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平成30年4月

新規採用職員辞令交付式(4月2日)

辞令交付式の様子1辞令交付式の様子2

 新年度がスタートし、新たに186名を岐阜県職員として迎え入れました。近年、女性の新規採用の割合が高まっています。今回は84人、45%が女性です。県では、女性職員の積極的な登用を進めており、今後様々な経験を積んで、女性目線を大切にしながら活躍していただきたいと思っています。
辞令交付式では、新規採用職員の皆さんに3つのお願いをしました。

  1. 公務員は「全体の奉仕者」であって、丁寧な行政サービスをもって県民の皆様に奉仕して欲しい。
  2. 「清流の国ぎふ憲章」をしっかりと胸に刻み、皆さんの斬新な発想で「清流の国ぎふ」づくりを深化させていって欲しい。
  3. インド独立の父、ガンジーの言葉「明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ」という心構えで県職員として日々自己研鑚に励み、県政に貢献して欲しい。

新規採用職員の皆さんには、これからの長い公務員生活を充実させていただきたいと思います。

サラマンカ大学創立800周年記念事業の開催(4月14日)

三大学学術連携基本協定締結式サラマンカホールでのコンサート

 世界最古の大学の一つ、スペイン・サラマンカ大学が、創立800周年を迎えます。その記念事業が、「サラマンカ」の名を冠するOKBふれあい会館「サラマンカホール」で開催されました。
当日は遠路はるばる、リカルド・リベロサラマンカ大学総長にお越しいただき、また、ゴンサロ・デ・ベニート駐日スペイン大使にもご出席いただきました。
記念コンサートでは、名古屋フィルハーモニー交響楽団とスペインのギター界最高峰のカニサレス氏とのコラボレーションや日本の伝統芸能「能舞」とパイプオルガンとのコラボレーションがあり、日本とスペインの交流を象するものとなりました。
 また、コンサート前には、サラマンカ大学、岐阜大学、岐阜薬科大学による医学・薬学を中心とした「三大学学術連携基本協定」も締結されました。
この岐阜での記念事業に先立ち、前夜祭として、天皇皇后両陛下御臨席の「記念レセプション」が、東京で開催(4月12日)されました。私も出席し、両陛下にご挨拶させていただいたところです。
この秋には、サラマンカ大学において、岐阜の誇る地歌舞伎を公演することとしています。今回の記念事業を新たなスタートに、今後も末永く交流を続けていきたいです。

イタリア・モロッコ・フランスにおけるトップセールスを実施しました(4月16日〜27日)

1「ミラノ・サローネ」で岐阜ブランドをPR(4月17日)

CASAGIFU3ギャラリー視察オープニング・レセプション

 イタリア・ミラノで開催された世界最大級の国際見本市「ミラノ・サローネ」に、3年連続で岐阜県ギャラリーを出展しました。
「CASAGIFU(=岐阜の家)III」と銘打ち、県内陶磁器企業3社とスイスのアトリエ・オイ社が協同で新たに開発した、アロマオイルの香りを拡散する「アロマ・ディフューザー」を中心とした美濃焼に焦点を当てた展示を行いました。世界の流行の発信地であるミラノにおいて、岐阜ブランドの魅力を大いに発信しました。

2世界農業遺産国際フォーラムで基調講演(4月19日)

世界農業遺産国際フォーラムで基調講演FAOでのPR

 イタリア・ローマでは、国際連合食料農業機関(FAO)本部で開催された、「世界農業遺産(GIAHS)国際フォーラム」に出席し、自治体の長として唯一基調講演を行いました。
2015年に「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定されて以降、漁業資源の確保や地域資源のブランド化、国際貢献などの取組みが高く評価されたのだと大変嬉しく感じています。
講演では、4つのC(clearwater=清流、communication=情報交換、collaboration=協同・連携、contribution=貢献)をキーワードに、「清流長良川の鮎」の保全・活用・継承の取組みを進める中で得られた経験や事例についてお話をさせていただきました。
また、講演後には、イタリア、スペイン、中国などの世界農業遺産認定国の関係者とともに、FAO事務局次長主催の懇談会に出席し意見交換を行いました。今後も、世界農業遺産の認定は始まりに過ぎないことを肝に銘じ、認定後の取組みを深化させてまいります。

3モロッコ王国との交流促進

モロッコ青年・スポーツ大臣との面談モロッコ政府関係者と

 岐阜県とモロッコ王国の交流は、2007年のウジュダ・アンガッド府との友好交流に関する覚書の締結を契機に始まりました。今では、花フェスタ記念公園(可児市)に、モロッコ王国のバラを植栽した「モロッコロイヤルローズガーデン」を整備し、今年3月には、ぎふ・モロッコ王国・モナコ公国同好会の会長を務める山田實紘さんが、在岐阜モロッコ王国名誉領事に任命されるなど、着実に関係が築かれています。
今回の訪問では、スポーツ大臣、観光大臣や投資担当大臣をはじめとする政府関係者の方々と面談し、これまでのモロッコ王国と岐阜県の交流実績を説明するとともに、今後、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機としたスポーツ分野や、インバウンド増加につなげる観光分野での交流などを提案し、より一層の協力関係を確認しました。

〜マラケシュ・サフィ州と友好協力の覚書締結(4月22日)〜

マラケシュ・サフィ州との友好協力の覚書締結マラケシュ・サフィ州との面談

また、モロッコ王国最大の観光地域であるマラケシュ・サフィ州を訪問し、日本の自治体としては初めて「友好協力に関する覚書」を新たに締結しました。今後は、観光・経済・人材・技術交流を柱に、具体的なプログラムを進めてまいります。

〜ウジュダ・アンガット府と友好協力に関する追加文書に調印(4月24日)〜

ウジュダ・アンガット府との友好協力に関する追加文書に調印エコロジカルパーク視察

 さらに、「友好交流に関する覚書」の締結から10年の節目を迎えるウジュタ・アンガット府も訪問しました。これまでの実績を評価しつつ、さらなる友好交流の深化に向け覚書の追加文書に調印しました。これにより、これまでの環境・緑化・造園・地震防災の分野から、新たに観光・園芸・地方分権の分野を加えた人材・技術交流が行われることになります。

4「ジャポニスム2018」に向けた調整(4月26日)

ジャポニスム2018会場視察駐フランス日本国特命全権大使へ面談・報告

 今回の海外渡航の最後は、フランス・パリを訪問しました。
今年は日仏友好160周年の節目の年にあたります。パリを中心に、“世界にまだ知られていない日本文化の魅力”を紹介する日本国挙げての行事「ジャポニズム2018」が10月に開催されます。
本県からは、公式行事「地方の魅力−祭りと文化」において、「岐阜の地歌舞伎」が出演されることが決定しています。今回のパリ訪問では、会場となるパリ日本文化会館の館長と面談するとともに、駐フランス日本国大使にもお会いし、地歌舞伎公演の意義や進め方など、公演の成功に向けた意見交換を行いました。今秋には、芸術の都であるパリから、本県が世界に誇る「地歌舞伎」を大いに発信したいと思います。

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