は発熱、悪寒、筋肉痛などの症状が出ますが、一般に数日で自然に治ります。

4どのような人が発病しやすいのですか?

 高齢者、乳幼児、糖尿病患者、慢性呼吸器患者、免疫不全者などの抵抗力が低下している人や、健康な人でも疲労などで体力が落ちている人などが発病しやすいといわれています。

5感染源としては、どのようなものがありますか?

 衛生管理が徹底していない循環式浴槽、循環浴槽水を利用した気泡発生装置付浴槽・ジェット噴射装置付浴槽、打たせ湯、給水・給湯設備、冷却塔水などの施設が感染源として報告されています。家庭で使用されるものでは、24時間風呂や加湿器等の衛生管理を徹底しないと感染源となることがあります。

6感染事故の報告例はあるのですか?

平成12年4月 静岡県掛川市 つま恋温泉森林の森

23名感染2名死亡

平成12年6月 茨城県石岡市 総合福祉センター 45名感染3名死亡
平成14年7月 宮崎県日向市 日向サンパーク温泉 295名感染7名死亡
平成14年8月 鹿児島県東郷町 東郷温泉 7名感染1名死亡
平成27年5月 岩手県盛岡市 銭湯岩手山 12名感染1名死亡
平成29年3月 広島県三原市 みはらし温泉 58名感染1名死亡

7県ではどのような感染事故防止対策を講じてますか?

 県では平成14年3月20日付けで関係条例、規則の一部改正を行い、公衆浴場、旅館等の入浴施設営業者の方を対象に、浴槽水の衛生管理の徹底を図るとともに、レジオネラ症の感染事故防止対策を実施しています。

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