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岐阜県内の企業・経済団体、観光・宿泊業者、農業関係者、金融機関、大学など、約90団体・個人の賛同を得て、本日、岐阜・ベトナム友好協会が設立されました。
昨年7月のトップセールス、昨年11月の総勢80名ものベトナムからのミッション団との交流を踏まえ、今後、投資・企業進出、農産物輸出、観光誘客、人材研修・教育交流など、多方面で更なる発展が期待されます。
これまでは、ややもすると行政主導の取組みでしたが、今後、この岐阜・ベトナム友好協会が中心となって、オール岐阜県での交流が進むことを期待しています。
岐阜県には世界遺産がいくつあるかご存じですか。
ユネスコ世界文化遺産の「白川郷合掌造り集落」、手漉き和紙技術がユネスコ無形文化遺産に登録された「本美濃紙」、国際かんがい排水委員会の世界かんがい施設遺産に登録された「曽代用水」、そして、昨年12月にFAO(国際食糧農業機関)の世界農業遺産に認定された「清流長良川の鮎」の4つです。
これに加え、今年11月にユネスコ無形文化遺産登録審査を控えている高山祭・古川祭・大垣祭の「山・鉾・屋台行事」、来年夏にユネスコ世界記憶遺産登録が期待される「杉原リスト」と、4か所の遺産候補があります。
今日は、こうした8つの「世界が認めた岐阜の遺産を語る会」を開催しました。
世界遺産の権威である武内和彦国連大学上級副学長、木曽功内閣官房参与に参加いただいたトークショーでは、これらの遺産をストーリーでつなぎ、一連のシステムとして活用していくことの重要性が指摘されました。
また、これらの遺産を有する市町村と県で、「岐阜県『世界に誇る遺産』連合」を設立しました。
今後、それぞれの遺産に更に磨きをかけるとともに、これらをつなぎ、連携して発信することで、「清流の国ぎふ」の魅力を国内外に強力にアピールしていきたいと思います。
今日、平成27年国勢調査の速報値が公表されました。
岐阜県の人口は203万2,533人、5年前と比べて約5万人もの減少となりました。
このままのペースで減少が続けば、約25年後には158万人にまで減少すると推計されています。
本県では、平成21年、「人口減少社会への挑戦」をテーマとする県長期構想を策定し、人口減少問題に取り組んできました。
今年度12月末までの県内移住者数が797人と過去最高を更新、今年度上期の製造業工場立地件数が全国6位の21件ということで、本県への人や企業の流れができつつあるなど、明るい兆しもありますが、手を緩めるわけにはいきません。
昨年秋に策定した「『清流の国ぎふ』創生総合戦略」に基づき、引き続き、人口減少問題に正面から取り組んでまいります。