平成24年4月20日更新
環境省が実施している調査研究報告によれば、今後のスギ・ヒノキ花粉の飛散状況及び終息時期は以下のとおりです。
1. 今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は、昨年に比較して全国的に少ないものの、地域による飛散量のばらつきが大きくなっています。
2. スギ花粉の飛散については、九州と中国地方の一部・四国地方では少ないながら飛散が続いておりますが、まもなく終息するものと見込まれます。近畿地方及び東海、甲信、関東地方南部では、一部で非常に多い飛散となっている地域もありますが、4月中にほぼ終息すると見込まれます。北陸、関東地方北部及び東北地方では、5月上旬に終息すると予測されます。
3. ヒノキ花粉の飛散については、九州と中国、四国地方では一部で非常に多い状態が継続していますが、4月中に終息すると見込まれます。近畿地方及び東海、北陸、甲信、関東、東北地方は5月上旬まで飛散が続く見込みです。
詳細はこちらから【環境省報道発表資料H24.4.19】(外部リンク)
環境省の花粉飛散量等に関する報道発表資料(H24年シーズン)
・平成24年春の花粉飛散予測(第2報)について【環境省報道発表資料H24.1.27】(外部リンク)
・平成24年春の花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)について 【環境省報道発表資料H23.12.27】(外部リンク)
花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉が原因のアレルギー疾患です。花粉という異物から身を守ろうとする免疫反応の一種で、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、充血、涙が大量に出るなどの症状がみられます。 さらに症状が強くなると、喉のかゆみ、咳、頭痛などのかぜに似た症状が出てきます。
症状が起こる時期は人によってまちまちです。花粉が飛び始めると、すぐに症状が出てくる人もいれば、花粉がたくさん飛ばないと症状が出てこない人もいます。症状の強さも同様に、軽症の人もいれば重症の人もいます。その年に飛散する花粉の量によって、症状の強さが変わりますので、花粉の飛散の少ない年には、花粉症の症状が全く出ない人もいます。
近年の花粉飛散量は多くの地域において増加しており、平成24年春も半分以上の地域で、花粉症に対し十分な注意が必要な2000個/cm2を超える飛散になると予測されます。このため、前シーズン比や例年比での増減に関わらず、予報に基づいた早めの花粉症予防対策等が必要と考えられます。
花粉は11月〜1月を除いてほぼ一年中飛散しているものです。花粉の主な飛散時期については次のとおりです。
| スギ、ヒノキ科 | 2月〜5月頃 |
| イネ科 | 3月〜11月頃 |
| ヨモギ属 | 9月〜10月頃 |
| ブタクサ属 | 8月〜10月頃 |
| カナムグラ | 9月〜10月頃 |
| ハンノキ属 | 1月〜5月頃 |
眼鏡やマスクを装着すると、非装着時と比べて眼や鼻に入る花粉の数を半分以下に抑えることができます。
【マスク】
花粉がよく取れること、息がしやすいこと、価格等を考慮すると、不織布製のマスクは安価で性能がよいものが多く、使い捨てにするのが衛生的に奨められます。花粉症用のものは、顔とマスクの隙間をなくすなどさらに花粉の侵入を減らしますが、使い勝手のよい一般的なものでも効果があります。
【メガネ】
着用に違和感のない花粉症用メガネも販売されていますが、通常のメガネを使用するだけでも、メガネをしていないときより眼に入る花粉の量は半分以下になります。花粉症用のメガネは、眼に侵入する花粉を、メガネをしていないときより10〜20%に抑え、症状を抑制するとも言われています。
コンタクトレンズを使用している人は、花粉がレンズと結膜の間で擦れるので、花粉飛散時期だけでもメガネに変えた方がよいと考えられています。
【衣類】
羊毛製の衣類は、花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすいので、服装にも注意が必要です。
【帰宅時】
上着は玄関先ではたくなど衣類に付着した花粉を払い落とし、帰宅後は、うがい、手洗い、洗顔を励行しましょう。
ただし、時には眼や鼻の周りに付いた花粉がそれぞれ侵入し、かえって症状が悪くなることもありますので注意が必要です。症状がひどくなる場合は、専門医に相談してください。
【その他】
風の強い晴天の日など、花粉の大量飛散日には窓を開けっ放しにせず、洗濯物や布団は外に干さないか、外に干した場合は、よくはたいて付着した花粉を払い落としてから取り込みます。
直接の予防ではありませんが、規則正しい生活を送り、ストレスをためないこと、花粉飛散の季節前にかぜをひくと粘膜の上皮が破壊され花粉症の症状がひどくなる場合もありますので、かぜをひかないように注意することも必要です。
また、粘膜を傷つけるタバコは避け、お酒の飲み過ぎなども鼻閉を悪化させる可能性がありますので注意が必要です。
花粉飛散の開始前や開始とともに、または症状が少しでもあらわれた時点で薬物療法を開始すると、症状の重症化を抑えられると言われています。