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社会生活基本調査結果2001

記事ID:0004073 2015年8月27日更新 統計課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成13年社会生活基本調査結果

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 平成13年社会生活基本調査結果の概要については、既に総務省統計局から公表されていますが、本書は、岐阜県の特色についてその概要をとりまとめたものです。
<総務省統計局・統計センターホームページアドレス(社会生活基本調査関係)><外部リンク>

調査の概要

1調査の目的

 社会生活基本調査は,国民の生活時間の配分及び自由時間等における主な活動(「インターネット」、「学習・研究」、「スポーツ」、「趣味・娯楽」、「ボランティア活動」、「旅行・行楽」)について調査し、国民の社会生活の実態を明らかにすることにより、各種行政施策の基礎資料を得ることを目的とするものである。
この調査は、昭和51年の第1回調査以来5年ごとに実施され、今回の調査は6回目に当たる。

2調査の範囲

 平成7年国勢調査調査区のうち総務大臣の指定する約6,400調査区の中から選定した約7万7千世帯に居住する10歳以上の世帯員約21万人を対象とした。
ただし、外国の外交団、領事団及び軍隊の構成員(家族,随員及び随員の家族を含む。)、自衛隊の営舎内居住者、社会福祉施設の入所者、病院、診療所等の入院患者などは除かれる。
(岐阜県:118調査区、1,416世帯)

3調査の時期

 調査は、平成13年10月20日現在で行った。
ただし、生活時間については、10月13日から10月21日までの9日間のうち、調査区ごとに指定した連続する2日間について調査した。

用語と分類

生活時間

(1)行動の種類
 1日の行動を20種類に分類し、時間帯別の行動状況(同時に2種類以上の行動をした場合は、主なもの一つ)を調査した。
この20種類の行動は、大きく3区分にまとめられ、睡眠、食事など生理的に必要な活動を「1次活動」、仕事、家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動を「2次活動」、これら以外の活動で各人の自由に使える時間における活動を「3次活動」と呼んでいる。一般に「余暇活動」と呼ばれるものは「3次活動」に当たる。
(2)平均時間
行動の種類別平均時間は、1人1日当たり平均時間で、総平均と行動者平均、曜日別平均と週全体平均とがある。​

総平均 該当する種類の行動をしなかった者を含む全員についての平均
行動者平均 該当する種類の行動をした者(以下「行動者」という。)のみについての平均
曜日別平均 調査の曜日ごとに平均値を算出したもので、「平日」、「土曜日」(学校のある日・ない日)、「日曜日」がある。
週全体平均 次の式により曜日別結果を加重平均したものである。
週全体平均=(平日平均×5+土曜日平均+日曜日平均)÷7

生活行動

(1)過去1年間に行った活動

インターネット インターネットの利用は、仕事や授業などで利用した場合も含む。また、パソコンのみでなく、携帯電話やPHSなどを使って利用した場合も含む。
学習・研究 個人の自由時間の中で行う学習や研究をいい、社会人の職場研修や、児童・生徒・学生が学業(授業、予習、復習)として行うものは含まないが、クラブ活動や部活動は含む。
スポーツ 余暇活動として行うスポーツをいい、学生が体育の授業で行うものや職業スポーツ選手が仕事として行うものは含まない。
趣味・娯楽 仕事、学業、家事などのように義務的に行う活動ではなく、個人の自由時間の中で行うものをいう。
ボランティア活動 報酬を目的としないで、自分の労力、技術、時間を提供して地域社会や個人・団体の福祉のために行っている活動をいう。
旅行・行楽 旅行は、1泊2日以上にわたって行うすべての旅行をいい、日帰りの旅行は含まない。行楽とは、日常生活圏を離れ、半日以上かけて行う日帰りのものをいい、夜行日帰りも含む。

(2)行動者数,行動者率,平均行動日数

行動者数 過去1年間に該当する種類の活動を行った者の数(推定値)
行動者率 行動者数÷10歳以上人口(又は15歳以上人口)×100
平均行動日数 行動者について平均した過去1年間の行動日数。

結果の概要

生活時間に関する結果

1概観−2次活動時間は減少、3次活動時間は増加
  • 本県の15歳以上の人の1日の生活時間(週全体平均)をみると、1次活動は10時間25分、2次活動は7時間12分、3次活動は6時間23分となっている。男女別にみると、1次及び2次活動時間は、女性が男性より長くなっており、3次活動時間は男性が長くなっている。
    全国平均と比べると、本県は1次及び3次活動時間が短く、2次活動時間が12分長くなっている。
     表11日の生活時間(15歳以上)−週全体
    表1
  • 平成8年と比べると、男女とも特に仕事などの2次活動時間が減少し、自由時間における活動である3次活動時間が増加している。
    年齢階級別にみると、2次活動時間は、男性では特に45〜54歳で27分と大きく減少し、15〜24歳では28分の増加となっている。一方、女性は35〜44歳で59分と特に大きく減少している。
    3次活動時間は、2次活動時間の減少とは対照的に、特に男性の45〜54歳で34分、女性の35〜44歳で59分と大きく増加している。
2睡眠時間−土曜日は増加、日曜日は減少

