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平成29年11月

記事ID:0016939 2018年1月17日更新 秘書課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

欧州におけるトップセールスを実施しました(11月7日〜11月15日)

1スペインでの初!プロモーション

飛騨牛プロモーション協定締結式

 今回、初訪問となるスペイン・マドリードでは、現地の旅行会社、航空会社、旅行メディアをお招きし、岐阜県の見所についてPRする観光セミナーを開催しました。また、その後のレセプションでは、現地の百貨店、レストラン経営者、スペイン政財界の方々にもお越しいただき、飛騨牛や話題の柿「天下富舞」など県産食材を使用した料理の提供や地酒のテイスティング、刃物や陶磁器の紹介、さらには地歌舞伎の上演など、会場を岐阜一色に染めたPRを行いました。他にも、飛騨牛の調理方法を実際に見ていただくプロモーションを行いました。参加者からは「飛騨牛を取り扱ってみたい」との声が聞かれ、大きな手応えを感じました。
 このほか、JNTO(日本政府観光局)の現地事務所長や国連の観光に関する専門機関「世界観光機関(UNWTO)」の関係者とも意見交換を行い、日本の自治体では初となる賛助会員への加盟手続きを進めることとなりました。
 現在、スペインからの観光宿泊客数が国内第4位でありますが、これらの活動によりさらなる増加が期待されます。
 また、スペイン・サラマンカも訪れました。サラマンカ市と本県の交流は、白川町のパイプオルガン製造者、故辻宏氏がサラマンカ大聖堂のオルガンを修復したことがきっかけでスタートしました。OKBふれあい会館「サラマンカホール」には、大聖堂をモチーフとした故辻宏氏制作によるパイプオルガンがあり、ホール入口には、サラマンカ大学と大聖堂の正面入口の石彫りをモチーフとしたレリーフが設置されています。
 そうしたご縁もあり、来年、創立800周年を迎えるサラマンカ大学の日本での記念事業が本県で開催されることとなりました。今回、サラマンカ大学総長や同大学の日西文化センター所長らと記念事業に向けた意見交換を行いました。
 また、サラマンカ大学と岐阜大学及び岐阜薬科大学学術研究の交流についても合意書を取り交わしました。こうした多層にわたる交流を通じて、岐阜県とサラマンカの友好関係を一層深化させたいと思っております。

2フランスとの交流の更なる深化

ダ・ローザとの覚書締結航空宇宙博物館

 フランス・パリでは、これまでも飛騨牛PRにご協力いただいているダ・ローザ氏と、フランスでの県産農産物のブランド化を進めることを目的とした覚書を締結しました。今後は富有柿をはじめとした飛騨牛以外の県産品の販路拡大も目指してまいります。また、マクロン大統領ご夫妻ともお会いすることができ、岐阜県とフランスとの交流、特に今回の飛騨牛や富有柿などの県産品のキャンペーンについてご紹介したところ、大変興味を持っていただきました。
 また、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の平成30年3月のリニューアルオープンに向けて、欧州宇宙機関(ESA)、JAXAパリ事務所、欧州最大のル・ブルジェ航空宇宙博物館の方々と面談し、展示物の貸出しや人的交流等について、今後の連携に向け協議を進めることで合意しました。
 さらに、フランス陸上競技連盟のアンドレ・ジロー会長らとの面談では、飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアの活用について、先月、合宿を行った競歩競技に加え、他種目でも合宿を検討いただいていることや、2024年のパリオリンピックに向けても本県との連携を図っていきたいというお言葉をいただき、今後のスポーツ面での交流の深化に大きな手応えを感じました。

3イギリスでの県産品販路拡大と英国オリンピック委員会との契約締結

コノートホテル視察英国オリンピック委員会

 イギリス・ロンドンでは、現在まで県内企業との商品開発にご協力いただいているセバスチャン・コンラン氏に加え、世界的に著名な若手建築家兼デザイナーであるトーマス・ヘザウィック氏と面談しました。本県の伝統的な技術や素材などがさらに世界に評価され、発信されるよう、今後も引き続き連携してまいります。
 また、老舗インテリア百貨店の「Heal’s(ヒールズ)」やホテル命名100周年を迎える老舗「THECONNAUGHTHOTEL(コノートホテル)」と県産品の取り扱いや活用について意見交換を行い、コラボレーションを進めることとなりました。
 さらに、英国オリンピック委員会との間では、2020年東京オリンピック事前合宿における飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアの利用について契約を締結いたしました。スウィニーCEOからは、「本番を見据え、来年にも中長距離選手を高地トレーニングエリアに送り込みたい。その際にはスポーツだけでなく、岐阜県の素晴らしい自然や文化をぜひ体験させたい。」とのご発言をいただきました。今後、イギリスとのスポーツを通じた交流の深化を目指してまいります。

若者とのガヤガヤ会議

若者とのガヤガヤ会議会議風景

 岐阜県では、次世代を担う若者たちと向き合い、広く若者たちの意見やアイディアを県政に取り入れるため、「若者とのガヤガヤ会議」を新設しました。
 今年度、高校生、大学生、若手社会人、若手女性、若手外国人県民の5つの階層ごとに、計12回ガヤガヤ会議を開催し、地域振興や女性の活躍など、若者の関心の高いテーマについて、それぞれの立場から様々なご意見をいただきました。
 これまでに出た意見の中には、県の業務効率化のために行った「事務事業の棚卸し」に反映させていただいたものや、来年度の新規拡充事業として検討しているものもあります。
 11月23日の祝日には、初年度のまとめとして、各階層の代表者にお集まりいただき、「若者が活躍できる岐阜県について」というテーマで意見交換をしていただきました。私も参加させていただきましたが、岐阜県の強みは何か、その強みを活かしてどう活躍したいか、ご自身のアイディアを語られる姿を身近で拝見し、大変心強く感じました。
 今後も、若い方々と積極的に対話し、県の施策に反映させていきたいと思います。

感謝状贈呈式(東京オリパラ大会・選手村ビレッジプラザへの木材提供)

感謝状贈呈式記念撮影

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村ビレッジプラザに必要な建築部材として本県の県産木材を提供することとなりました。これは、県と県内6市町村(関市・中津川市・郡上市・下呂市・白川町・東白川村)が一致団結して応募し選ばれたものです。
 11月24日には感謝状贈呈式が開催され、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長から、木材提供する63自治体を代表して感謝状をいただきました。
 本県から提供する木材量は、約140立方メートル(一般住宅7棟分程)と63自治体の中でも最大規模です。世界の多くの人々が集まる施設に、長良スギ、東濃ヒノキに代表される良質な県産木材が活用されることは、まさに「“ひのき”舞台に立つ」大変光栄なことです。
今後も、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催をにらみ、あらゆる機会を捉えて本県の魅力を世界にPRしていきたいと思います。

※選手村ビレッジプラザ
メディアセンター、カフェ等の飲食施設、花屋・雑貨店等の物販施設からなる、大会期間中の各国選手やメディアなどの生活を支える施設

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