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平成30年5月

ONSEN・ガストロノミーウォーキング(5月19日)

平湯大滝地元の食材を堪能しながらのウォーキング風景

 日本では耳慣れないですが、欧米では「ガストロノミーウォーキング」という旅のスタイルが流行しています。これは、歩きながら地元ならではの「食」、その背景にある「自然」、「歴史」や「文化」などの魅力に触れる旅のことです。昨年9月には、ガストロノミーウォーキングの本場でもあり、本県と交流協定を結ぶフランス・アルザスで、私も実際に体験してきました。
 この「ガストロノミーウォーキング」に日本特有の文化である「温泉(ONSEN)」を加えたものが「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」です。この度、東海地区で初めて高山市奥飛騨温泉郷の平湯温泉で開催されました。当日は、アルザス地方オ=ラン県より、ブリジット・クリンケルト県議会議長(知事)にもご参加いただきました。
 前夜のどしゃ降りの雨も上がり、晴れ間の見えるすがすがしい天候の中、「平湯大滝」をはじめとする豊かな自然に触れながら、飛騨牛や地酒といった地元のグルメに舌鼓を打ち、奥飛騨温泉郷の魅力を堪能することができました。
 今後、こうした新たな展開、視点を通して、清流の国ぎふづくりの魅力向上に努めてまいります。

建設ICT人材育成センター・ぎふ建築担い手育成支援センター合同開所式(5月22日)

開所式視察の様子

 あらゆる分野で人材不足が深刻化しています。このため、県では「人づくり」を政策の柱に掲げ、人材育成・確保に向けた取組みなどを重点的に進めているところです。
これまで、「ぎふアグリチャレンジ支援センター」、「モノづくり教育プラザ」、「岐阜県中小企業総合人材確保センター」、「森のジョブステーションぎふ」、さらには、「岐阜県福祉人材総合支援センター」など、それぞれの分野において「人づくり」の拠点を開設してきました。
そして今回、建設・建築分野の拠点となる「建設ICT人材育成センター」、「ぎふ建築担い手育成支援センター」を開所しました。
ここでは、特に、生産性を向上させ、人手不足の補てんや業界の環境変革につながる『ICT(情報通信技術)』の研修などを通じた人材育成を中心に取り組むこととしています。まさに県内情報産業の集積地、ソフトピアジャパンに拠点を構えたゆえんでもあります。
多くの皆様に、建設・建築分野に関心を持ち、ひいては、その業界の中心として成長していただけるように、産学官一体となって取り組みを進めてまいりたいです。

木曽三川連合総合水防演習・広域連携防災訓練(5月27日)

知事敬礼小学生の土のう作成風景

 梅雨や台風などで水害が発生しやすい時期が近付いています。県では、河川改修に取り組むとともに、県民に防災意識を高めていただくことに努めているところです。
このたび、国土交通大臣参加のもと、岐阜市の長良川河川敷において、『木曽三川連合総合水防演習・広域連携防災訓練』を開催しました。国・自治体の職員、県警、水防団、地域住民の皆様に加え、小中学生や大学生などの次代を担う若者など約2000人もの方々に参加いただきました。
『月の輪工※』など独特の対策をご覧になられた国土交通大臣からは、「他の地域では、なかなか見られない多彩な技術が伝承されており、地域の人たちの水防に対する意識の高さを実感した」との感想をいただきました。このことは、歴史的にも、本県において水害と闘い、水防にあらゆる努力を傾注してきたことの結果でもあると感じた次第です。
幸い、近年本県では大きな災害は発生しておりませんが、全国的には九州北部豪雨や関東・東北豪雨などにより大きな水害が起こっております。これからも「明日でなく『今日は我が身』」と危機感を持ち、防災対策を進めてまいりたいと思います。
※月の輪工…半円状に積み上げた土のうで漏水に対応する工法。

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