1次活動時間のうち睡眠時間は、男性が7時間53分、女性が7時間36分で、女性の方が17分短くなっている。平成8年と比べると、男女とも若干、土曜日は増加し、日曜日は減少している。
 表2曜日別睡眠時間(15歳以上)
表2

3仕事時間−女性の土曜日が大幅に減少
  • 2次活動時間のうち仕事時間は、男性の有業者は7時間2分、女性の有業者が4時間54分となっている。平成8年と比べると、男性は9分、女性は21分と男女とも減少しており、曜日別にみると、特に女性の土曜日が大幅に減少している。
  • 有業者の仕事時間を全国平均(男性6時間48分、女性4時間51分)と比べると、本県は男性が14分、女性が3分、ともに長くなっている。
  • 有業者の仕事時間を年齢階級別にみると、男性は25〜34歳が7時間53分と最も長く、女性は15〜24歳が5時間54分と最も長くなっている。

 表3曜日別仕事時間(有業者)
表3

4家事関連時間−依然として大きな男女差
  • 2次活動時間のうち家事関連時間(家事、介護・看護、育児及び買い物の時間)は、男性が40分、女性が3時間43分となっている。
    平成8年と比べると、男性が17分増加し、女性も6分増加しており、依然として大きな男女差がある。
  • 全国平均(男性33分、女性3時間45分)と比べると、本県の男性は7分長く、女性は2分短くなっている。

 表4曜日別家事関連時間の推移(15歳以上)
表4

5自由時間活動−女性の趣味・娯楽の時間が特に増加
  • 3次活動時間のうち、最も時間の長いテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の視聴等の時間は、男性が2時間47分、女性が2時間34分、次に長い休養・くつろぎの時間は、それぞれ1時間17分、1時間21分となっている。また、3番目に長い趣味・娯楽の時間は、男性が44分、女性が37分となっている。
  • 平成8年と比べると、特に女性の趣味・娯楽の時間が7分の増加、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間が6分の増加となっている。
  • 全国平均と比べると、本県はテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の視聴等の時間は、男性が7分、女性が6分長くなっており、趣味・娯楽の時間は、男性が5分短く、女性が2分長くなっている。

 表53次活動時間(15歳以上)−週全体
表5

生活行動に関する結果

1インターネット

(1)男性の約5割、女性の約4割の人が「インターネット」を利用

  • 過去1年間に「インターネット」を利用した人(10歳以上)は81万8千人で、10歳以上人口に占める割合(利用者率)は43.6%となっている。
    利用者率を男女別にみると、男性は49.3%、女性は38.3%となっており、男性の方が女性より11.0ポイント高くなっている。
  • 「インターネット」利用者率は、若年層で高く、また、15〜24歳を除いて男性の方が高くなっている。
  • 「インターネット」利用者率を全国(46.4%)と比べると、本県はやや下回っており、全国順位は21位となっている。また、年齢階級別にみると、若年層で全国平均を下回っている。

(2)約4割の人が「情報交換」での利用

  • 「インターネット」の利用者を利用の形態別にみると、電子メールなどの「情報交換」に利用した人が37.2%、ホームページの閲覧などの「情報収集」に利用した人が29.2%などとなっている。
  • 全国平均と比べると、「情報交換」(全国39.5%、全国順位18位)、「情報収集」(同32.4%、22位)と、いづれも全国平均より低くなっている。
  • 1年間の「平均利用日数」を利用の形態別にみると、「情報交換」が161.3日と最も多く、次いで「情報発信」が105.4日、「情報収集」が97.9日となっている。

図1-1図1-2

2ボランティア活動

(1)行動者率が高い本県の「ボランティア活動」

  • 過去1年間に何らかの「ボランティア活動」を行った人(10歳以上)は72万2千人で、行動者率は38.5%となっている。平成8年と比べると6.1ポイント上昇している。
  • 行動者率を男女別にみると、男性は38.8%、女性は38.1%で、やや男性が高くなっている。
  • 「ボランティア活動」の行動者率を全国平均(28.9%)と比べると、本県は9.6ポイント高く、全国順位も4位と、本県は「ボランティア活動」をする人が多くなっている。

(2)30歳代後半から40歳代前半で最も高い「ボランティア活動」の行動者率
「ボランティア活動」の行動者率を年齢階級別(15歳以上)にみると、35〜44歳が54.6%と最も高くなっている。これを平成8年と比べると、特に15〜24歳(10.1ポイント)、35〜44歳及び65〜74歳(ともに9.1ポイント)で大きく上昇している。

