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感染と予防

どうやってうつるの?

 エイズのウイルス、HIVはどのようにうつるのでしょうか。

 HIVは、感染している人の血液、精液、膣分泌液の他、唾液、母乳、尿、汗などに含まれていますが、少量のウイルスでうつることはなく、特に多くウイルスを含んでいる血液、精液、膣分泌液が主な感染源となります。

 つまり、うつる可能性があるのは、

1感染者の精液、膣分泌液が、他人の粘膜や傷に触れるような場合、つまり、性行為

2感染しているお母さんから、胎盤、出産時、母乳などで赤ちゃんにうつる場合、いわゆる母子感染

3注射器の回し打ちなど、他人の血液が体内に入るような場合

といった3つの経路です。

 まず、性行為による感染についてもっと詳しく知りたい方は、「セックスで感染する危険性」を御参照ください。

 次に、母子感染についてですが、母親がHIVに感染していると、生まれてくる子供の3割が感染するといわれています。日本での報告はまだ少ないものの、世界では、家庭の外で感染した男性が、妻にうつし、HIVに感染した赤ちゃんが生まれてくるケースなど、母子感染が大きな問題となっている国もあります。エイズは、あなただけの問題ではないのです。

 最後に、麻薬などの注射器による回し打ちや、不潔な操作で行う入れ墨は、他人の血液が直接自分の体内に入るため、非常に危険です。

 

日常生活における予防方法

 エイズウイルス、HIVは、血液、精液、膣分泌液から他の人に感染するため、性行為以外の日常生活ではうつることはありません。

 感染者の涙、唾液、汗にもHIVは含まれていますが、これらに含まれるウイルス量は非常に少なく、日常的なことでは感染は成立しません。

 例えば、回し飲み、同じ食べ物をつつく、公衆電話を使う、コインランドリー、握手、せきやくしゃみ、トイレ、プールで感染することはありません。

 ですから、もし、クラスメイトや職場の同僚が感染者であることがわかっても、いままでどおりに接しましょう。何か持病などであっても、病気とうまくつきあいながら普通に生活している人と同じです。

 ただ、HIVに限らず、血液には色々な病原体が含まれていることがあるため、日常生活において他人の血液には直接触れないよう、衛生的な生活習慣を身につけましょう。

 例えば、ケガなど出血した場合は、なるべく本人が処置し、他人が手当てするときには、ゴム手袋を使ったり、清潔な布を当てるなど、直接血液に触れないようにし、触れたときは、すぐに水と石鹸で洗います。

 また、歯ブラシやカミソリ、ピアスなど血液のつく可能性のある日用品の貸し借りはせず、自分専用としましょう。

 なお、性行為に関する予防方法については、「セックスで感染する危険性」を御参照ください。

 

セックスで感染する危険性

 エイズの原因ウイルス、HIVは、血液、精液、膣分泌液から感染しますが、感染原因の70から80%が性行為であるといわれています。

 なぜなら、性行為は、人間の自然な営みであり、かつ他人の精液や膣分泌液が、粘膜や傷口などから体内に入るためです。場合によっては血液が入ることもあります。

 また、感染者との、コンドームを用いない1回の性行為で感染する確率は、0.1から1%と言われていますが、たった1回のセックスで感染した人もいます。

 では性行為による感染を予防するためにはどうしたらよいのでしょう。まず、100%安全なのは、セックスを全くしないか、感染していないことが明らかな相手とだけセックスすることです。

 そうでないときは、男女関係なく、あなたから、コンドームを使うことを提案しましょう。その人とのセックスを選んだのもあなたですし、HIV感染の危険性から自分の体を守るのもあなた次第です。

 ただ、コンドームを使う時は、性行為の最初から最後まで正しく使用しなければ予防効果が低下することと、100%安全ではないことを頭においておきましょう。

 また、コンドームの使用により、いわゆる性病がうつる確率も低くなります。

 最後に、特に感染の危険性が高まる性行為を挙げましょう。

1生理中の性行為。血液と接触します。

2肛門や口を使った性行為。直腸など粘膜は傷つきやすく、危険です。

3他の性病がある場合。性病により性器に炎症部位があるなど、より感染しやすくなります。

4不特定多数の人との性行為。性行為の相手が多いほど、当然感染の機会が増えます。

5アルコールの飲み過ぎ。判断力を失い、無謀な性行為をしてしまう可能性があります。

 

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