(3)行動者率が最も高いのは「まちづくりのための活動」

  • 活動の種類別にみると、道路や公園の清掃など「まちづくりのための活動」が22.3%と最も高くなっている。
  • 全国平均と比べると、「まちづくりのための活動」(全国14.0%)は8.3ポイント高く、順位も3位と上位となっている。また、行動者率は低いものの「子どもを対象とした活動」(全国5.3%)は2.1ポイント高く、順位は1位となっている。

図2-1図2-2

3旅行・行楽

(1)7割以上の人が「旅行」

  • 過去1年間に「旅行・行楽」を行った人(10歳以上)は157万1千人で、行動者率は83.8%となっている。このうち「行楽(日帰り)」は69.7%、「旅行(1日2泊以上)」は71.0%となっている。
  • 行動者率を平成8年と比べると、1.0ポイント低下している。特に、25〜34歳での低下幅が大きくなっている。
  • 行動者率を全国(80.9%)と比べると、本県は2.9ポイント高く、全国順位も6位と多くの人が「旅行・行楽」に出かけている。

(2)海外の「観光旅行」の行動者率は約1割

  • 「旅行」の行動者率をその種類別にみると、国内の「観光旅行」は男性が59.5%、女性が61.0%、海外の「観光旅行」は男性が11.0%、女性が10.4%と、国内は女性が、海外は男性がやや高くなっている。
  • 15歳以上の人の「観光旅行」について平成8年と比べると、国内は1.4ポイント低下し、海外は0.9ポイント上昇している。

図3-2

4学習・研究

(1)男女とも「パソコン等の情報処理」の行動者率が高い

  • 「学習・研究」の行動者率(10歳以上)は34.7%(男性34.0%、女性35.4%)となっている。平成8年と比べると5.1ポイント(男性4.8ポイント、女性5.3ポイント)上昇している。
  • 全国の行動者率(36.2%)と比べると、本県は1.5ポイント低くなっているが、全国順位は18位と中より上位となっている。
  • 「学習・研究」の行動者率を男女別にみると、男性は「パソコン等の情報処理」(18.8%)が最も高く、次いで「商業実務・ビジネス関係」及び「人文・社会・自然科学」(9.6%)となっている。一方、女性は、「パソコン等の情報処理」(13.1%)、次いで「家政・家事」(12.9%)となっている。

図4-1図5-1

5スポーツ

(1)7割以上の人が「スポーツ」

  • 過去1年間に何らかの「スポーツ」を行った人(10歳以上)は137万3千人で、行動者率は73.2%となっている。行動者率が高い種類は、「運動としての散歩・軽い体操」(43.1%)、「ボウリング」(25.1%)、水泳(19.4%)などとなっている。
  • 全国の行動者率(72.2%)と比べると、本県は1.0ポイント高く、全国順位は11位となっている。全国平均と比べ高いものは、「ボウリング」(全国23.1%、全国順位9位)、「スキー・スノーボード」(同10.6%、12位)などとなっている。

(2)若年層で「スポーツ」の行動者率が低下
「スポーツ」の行動者率を平成8年と比べると2.3ポイント低下している。これを年齢階級別(15歳以上)にみると、45〜74歳の各年齢階級でやや上昇し、15〜44歳の各年齢階級で低下している。

(3)行動者率が上昇した「ジョギング・マラソン」
「スポーツ」の行動者率(15歳以上)を種類別に平成8年と比較すると、「ジョギング・マラソン」が上昇し、「スキー・スノーボード」、「水泳」、「ボウリング」、「ゴルフ」などが低下している。

図5-1図5-2

6趣味・娯楽

(1)9割近くの人が「趣味・娯楽」

  • 「趣味・娯楽」を行った人(10歳以上)は163万2千人で、行動者率は87.0%となっている。行動者率を種類別にみると、「趣味としての読書」(40.9%)、「カラオケ」(36.9%)、「園芸・庭いじり・ガーデニング」(36.1%)、「映画鑑賞(テレビ・ビデオ等は除く)」(35.6%)などとなっている。
  • 行動者率を平成8年と比べると2.7ポイント低下している。
  • 全国の行動者率(85.9%)と比べると、本県は1.1ポイント高く、全国順位は11位となっている。全国平均より高いものは「園芸・庭いじり・ガーデニング」(全国32.5%)、「日曜大工」(同12.5%)、低いものは「趣味としての読書」(同45.5%)などとなっている。

(2)若年層で盛んな「テレビゲーム」「カラオケ」、中高年層で盛んな「園芸・庭いじり・ガーデニング」
「趣味・娯楽」の行動者率を年齢階級別(15歳以上)にみると、15〜24歳は「テレビゲーム」25〜34歳は「カラオケ」、35〜44歳は「映画鑑賞」が最も高くなっている。
45歳以上では「園芸・庭いじり・ガーデニング」が最も高くなっている。

(3)「映画鑑賞」は大きく上昇
行動者率(15歳以上)が平成8年に比べ上昇したものは「映画鑑賞」、「趣味としての読書」、低下したものは「カラオケ」、「パチンコ」などとなっている。

図6-1図6-2表6表7表8

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